引っ越しが決まったけど、マットレスはどうやって運べばいい?
そのまま持っていくべきか、処分して買い替えるべきか判断がつかない……。
マットレスは大きくて重い上に分解ができないため、引っ越し時の扱いに悩む方は少なくありません。運搬費だけで1万円以上かかるケースもあれば、使用年数によっては買い替えた方がトータルで安く済む場合もあります。
しかし、自分のマットレスにはどの方法が最適なのか、費用や手間を含めて判断するのは意外と難しいものです。
そこで今回は、マットレスの引っ越しで取れる選択肢を「運ぶ・処分する・買い替える」の3パターンに整理し、それぞれの方法や費用、注意点をわかりやすく解説します。
- マットレス引っ越しの判断ポイント
- 引っ越し前に確認すべきチェック項目
- マットレスを運ぶ方法と費用の目安
- 圧縮・再圧縮の可否と注意点
- 処分する場合の方法と費用相場
- 買い替えがおすすめなケース
- マットレス引っ越しでよくある質問
目次
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マットレス引っ越しどうする?まず結論と判断ポイント
引っ越しが決まったとき、大きくて重いマットレスをどうするかは多くの方が悩むポイントです。結論から言えば、マットレスの引っ越しは「そのまま運ぶ」「処分する」「買い替える」の3択で考えるのがシンプルな方法になります。
どの選択肢が最適かは、次の3つの判断基準で整理できます。
| 判断基準 | |
|---|---|
| 使用年数と現在の状態 | 寿命の目安を超えていたりへたりが出ていたりするなら、運搬費をかけるより買い替えが合理的 |
| サイズと新居の搬入経路 | クイーン以上では玄関や階段を通れないケースもあり、そもそも運搬が物理的に難しい場合がある |
| 運搬費用と新品価格の比較 | 単品配送で15,000〜20,000円かかるなら、1万円前後のマットレスに買い替えた方がトータルコストを抑えられる可能性がある |
まだ十分使える状態なら運ぶ、寿命が近いなら買い替える、判断に迷うなら費用を比較してから決める。この順序で考えれば、無駄な出費や手間を最小限に抑えることが可能です。
引っ越し前に確認すべき3つのチェック項目
マットレスの引っ越し方法を決める前に、チェックしておきたいポイントは以下の3つです。
- マットレスのサイズ・種類を確認する
- 使用年数から買い替えか持っていくか判断する
- 新居の間取り・搬入経路をチェックする
それぞれ、順番に確認していきましょう。
マットレスのサイズ・種類を確認する
最初に確認すべきなのが、手持ちのマットレスのサイズと種類です。一般的なマットレスのサイズは、シングルが約97×195cm、セミダブルが約120×195cm、ダブルが約140×195cm、クイーンが約160×195cm、キングが約180×195cmとなっています。
ただし、メーカーや製品によって寸法が異なるため、実際にメジャーで測っておくのが確実です。
サイズとあわせて確認したいのが、マットレスの種類になります。ウレタン(高反発・低反発)、ポケットコイル、ボンネルコイル、ファイバー、折りたたみなど種類はさまざまで、種類ごとに運び方の選択肢が変わってきます。
たとえば、折りたたみタイプならそのままコンパクトにできますが、コイルマットレスは分解も圧縮もできないため、そのままの状態で運ぶしかありません。
さらに、コイルが入っているかどうかは処分時にも大きく影響します。コイル入りマットレスは「適正処理困難物」に指定されており、自治体によっては粗大ごみとして回収できないケースがあるためです。
運ぶにしても処分するにしても、まずはサイズと種類の把握が出発点になります。
使用年数から買い替えか持っていくか判断する
次に確認したいのが、マットレスの使用年数です。一般的な寿命の目安として、ウレタン系(高反発・低反発)は5〜8年、ポケットコイルやボンネルコイルなどのコイル系は8〜10年程度とされています。
使用年数がこの目安に達していなくても、以下のような症状が出ていれば寿命が近いサインです。
- マットレスの中央部が凹んで元に戻らない
- 寝起きに腰や肩の痛みを感じるようになった
- カビや黄ばみなど落とせない汚れが目立つ
