
「洗えるマットレスって興味あるけど、寝心地とかは実際どうなの?」
「どのファイバーマットレスがおすすめなの?」
高反発ファイバーマットレス(エア系)はエアウィーヴやエアリーマットレス等に代表される、マットレスの中でも珍しい「洗える」タイプです。
「マットレスが洗えるのは魅力的だけど、寝心地やメリット・デメリットなどが気になる」という方は多いと思います。
ここでは、洗える高反発ファイバーマットレスの良い点・悪い点や、おすすめ製品をランキング形式で詳しく紹介していきます。
- 洗えるマットレスの選び方と種類
- 洗えるファイバーマットレスのメリット・デメリット
- 洗えるファイバーマットレスのおすすめ
- ファイバーマットレスを実際に使っている人の評判
目次
洗えるマットレスの選び方
洗えるファイバーマットレスの選び方には、2つのポイントがあります。
洗えるマットレスの選び方
- 素材の種類で選ぶ
- 厚みで選ぶ
選ぶポイントについて詳しく解説します。
選び方①素材の種類で選ぶ
洗えるマットレスは、水に濡れても大丈夫なポリエチレン製の高反発ファイバー素材で出来ています。
しかし、同じポリエチレンで出来たファイバー素材でも以下のようにメーカーによって種類が異なります。
体重 | 品質 | 価格 | 開発メーカー |
---|---|---|---|
エアファイバー | ![]() | 高い | エアウィーヴ |
ブレスエアー | ![]() | 高め | 東洋紡 |
エアロキューブ | ![]() | 安い | アイリスオーヤマ |
エアウィーヴが開発したエアファイバーは耐久性も高く、体圧分散も優秀です。
しかし、アイリスオーヤマのエアリーマットレスに使われているエアロキューブは、それほど耐久性は高くありませんし、体圧分散性も高いとは言えません。
ただし、品質の良いファイバー素材は当然価格が高くなるので、予算とのバランスを見ながら選びましょう。
選び方②ファイバー中材の厚みで選ぶ
洗えるファイバーマットレスは、厚みによって用途が違います。厚みの違いによる用途は次のようになります。
ファイバーマットレスの厚み | 用途 |
---|---|
7cm未満 | ・マットレストッパー (手持ちのマットレスの寝心地改善) |
7cm以上 | ・一枚で床に直置きで使える ・ベッドフレームに敷いても使える |
15cm以上 | ・ベッドフレームに敷いて使う |
特に、7cm未満のファイバーマットレスは、一枚で床に直置きするには底つき感を感じやすいのでトッパーとして使うのが一般的です。
用途が決まっている場合は、該当する厚みから選ぶのが良いでしょう。
洗えるマットレス(ファイバー)のメリット
洗えるマットレスのメリットを確認しておきましょう。洗えるファイバーマットレスの良い点は、大きく分けると4点あります。
洗えるファイバーマットレスのメリット
- 洗えるので常にマットレスを清潔に使える
- カビに強い
- 高反発なので腰に負担がかからない
- 通気性がよく、夏場が涼しい
上記を詳しく解説します。
メリット①洗えるので常にマットレスを清潔に使える
ファイバーマットレスの最大の特徴であり、メリットと言えるのが『洗える』という点です。
マットレスは従来、丸洗いが難しいというのが常識でした。
例えば、ウレタンマットレスは水に弱いのでそもそも丸洗いできません。ポケットコイルやボンネルコイルも劣化させずに洗おうと思ったらクリーニング業者にお願いしなくてはいけなくなりますし、費用も1万円以上かかります。
このように、自宅で気軽に洗えるマットレスがない中で登場したのが、高反発ファイバーマットレス(エア系)です。
メリット②カビに強い
洗える高反発ファイバーマットレスに使われる中材は、ポリエチレンを細いチューブ状にしたものが複雑に絡み合って構成されています。

このファイバー素材はウレタンとは違って、空洞部分が多く通気性が抜群に良いのでカビが生える心配がほとんどありません。
メリット③高反発なので腰に負担がかからない
洗えるマットレスに使われる中材は、高反発ファイバー素材なので、寝返りがしやすいという特徴があります。
寝返りしやすいので、腰に負担がかかりにくいのがメリットです。これは、高反発ウレタンマットレスと同様に、反発力の高い素材のメリットと言えます。
メリット④通気性がよく、夏場が涼しい
洗えるファイバーマットレスは、中材に空洞部分が多く、通気性が抜群に良いので、夏場に蒸れるということがありません。
蒸し暑い夜でも、サラサラとした気持ちいい寝心地で眠ることができるのがメリットです。
洗えるマットレス(ファイバー)のデメリット
洗えるファイバーマットレスのデメリットは4点あります。
