マットレスの使い方・手入れ方法 PR

マットレスの正しい使い方|敷布団はいらない?敷き方や順番を解説

マットレスの使い方【床・ベッドで使う場合や最低限必要なアイテムは?】

「マットレスの正しい使い方がわからない」
「マットレスの上に敷く順番は?」

ベッドマットレスはどんな使い方をすれば快適な睡眠ができるのか、本当に正しい使い方はどれなのか、あまり知られていません。

そこで今回はマットレスの正しい使い方やマットレスの上に敷く正しい順番などを解説します。三つ折りマットレスや高反発マットレスなどの使い方も紹介するので、自分のマットレスをチェックしてみてください。

助手
助手
マットレスの正しい使い方を徹底的にまとめました!
教授
教授
マットレスは正しい使い方をすると、寝心地や睡眠の快適さが格段に違ってくるんじゃ。
この記事で分かること
  • マットレスの正しい使い方
  • 敷く場所別の使い方
  • マットレスのやってはいけない使い方
  • ベッドマットレスに最低限必要なアイテム

マットレスの正しい使い方!敷く順番を解説

まずはベッドマットレスの正しい使い方をご紹介します!マットレスを使う時、敷きパッドやシーツの順番に悩まれる方が多く見受けられます。

ですが、実際は非常に簡単で、次の順番に敷いていけばOKです。

  1. 除湿シート
  2. マットレス本体
  3. トッパー
  4. マットレスプロテクター
  5. ベッドパッド
  6. シーツ(カバー)
  7. 敷きパッド

図にすると、次のようなイメージで下から敷いていきます。

この順番になるのは、それぞれのアイテムに次のような意味(目的)があるからです。

アイテム 使用目的 敷く順番
敷きパッド 肌触りや温度の調整 最後(上)







最初(下)
シーツ(カバー) マットレスの汚れを防ぐ
ペッドパッド 寝心地アップ、マットレス保護(寝汗から守り手入れを楽にする)
マットレスプロテクター 汚れを防ぐ、マットレス保護(寝汗から守り手入れを楽にする)
トッパー 寝心地改善
マットレス本体 寝心地を大きく左右
除湿シート カビを防ぐ

しかし、必ず全てのアイテムを使う必要はありません。

快眠を得るために、必要最低限なアイテムは次に記載しています。

シーン別のマットレスの使い方・敷き方

マットレスの使い方・敷き方【敷く場所別(床・フローリング・畳/ベッド)】マットレスの使い方は敷く場所によっても変わってきます。

『床・畳・フローリングに敷く場合』『ベッドに敷く場合』それぞれの使い方を詳しくみていきましょう。

床・畳・フローリングにマットレスを敷く場合の使い方: 適切な配置と注意点

エマ・敷布団プレミアムのメリットマットレスはベッドの上に敷くというイメージが強い方もいるかもしれませんが、床や畳、フローリングに敷いても使えます。

(※ただし、20cmあるような分厚いベッドマットレスは床に敷くように作られていないので、ベッドを使った方が良い寝心地で寝ることができます。)

畳、フローリングなどの床に敷く場合の使い方としては、マットレスの下にカビが生えないようにするのがポイントです。

教授
教授
マットレスをフローリング・畳等の床に直置きすると、寝汗がベッドマットレスを通って床まで到達してしまい、その滞留が原因でカビてしまうことがあるのじゃ。

また、フローリングに直置きするとマットレスとフローリングの温度差で結露ができてしまい、そこからカビが発生するということも起こります。

ですので、カビ対策のために次のいずれかの対応をする必要があります。

床でマットレスを使う場合、次のどれかで対策する
  • 敷きパッドやマットレスプロテクターを使う
  • 除湿シートを敷く
  • 床置きすのこベッドを使う
  • アルミシートを敷く

マットレスを直置きする際の注意点については、次の記事にまとめているので合わせてご覧ください。

マットレスの直置きはどう?デメリットとおすすめアイテムを紹介 「マットレスを直置きするとカビが心配・・・」 「直置きするとおしゃれに見えない」 マットレスを床や畳に直置き...

カビ対策については次の記事を参考にしてみてください。

自宅でできるマットレスのカビ取り方法!NG方法や予防対策もマットレスのカビ取り方法と、カビ予防ができる防止対策について有効なものだけを徹底的に解説していきます。 マットレスのカビに悩んでいる方は、具体的な解決方法を提示していきますので、参考にしてみてください。...