寿命の目安を超えている、もしくは上記の症状が出ている場合は、運搬費をかけて新居に持っていくより買い替えた方が合理的です。
新居の間取り・搬入経路をチェックする
マットレスを新居に運ぶと決めた場合、事前に確認しておきたいのが搬入経路です。具体的には、以下のポイントを押さえておく必要があります。
- 玄関の幅(マットレスの横幅が通るか)
- 廊下や階段の幅と曲がり角の有無
- エレベーターの有無と内寸サイズ
- 寝室までの動線上に障害物がないか
特にダブルサイズ以上のマットレスは、玄関や階段を通れないケースが珍しくありません。
吊り上げも難しい場合は、無理に運ぼうとせず処分や買い替えに切り替えるのが現実的な判断です。
搬入できないマットレスに運搬費をかけても意味がないため、見積りの段階で業者に搬入可否を確認しておくと無駄を防げます。
マットレスを引っ越しで運ぶ方法
マットレスを新居に持っていくと決めたら、次は運搬方法の選択です。主な方法は以下の3パターンになります。
- 引っ越し業者にそのまま依頼する
- 自分でレンタカーなどを使って運ぶ
- 宅配便の大型家具配送サービスで送る
それぞれの特徴と注意点を順番に解説していきます。
引っ越し業者にそのまま依頼する場合
最も手間がかからないのが、引っ越し業者にまとめて依頼する方法です。他の家具や荷物と一緒にマットレスも運んでもらえるため、自分で梱包や搬出をする必要がありません。
多くの業者では、マットレス専用の保護カバーやブルーシートなどの梱包資材を用意しています。搬出から搬入、設置まで一括で対応してもらえるのが最大のメリットです。
また、ベッドフレームの解体・組立も依頼できる業者が多く、大型のベッドでも自分で工具を用意する手間が省けます。
ただし、解体・組立は別途オプション料金がかかるケースがあるため、見積り時に確認しておくのが安心です。
注意したいのは、3〜4月の繁忙期は料金が通常の1.5〜2倍に跳ね上がりやすい点です。引っ越し日程に余裕があるなら、繁忙期を避けるだけで費用を大幅に抑えられます。
自分で運ぶ場合の注意点
費用を抑えたい場合は、レンタカーを借りて自分で運ぶ方法もあります。ミニバンやワゴンタイプの車なら、後部座席を倒すことでダブルサイズ(幅140cm)程度までは積載が可能です。
ただし、コイルマットレスは20kg以上の重さがあるため、一人での搬出・積込みは避けてください。腰や背中を痛めるリスクがあるだけでなく、階段やドア周りでバランスを崩して事故につながる危険もあります。必ず2人以上で作業するようにしましょう。
梱包には、以下のいずれかを使用します。
- エアパッキン(プチプチ)で全体を包む
- 大型ラップで厚めにぐるぐる巻きにする
- 不要な毛布やシーツで包んでロープで固定する
毛布やシーツは手軽ですが、運搬中にズレやすく防水性もないため、雨天のリスクがある場合はビニールで覆ってから巻くのが安全です。
搬出・搬入の際は、マットレスを水平に保ったまま運び、折り曲げないよう注意してください。折り曲げると内部のウレタンやコイルが変形し、寝心地が損なわれる原因になります。
折りたたみできるマットレスの場合
三つ折りや二つ折りに対応しているマットレスなら、折りたたんだ状態でそのまま車に積めます。コンパクトになるぶん梱包も最小限で済み、普通車のトランクや後部座席にも収まりやすいのが利点です。
折りたたんだ後はゴムバンドやマジックテープで固定しておくと、運搬中に形が崩れる心配がありません。重量も軽いものが多いため、1人でも搬出から積込みまで対応しやすいタイプと言えます。
ポケットコイル・一体型マットレスの場合
ポケットコイルやボンネルコイル、脚付きの一体型マットレスは分解ができないため、そのままの状態で搬出・搬入する必要があります。
最も注意すべきなのが、運搬中に折り曲げないことです。コイルマットレスを無理に折り曲げると、内部のコイルが変形して復元できなくなり、寝心地が大きく劣化します。階段の踊り場や狭い廊下を通す際も、曲げずに縦にして通すのが基本です。
梱包は大型ラップでしっかりと巻き、特に四方の角を厚めに保護しておきましょう。ダブルサイズ以上になると重量が30kgを超えることもあり、自力での搬出はかなり困難です。無理をせず、業者への依頼を検討するのが現実的な判断になります。
宅配便で送ることはできる?送料は?