洗えるマットレスのデメリット
- ウレタン素材と比べると体圧分散が苦手
- ファイバー素材が熱に弱い
- 通気性が良すぎて冬は寒い場合がある
- 通気性が良すぎるのでおねしょ対策は必須
詳しく解説します。
デメリット①ウレタン素材と比べると体圧分散が苦手
洗えるファイバーマットレスは、マットレスの中でも体圧分散性が低い部類に入ります。
体圧分散性の高いマットレス素材はウレタンです。ウレタンは体圧分散が優秀で一点に負荷が集中しないので、適度な沈み込みにより良い姿勢で眠ることができます。
反対に、高反発ファイバーマットレス(エア系)は体圧分散が苦手な傾向があり、ちょっと固めの寝心地のものが多いのがデメリットです。
デメリット②ファイバー素材が熱に弱い
洗えるマットレスの中材に使われるファイバー素材は熱に弱いです。高温を当てると中材が変形してしまう恐れがあります。
洗う場合の水温も40度以上の温度を推奨されていないことがほとんどです。
ですので、高温が発生する湯たんぽや電気毛布、布団乾燥機などは基本的には使わない方が無難です。
デメリット③通気性が良すぎて冬は寒い場合がある
洗えるマットレスに使われるファイバー素材の構造上、風が通る隙間ができやすく通気性が抜群に良いです。
通気性の良さはメリットにもなるのですが、逆に冬には風通りが良すぎて寒く感じてしまうというデメリットにもなります。
エアウィーヴなどの高級マットレスの部類は風の通り道ができないほどに密度が高いので、寒さを感じにくいのですが、安いものだと特に隙間ができやすく、冬は寒いという製品が多いです。
そして上述のとおり、熱に弱く湯たんぽや電気毛布なども使えないため、かなり寒い思いをすることもあるので、その点はデメリットです。
デメリット④通気性が良すぎるのでおねしょ対策が必須
洗えるファイバーマットレスは通気性が良すぎてしまい、おねしょもマットレスを素通りしてしまういわばザル状態です。
フローリングや畳がおねしょで劣化してしまう可能性があります。
そこで、お子さんのマットレスにファイバー系のものを使うなら、除湿シートをマットレスと床の間に敷いてあげたり、防水シートをシーツの下に敷いてあげるようにしましょう。
洗えるファイバーマットレスのおすすめ比較ランキング6選
洗えるファイバーマットレスの中でも、良いもの悪いものはピンキリです。
当サイトとして、一押しの洗えるファイバーマットレスをおすすめ度順ランキング形式にてご紹介します。
洗えるファイバーマットレス1位 「エアウィーヴ スマートZ(折りたたみ・三つ折り)」
価格 | シングルサイズ:42,900円 セミダブルサイズ:51,700円 ダブルサイズ:60,500円 |
---|---|
素材 | エアファイバー ウレタンフォーム |
厚み | 9cm |
反発力 | 高 |
耐久性 | 高 |
こちらは厚みが9cmあり、一枚で使えるタイプになります。
あまり知られていないモデルですが、カバーも中材(エアファイバー部分のみ)もしっかり洗えます。三つ折りタイプで、収納力が高いというのも特徴です。
価格も比較的リーズナブルで買いやすいのも魅力ですね。
洗えるファイバーマットレス2位「エアウィーヴ スタンダードモデル」(トッパー)
価格 | シングルサイズ:66,000円 セミダブルサイズ:79,200円 ダブルサイズ:92,400円 |
---|---|
素材 | エアファイバー |
厚み | 6cm |
反発力 | 高 |
耐久性 | 高 |
洗えるファイバーマットレスで次に一押しがエアウィーヴのスタンダードモデルです。
一枚では使えませんが敷布団の上やマットレスの上に敷いて寝心地を改善するトッパータイプとして使うならこのモデルです。
両面が使えて、冬用、夏用に分かれているので、暑すぎたり、寒すぎたりすることもありません。
肩は柔らかめで、腰や足元にかけて標準の硬さに調整されており、体に負荷をかけないように、こだわった作りになってます。
洗えるファイバーマットレス3位「エアウィーヴ ベッドマットレス S01」
価格 | シングルサイズ:99,000円 セミダブルサイズ:112,200円 ダブルサイズ:125,400円 |
---|---|
素材 | エアファイバー |
厚み | 18cm |
反発力 | 高 |
耐久性 | 高 |
「洗えるベッドマットレスがあったらいいのになあ」
そんな声に応えるべく開発されたのが、この丸洗いできるベッドマットレスです。
自宅で丸洗いできるベッドマットレスはこのエアウィーヴのモデルしか今のところありません。
ベッドフレームに洗えるマットレスを敷いて、常に清潔に保ちたいという人はぴったりです。
