「ボンネルコイルマットレスってどんな特徴があるの?」
「寝心地が良いおすすめのボンネルコイルマットレスを知りたい」
マットレスの中に硬銅線で作られたらせん状のバネ(コイルスプリング)が入っている寝具のことをスプリングマットレスと言います。スプリングベッドには、「ボンネルコイルマットレス」と「ポケットコイルマットレス」があり、構造や寝心地が異なります。一見似たように見えるため、どちらを選べば良いのかわからないと迷うことも。
そこで今回は、ボンネルコイルマットレスの特徴やメリット・デメリット、合わせてポケットコイルとの違いも解説していきます。ボンネルコイルマットレスの選び方も解説しているので併せてチェックしてみてください。
- ボンネルコイルベッドマットレスの寝具としての特徴
- ボンネルコイルマットレスのおすすめ3選
- ボンネルコイルマットレスの選び方
- ボンネルコイルベッドマットレスのメリット・デメリット
目次
ボンネルコイルマットレスとは?
ボンネルコイルマットレスとは、上の画像のようにスプリングがひとつなぎになり、全面に繋がったベッドマットレスです。身体を面で支えるため、敷布団のような寝心地が特徴。また硬めなので寝返りが打ちやすいのもメリットです。
ボンネルコイルの特徴
ここからはより詳しくボンネルコイルの特徴を解説していきます。3つあるので確認しておきましょう。
寝心地は硬め
ボンネルコイルマットレスの大きな特徴として、寝心地が硬めということが挙げられます。
これは、コイルがベッド全体で繋がっているので、マットレス全体が1つのバネの役割のようになっており、体圧分散性が低いので寝心地を硬く感じてしまうのです。
基本的にボンネルコイルマットレスは、畳の上に敷布団を敷いたような硬さの寝心地というのが一般的なイメージです。
表面に柔らかい詰め物を入れることによって、柔らかさを実現しているものもありますが、大体のものは硬いと思っておいた方が良いでしょう。
特に価格が安いもの(1〜2万円)は、「畳の上に直に寝ている」というくらい硬い寝心地のものもあり、注意が必要です。
一方で、ポケットコイルマットレスは柔らかく寝心地の良いものが多いです。
面で支えるスプリング
ボンネルコイルマットレスは、スプリングが独立しておらず全体で繋がっているので、体を面で支えている作りになっています。そのために、体圧分散が苦手です。
ただし、面で支える分一つのコイルにかかる負担は少なく、耐久性が高いのが魅力です。しっかりメンテナンスを行えば、10年以上使えるものもあります。
横揺れする
ボンネルコイルマットレスは、スプリングが全面で繋がっているため、振動が伝わりやすく、横揺れしやすいです。
横に寝ている人がいると、振動が伝わるので、気になる場合があります。
ボンネルコイルとポケットコイルの違いは?
コイルスプリングが入っているスプリングマットレスは、ボンネルコイルマットレスの他にポケットコイルマットレスもあります。ボンネルコイルマットレスが連なって面で支えるのに対し、ポケットコイルはスプリングが一つひとつ独立しているのが大きな違いです。
上の画像のように身体を点で支える構造になっているため、身体の凹凸に対応して体圧が集中するのを防ぎます。比較的柔らかいタイプですが、コイル数が多いと硬めです。
ボンネルコイルとポケットコイルはそれぞれ特徴が異なります。違いを表にまとめました。
項目 | ボンネルコイル | ポケットコイル |
---|---|---|
寝心地 | ||
体圧分散 | ||
横揺れの無さ | ||
耐久性 | ||
通気性 | ||
価格 |
このように、価格面と耐久性以外ではポケットコイルマットレスが圧倒的に優位です。機能面を考えると、ポケットコイルマットレスはほぼデメリットがありません。価格の高さだけが唯一のデメリットなので、総合的に判断するとポケットコイルの方が良いでしょう。
さらに詳しいポケットコイルとボンネルコイルの違いは次の記事を参考にしてみてください。
ボンネルコイルマットレスのメリット・デメリット
上の特徴を踏まえ、ボンネルコイルマットレスのメリット・デメリットをそれぞれ3つずつ解説します。
ボンネルコイルマットレスのメリット3つ
ボンネルコイルマットレスの特徴を見ると、ポケットコイルの方が良いのでは?と感じる方も多いと思いますが、ボンネルコイルにもメリットがあります。
3つのメリットをご紹介します。
耐久性が高い(寿命が長い)
ひとつひとつ独立したコイルであるポケットコイルと比べると、ボンネルコイルは全面が繋がっている分、非常にへたりにくく、耐久性に優れているのがメリットです。
通気性が良くカビにくくダニも住みつきにくい
そのため、ウレタンマットレスなどとは違って、カビにくいというメリットがあります。
また、ダニが好むような多湿になることもないため、ダニが住みつきにくい構造でもあります。
比較的安く買える
ポケットコイルマットレスは、品質の良いものを買おうとすると10万円以上することがほとんどですが、ボンネルコイルは高品質でも、5万円〜10万円で買えるものも多く、コスト重視の人には大きなメリットと言えます。
ボンネルコイルマットレスのデメリット3つ
ボンネルコイルマットレスには、当然デメリットもあります。
大きなデメリット3つをまとめました。
複数で寝ていると振動が気になる
そのため、例えば夫婦で寝ていて、パートナーが動くとその振動がベッド全体に広がり自分にもモロに伝わるというデメリットがあります。
体圧分散が苦手なので寝心地があまり良くない
そういった寝心地に慣れている人や、その方が寝れるという人には良いかもしれませんが、一般的にはあまり良い寝心地とは言えません。
寝心地を求める場合は、ウレタン高反発マットレスやポケットコイルマットレスをおすすめします。
デメリット③音が気になる