ベッドにマットレスを敷く場合の使い方・敷き方

マットレスをベッドに敷く使い方をするのであれば、ベッドフレームのタイプによってはカビ対策をする必要があります。

ベッドフレームのタイプは、大きく次のように分けられます。

  • 箱型タイプ
  • 脚付ノーマルタイプ
  • ダブルクッションタイプ
  • すのこタイプ
ベッドフレームタイプ イメージ
箱型タイプ 出典:amazon.co.jp
脚付ノーマルタイプ 出典:amazon.co.jp
ダブルクッションタイプ 出典:amazon.co.jp
すのこタイプ 出典:amazon.co.jp

※参考:ベッドフレームのおすすめランキング【有名メーカーから格安まで】

この中で、通気性が悪いのは箱型タイプです。

箱型タイプの場合は、次のカビ対策をしましょう。

箱型タイプのベッドに敷く場合は次のカビ対策をする
  • 敷きパッド・ベッドパッドを敷く
  • 除湿シートを敷く
  • アルミシートを敷く
助手
助手
箱型タイプ以外はカビ対策はいらないんですか?
教授
教授
箱型タイプ以外は、2週間に一回程度マットレスを立て掛けて陰干しするくらいで良いのじゃ。

ベッドフレームを探している場合は、以下の記事を参考にしてみてください。

2024年最新!ベッドフレームおすすめランキング【安いベッドからおしゃれな有名メーカーまで】 「ベッドフレームってどうやって選べばいいの?」 「質の良いベッドがほしいけど、できればコストも抑えたい」 「先のことも考...

折りたたみ(三つ折り)マットレスの使い方: 収納と使用方法

折りたたみ(三つ折り)マットレスは使い方としては、基本的には床に直接敷けばOKです。

その際に、以下の点に注意しましょう。

  • 敷きっぱなしにしない
  • 折り目が気になる場合は、ベッドパッドや敷きパッドも検討する
  • 厚みは8cm以上が望ましい

折りたたみマットレスはウレタン素材でできているものがほとんどなので、敷きっぱなしにするとカビが生える可能性が高いです。

使っていない時は、押入れやクローゼットにしまったり、部屋の隅に折りたたんで置いておくようにしましょう。

また、折りたたみ(三つ折り)マットレスは、寝ている時に折り目部分に違和感を感じて寝心地が悪くなる場合があります。そんな時は、ベッドパッドや敷きパッドを敷いてフラットな状態にすると良いでしょう。

厚みが8cm未満のマットレスでは、底つき感があり、腰に負担がかかる場合がありますので、しっかり厚みがある物を選んでください。

折りたたみマットレスが気になる場合は、次のおすすめランキングも参考にしてみてください。

折りたたみ(三つ折り)マットレスおすすめランキング!失敗しない選び方 「折りたたみマットレスのおすすめはどれ?」 「三つ折りマットレスは収納力が高いのは魅力だけど、どれを選べば良いか分からない...

コイルマットレスの使い方

コイルマットレスの使い方コイルマットレスの使い方としては、基本的にはベッドフレームの上に敷くようにしましょう。

コイルマットレスを床に直置きしてしまうと、中に湿気が溜まりやすくなり、コイル(スプリング)が錆びて折れたりしてしまう可能性があるからです。

希に薄型のコイルマットレスがありますが、薄型の場合は比較的軽いのでこまめに陰干しすれば直置きでも良いでしょう。

しかし、15cm以上の分厚いコイルマットレスの場合は、ベッドフレームを使った方が無難です。

高反発マットレスの使い方

高反発マットレスは、一般的に以下の素材で出来た商品を指すことが多いです。

高反発マットレスの代表的な素材 代表的なマットレスメーカー
高反発ウレタン素材高反発ウレタン素材 西川エアー
モットン
マニフレックス
ファイバー素材ファイバー素材 エアウィーヴ
エアリーマットレス
ブレスエアー

高反発マットレスは、厚みによって使い方を変えるのがおすすめです。

厚み 使い方
8cm以上 ・床に直接敷く
・ベッドに敷く
7cm以下 ・トッパーとして使う

8cm以上であれば床に直接敷くか、ベッドに敷いて寝れば問題ありません。しかし、7cm以下の高反発マットレスは、そのまま寝ると底つき感が出やすいです。

そのため、手持ちのマットレスの寝心地を改善するトッパーとして使うのがおすすめです。

さらに詳しい高反発マットレスの使い方は以下をご覧ください。

高反発マットレスの正しい使い方【ベッドの上に敷く?布団の上に敷いてもいい?】高反発マットレスの使い方で、次のような疑問を持ったことがある人も多いと思います。 「高反発マットレスは敷布団の下に敷いた方が良...