洗えるファイバーマットレス4位「ブレスエアー 高反発プレミアム」
価格 | シングルサイズ:47,088円 セミダブルサイズ:112,200円 ダブルサイズ:125,400円 |
---|---|
素材 | ブレスエアー |
厚み | 18cm |
反発力 | 高 |
耐久性 | 高 |
東洋紡が開発した有名なエア系素材、ブレスエアーを採用した洗えるマットレスです。
ブレスエアー専門店が販売しており、品質は証明済み。
厚みも10cmと底つき感を感じずに一枚でも使えます。フローリングや畳に洗えるタイプのマットレスを使用したいという方にはぴったりのファイバーマットレスです。
洗えるファイバーマットレス5位「エアリーマットレス」(安い)

価格 | シングルサイズ:15,800円(税抜) セミダブルサイズ:19,800円(税抜) ダブルサイズ:22,800円(税抜) ※アイリスプラザでのみ返金保証付 |
---|---|
素材 | エアロキューブ |
厚み | 5cm |
反発力 | 高 |
耐久性 | 中 |
アイリスオーヤマ製の洗えるファイバーマットレスです。エアロキューブというアイリスオーヤマと、ブレスエアーの東洋紡が共同開発した素材を採用しています。
ブレスエアーと比べると若干耐久性は落ちますが、低価格帯の洗えるマットレスを探している人にはぴったりと言えます。よく、ミニマリストなどが好んで使用するマットレスです。
洗えるファイバーマットレス6位「無印良品 洗えるマットレス・固クッション」
価格 | シングルサイズ:49,900円(税込) セミダブルサイズ:59,900円(税込) ダブルサイズ:69,900円(税込) |
---|---|
素材 | ポリエチレン立体構造 |
厚み | 13cm |
反発力 | 高 |
耐久性 | 中 |
無印良品から販売されている洗えるタイプのマットレスです。寝心地は硬めですが、クッション性もほどよくあり、寝返りしやすく腰にも良い影響を与えてくれます。
厚みもしっかり13cmあるので、底つき感も一切なく快適に眠ることができます。床にもベッドにも敷いて使えるファイバーマットレスです。
洗えるマットレス(ファイバー)の口コミ・評判は?
洗えるファイバーマットレスの口コミ・評判をSNSからピックアップしました。
エアウィーヴやはり最高やもしれん。腰の痛みで眠りが浅くならないからか、起床後妙にすっきりしてるような。思わぬ副産物か。
— newbie (@bjjhobbyist) January 20, 2020
エアウィーヴ熱がこもらず涼しいし、寝起きにからだの疲れとれてるし、ほんといい買い物した。
— 🌊アキアマビエ🏄 (@akisurfandsnow) July 9, 2017
エアリーマットレス、冬寒い。壁が結露しまくりな断熱とか知らねーぜな社宅。そんな畳の間にエアリーマットレス直敷きは寒い(›´ω`‹ )今日から普通の敷布団を重ねて敷こうと思う。朝の目覚めが辛いのはきっと下からの冷えだと信じて。
— もちこ (@motico55) January 23, 2019
エアウィーヴは冬は暖かいし、夏は快適、そしてもちろん、身体が楽になるから一度寝たら、手にマットレスと書きたくなるくらいの必需品です!手放せない〜
— cioccolata (@cannella4037) February 19, 2020
今日お布団が到着。迷ったあげくに決めたのは「ブレスエアー」。沈み込まなくて、ものすごく腰が安定する感じ。はー、気持ち良い…。一日の疲れが取れますように。
— グラノーラ (@guranora49) February 28, 2014
洗えるマットレスは、腰に負担がかからないという口コミが多くありました。
しかし、冬の寒さについての口コミ・評判は製品によって様々です。
例えば、エアリーマットレスは、冬は寒いという口コミが多いですが、エアウィーヴは暖かいという口コミが多いです。
価格的にはエアリーマットレスの方が有利ですが、冬が寒いというデメリットが許容できない場合は、エアウィーヴがおすすめと言えます。
洗えるファイバーマットレスはニトリで買える?
洗えるファイバーマットレスは、ニトリでは販売していません。
カバーを取り外して、カバーのみ洗えるマットレスはニトリでも取り扱っていますが、中材までガシガシ洗えるタイプは過去も含めて製造していません。
もし、安い洗えるファイバーマットレスをお探しであれば、エアリーマットレスがおすすめです。
洗えないマットレスを洗いたいという方は次の記事を参考にしてみてください。

当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。