ボンネルコイルマットレスはスプリングのギシギシといった音がする場合が多いです。
寝返りや動くたびにギシギシと音がするため、気になって仕方がないという人も多いはずです。
ボンネルコイルマットレスの選び方
ボンネルコイルマットレスを選ぶ上で、気をつけたい選び方は3点です。
- 寝心地は硬すぎないか
- 横揺れは気にならないか
- ボンネルコイルの弱点を克服した高密度連続スプリング・ポスチャーテックを選ぶ
上記、3つの選び方について詳しく解説しましょう。
寝心地は硬すぎないか
とくに、80kg以下の方には硬すぎると感じてしまうかもしれません。
実際に寝心地を確かめてみて、本当に硬さが合っているか確認してみること、他のベッドマットレスと寝比べてみることが重要です。
横揺れをチェック
揺れが全体に伝わりやすいと、複数人で寝ている時に誰かが起きた時に揺れで起こされたりしてしまうので、ストレスに繋がるかもしれません。
ボンネルコイルの弱点を克服したモデルを選ぶ
それが、次の2つです。
- 高密度連続スプリングマットレス
- ポスチャーテックコイル
ボンネルコイルを選ぶなら、これらの2種類から選ぶのが圧倒的におすすめです。
高密度連続スプリングマットレス
ポスチャーテックコイル
こちらも、ボンネルコイルマットレスの弱点を見事に克服しています。
ボンネルコイルマットレスのおすすめランキングベスト3
寝心地の良いボンネルコイルのおすすめ3選をご紹介します。
適度な硬さで寝心地も良い上に、通気性も良く、価格もリーズナブルなので、良いマットレスを安く購入したいという方にもおすすめできます。
また、厚みも20cmと十分あるので、ベッドマットレスとしての高級感もあります。
スプリング部分だけでなく、側生地もジャガード織りを採用しており、上部な作りで耐久性も抜群で長く愛用できるボンネルコイルマットレスになります。
素材 | 高密度連続スプリング |
---|---|
価格 | シングルサイズ:41,100円 セミダブルサイズ:50,880円 ダブルサイズ:60,530円 |
厚み | 20cm |
ボンネルコイル従来の弱点である、体圧分散、横揺れを克服しているにも関わらず、非常にリーズナブルなのが特徴です。
さらに、日本の高温多湿という風土、日本人の筋肉のつき方を計算して作られており、日本人だけに向けて作られたと言っても過言ではないほどの日本仕様のマットレスです。
厚みが16cmなので少々薄型ですが、それ以外の点では価格以上のスペックを備えています。
素材 | 高密度連続スプリング |
---|---|
価格 | シングルサイズ:35,910円 セミダブルサイズ:41,310円 ダブルサイズ:45,810円 |
厚み | 16cm |
ポスチャーテックが採用されており、荷重の強さによって反発力を変えてくれるので体圧分散に優れています。
理想の寝姿勢を維持することができ、ボンネルコイルの弱点である寝心地の悪さも見事に克服しています。
25cmとこの価格帯のベッドマットレスとしては、極厚なので見た目も豪華に見えるのも魅力のボンネルコイルマットレスです。
素材 | ポスチャーテック |
---|---|
価格(税込) | シングルサイズ:55,000円 セミダブルサイズ:66,000円 ダブルサイズ:77,000円 |
厚み | 25cm |
おすすめのボンネルコイルマットレス
上の3つのマットレスの他にもおすすめのボンネルコイルマットレスはたくさんあります。ここでは、特におすすめの2つを紹介します。
【三つ折り可能】フランスベッド フォールドエア
素材 | 高密度連続スプリング |
---|---|
価格(税込) | シングルサイズ:32,800円 |
厚み | 11cm |
ボンネルコイルマットレスでは珍しい三つ折りにできるマットレスです。スプリング自体は、マルチラススーパースプリングと同じ、高密度連続スプリングを使っており、品質も良いです。特に三つ折りできるものは珍しく、ボンネルコイルマットレスをコンパクトに使いたいという方にはおすすめです。
【コスパが魅力】ニトリ ボンネルコイルマットレス
素材 | ボンネルコイル |
---|---|
価格(税込) | スモールシングルサイズ:11,990円 シングルサイズ:13,990円 セミダブルサイズ:17,990円 ダブルサイズ:22,990円 |
厚み | 16cm(マットレスのみの厚さ) |
コイル数 | セミシングルサイズ:256個 シングルサイズ:320個 セミダブルサイズ416個 ダブルサイズ:480個 |
ニトリ脚付きボンネルコイルマットレスは、リーズナブルな金額が魅力です。脚には天然木を使い温かみのあるマットレスとなっています。
ソファーとしても使えて、使い勝手が良いマットレスです。
激安のボンネルコイルマットレスはおすすめできない
シングルサイズが1万円以下の激安で買えるボンネルコイルマットレスは、以下の点であまりおすすめはできません。
- 体圧分散性が著しく低い傾向にある
- 耐久性が低い
安すぎる激安ボンネルコイルベッドマットレスは、使っている素材も安価の場合が多めです。体圧分散性が低く、腰や背中に圧迫感を感じることもあるので要注意。
また、低品質の素材ですと必然的に耐久性も弱くなり、1年で使えなくなるという可能性も。安すぎるマットレスは基本的にあまり積極的にはおすすめできません。
寝心地のいいボンネルコイルベッドマットレスを選ぼう
ボンネルコイルベッドマットレスは、面で体を支えるためポケットコイルマットレスに比べて寝心地が悪いと感じる方もいるかもしれません。しかし、高性能のモデルもあるのでチェックしてみましょう。今回の記事を参考に、自分にぴったりのマットレスを選んでみてください。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。