凹凸加工のマットレスの使い方

点で体を支える西川ムアツ布団

引用:nishikawa-store.com

西川のAIRムアツなど、一部のマットレスでは凹凸の加工がされており、体圧分散に重要な役割をになっていますので、こういった加工がされているマットレスでは、トッパーや厚手のマットレスパッドなどは、マットレスの性能が発揮できない場合があるので、使わない方が良いでしょう。

マットレスの上に敷布団はいらない

出典:amazon.co.jp

マットレスでよく間違いがちな使い方としては、マットレスの上に分厚い敷布団を敷いて寝てしまうことです。

日本人は敷布団で寝る文化があるため、マットレスの上に敷布団を敷いて寝てしまう人も多いですが、これはやってはいけない間違いです。

マットレスの上に敷布団を敷いてしまうと、せっかくのマットレスの寝心地を著しく阻害してしまいます。

次の記事でも詳しく解説しています。

マットレスの上に敷布団は必要なし!敷くものは5つマットレスの上に敷布団を敷いて寝るのはNGです。マットレスの上に布団を敷くとなぜNGなのか、その理由を3つ解説します。また、代わりに敷くものは何なのかも分かりやすく解説します。...

もし、敷布団を敷くのであれば、順番はベッドマットレスの下です。

次のように、敷布団の寝心地がイマイチな時にその上に薄型のマットレスを敷いて寝心地を改善するというのが正しい使い方になります。

マットレスと敷布団を敷く順番
助手
助手
なんでベッドマットレスの上に敷布団を敷いてはいけないんですか?
教授
教授
マットレスの寝心地が台無しになる、カビが生えやすくなるといった理由があるぞい。

マットレスの上に敷布団を敷いていけない理由については、次の記事で詳しく解説しています。

マットレスの上に敷布団は必要なし!敷くものは5つマットレスの上に敷布団を敷いて寝るのはNGです。マットレスの上に布団を敷くとなぜNGなのか、その理由を3つ解説します。また、代わりに敷くものは何なのかも分かりやすく解説します。...

寝心地をアップしたいなら敷パッドやトッパー

寝心地をアップするために敷くのであれば敷布団ではなく「敷きパッド」や「トッパー」を敷くようにしましょう。

トッパーとは・・・
薄いマットレスのことで、マットレスの上に敷いて寝心地をアップする目的で使われる。

次の記事でマットレストッパーについて詳しい解説とおすすめアイテムを紹介しています。

マットレストッパーおすすめランキング10選と選び方【ニトリのトッパー含めて紹介】 「マットレストッパーのおすすめはどれ?」 「トッパーで手持ちのベッドマットレスの寝心地を改善したい・・・」 マットレストッパーは...

低反発マットレストッパーは基本的にNG

低反発ウレタンは、腰痛が悪化する可能性があるので推奨していません
ただし、柔らかい低反発の寝心地が好きな方や、体重の軽い方には適している場合があります。また、硬すぎるマットレスの上に敷き寝心地改善のために使用するのは良いでしょう

マットレスに最低限必要なものは?

マットレスにはパッドやプロテクターなど最低限どのアイテムが必要?これからマットレス周辺のアイテムをそろえる場合、最低限快眠に必要なものはどれなのでしょうか?

当サイト、マットレス大学では次のアイテムをおすすめします。

マットレスに最低限必要なアイテム

  • 「マットレスプロテクター」もしくは「敷きパッド」

多くの人がシーツ(カバー)を優先して買うのですが、なによりも優先していただきたいのはマットレスプロテクターか敷きパッドです。

イメージ
マットレスプロテクター マットレスプロテクター
敷きパッド 敷きパッド

なぜなら、寝る時に発生する汗がマットレスに浸透するのを避ける機能が高いからです。

人は寝る時に200ml(コップ一杯分)ほどの汗をかくと言われています。

つまり、コップ一杯の水分を毎晩マットレスにかけ続けているのと同じ意味になります。

これほどの汗の量はシーツ(カバー)ではガードしきれず、大半がマットレスに染み込んでマットレスの老朽化を早めてしまうのです。

寝汗からマットレスを保護するには、「敷きパッド」もしくは「マットレスプロテクター」がベストアイテムです。

次の記事も合わせてご覧ください。

マットレスプロテクターのおすすめ厳選4つ【防水は必須?ニトリにも売ってる?】マットレスプロテクターは、最近世間にも浸透し始めたベッド保護アイテムですが、次のような疑問がある方も多いと思います。 「マット...
ベッドパッドと敷きパッドの違い・使い方【マットレスに両方必要?シーツとの順番は?】 「敷きパッドやベッドパッドってマットレスに必要なの?」 「そもそも、敷きパッドとベッドパッドの違いが分からない・・」 「...

ただ、敷きパッドやマットレスプロテクターはそれなりに高額なものが多いです。

もし、あまりお金をかけたくない場合も、そのままマットレスに寝るような使い方は避け、シーツ(カバー)は必ずつけておくようにしましょう。

マットレスカバーのおすすめ4選【シーツは必要?三つ折りの場合はどうしてる?】マットレスカバー(シーツ)のおすすめを目的別にご紹介しています。そもそもマットレスカバーは必要なのか?という点も分かりやすく解説しているのでカバーやボックスシーツ選びに迷っている方は参考にしてみてください。...

マットレスカバーの使い方

マットレスカバーの使い方マットレスそのものに付いているカバーの使い方を説明します。

マットレスカバーが外せるタイプ

マットレスカバーが外せるタイプ

マットレス購入時から付いている、おしゃれなカバーでも外せる物もあります。

このタイプは洗える場合が多いので、洗濯表示のタグが有れば参考にして洗濯します。無い場合は、メーカーに問い合わせてみてください。

マットレスカバーが外せないタイプ

ベッドマットレスのカバーは、外せないタイプが多いです。

画像のように、ベッドカバーのみで使うと汚れやシミで不衛生になり見た目も変色して悪くなってしまします。

マットレスには、ベッドパッドやシーツを必ず付けて使用してください。おすすめなのは、購入と同時に「マットレスプロテクター」を被せることです。こうする事で長くキレイな状態で使う事ができます。

マットレスプロテクターのおすすめ厳選4つ【防水は必須?ニトリにも売ってる?】マットレスプロテクターは、最近世間にも浸透し始めたベッド保護アイテムですが、次のような疑問がある方も多いと思います。 「マット...

マットレスカバーにはシーツを付ける

マットレスには、最低でもシーツは付けて使ってください。

シーツも素材や形状など様々なので生活に合ったものを選ぶようにしてください。詳しくは下記記事にて説明しています。

おしゃれで機能的なベッドカバー&シーツおすすめ7選! 「ベッドカバーを選ぶときのポイントは?」 「おしゃれなベッドカバーを知りたい…」 マットレスを汗やゴミなどか...
【つい後回し】シーツはどのくらいの頻度で洗いますか?シーツの洗濯頻度に関するアンケートを男女700名にアンケート実施! 「シーツはどのくらいの頻度で洗えばいいの?」 「他の人はシーツをどれくらいの頻度で洗っているのか知りたい…」 ...

【マットレスの種類別】布団乾燥機の使い方

マットレスへ布団乾燥機を使いたいという方も多いと思います。布団乾燥機は高温になるため、素材ごとに使い方を変えましょう。

マットレス素材 布団乾燥機の使い方
高反発ウレタン高反発ウレタン素材 40℃程度なら大丈夫な場合が多いです。
ウレタンが変形する可能性があるため、使用は1時間程度に留めることをおすすめします。
事前にメーカーに確認しましょう。
低反発ウレタン低反発ウレタン素材 40℃度程度なら大丈夫な場合が多いです。
ウレタンが変形する可能性があるため、使用は1時間程度に留めることをおすすめします。
事前にメーカーに確認しましょう。
ラテックスラテックス素材 熱に強い素材です。ただし、事前にメーカーに確認することをおすすめします。
ボンネルコイルボンネルコイル素材 スプリング部分は熱に強いです。ただし、表面にウレタンが入っているものはウレタンマットレスと同様扱いをしましょう。
ポケットコイルポケットコイル素材 スプリング部分は熱に強いです。ただし、表面にウレタンが入っているものはウレタンマットレスと同様扱いをしましょう。
ファイバーファイバー素材  40℃程度なら大丈夫な場合が多いです。
ファイバー素材が変形する可能性があるため、使用時間は
メーカーに確認ください。

表にもあるように、布団乾燥機を使う場合は、基本的には「使って良いかどうか」「何℃以下で使うべきか」をメーカーに確認をした方が良いです。

マットレスは熱に弱い素材を使っている場合が多いため、寝心地が変わってしまう可能性がある点には注意しましょう。

マットレスの使い方まとめ

マットレスの正しい使い方は以外に世間には浸透しておらず、間違った使い方をしている人が多く見受けられます。

そのアイテムの目的がちゃんと分かると、正しい使い方も見えてきます。

教授
教授
ここで紹介した正しいマットレスの使い方を参考に、快適な睡眠ライフを送れるアイテムを揃えてみるようにするのじゃ!
マットレス選びで迷ったらどうすればいい?

当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。

    

ABOUT ME
マットレス大学編集部
日本最大級の寝具情報メディア「マットレス大学」編集部。数十種類以上のマットレスを実際に使用した担当者が記事作成・監修。 全ての人々の睡眠の質が少しでも良くなるように、マットレスや枕などの寝具に関する情報を分かりやすく発信していきます。