引っ越し業者を使わずにマットレスだけを送りたい場合、大型家具専用の配送サービスを利用する方法があります。
代表的なのがアートセッティングデリバリーの「家財おまかせ便」(旧:ヤマトホームコンビニエンス「らくらく家財宅急便」)で、スタッフ2名が自宅まで集荷に来て、梱包・搬出・配送先での設置まで一括対応してくれます。
家財おまかせ便の送料は荷物の3辺合計サイズと配送距離で決まり、シングルベッド(3辺合計約333cm・Eランク)の場合、2026年4月時点での目安は以下のとおりです。
| 配送区間の例 | 送料目安(税込) |
|---|---|
| 同一エリア内(例:東京→神奈川) | 約17,000円 |
| 中距離(例:東京→大阪) | 約21,000円 |
| 長距離(例:東京→福岡) | 約29,000円 |
※正確な金額は家財おまかせ便公式サイトの料金シミュレーションでご確認ください。
上記のとおり、マットレス単品でも同一エリア内で17,000円前後と決して安くありません。引っ越し業者の単品配送プランや、他の荷物とまとめた引っ越しプランの方が割安になるケースも多いため、複数の方法で見積りを取って比較するのがおすすめです。
マットレスは圧縮できる?再圧縮の可否と注意点
圧縮ロールパッケージで届いた経験がある方は、「引っ越しの際にまた圧縮すればコンパクトに運べるのでは」と考えるかもしれません。
しかし、一度開封したマットレスの再圧縮にはリスクが伴います。
一度開封したマットレスは圧縮できる?
結論から言うと、家庭での再圧縮は基本的におすすめできません。新品のマットレスが圧縮された状態で届くのは、工場の専用プレス機や真空パック装置を使っているためです。市販の圧縮袋と家庭用掃除機では同等の圧縮は実現できず、中材を傷めるリスクがあります。
マットレスの種類ごとに再圧縮の可否をまとめると、以下のようになります。
| 再圧縮 | |
|---|---|
| ウレタン(高反発) | 圧縮袋と掃除機である程度は圧縮できるが、素材が劣化してヘタリが早まるリスクがある |
| ウレタン(低反発) | 圧縮すると低反発性能が低下し、元の形状に戻らなくなる可能性が高い |
| ポケットコイル・ボンネルコイル | ボーダーワイヤーや金属構造の問題で再圧縮はほぼ不可能。無理に行うとコイルが変形し、寝心地が大きく損なわれる |
| ファイバー | 再圧縮できる製品もあるが、繊維が押し潰されて復元しないケースがある |
圧縮して運搬費を節約したつもりが、マットレスそのものがダメになっては本末転倒です。再圧縮は避け、そのまま運ぶか買い替えを検討する方が安全な選択と言えます。
引っ越しを機に処分する場合の方法
マットレスの状態や運搬コストを考えた結果、処分を選ぶケースも少なくありません。主な処分方法は以下の4つです。
- 自治体の粗大ごみで処分する
- 引っ越し業者に回収してもらう
- 買い替え時の引き取りサービスを利用する
- リサイクルショップやフリマで売る
なお、コイル入りかノンコイルかによって利用できる方法が変わるため、事前にマットレスの種類を把握しておくことが重要です。それぞれの方法を順番に見ていきましょう。
自治体の粗大ごみで処分する
費用を抑えたい場合にまず検討したいのが、自治体の粗大ごみ回収です。多くの自治体でマットレスを粗大ごみとして受け付けており、シングルサイズで1,000〜2,000円程度と比較的安価に処分できます。
手順としては、自治体の粗大ごみ受付センターに電話またはインターネットで申込み、指定された金額の粗大ごみ処理券をコンビニなどで購入し、回収日にマットレスへ貼り付けて指定場所に搬出するという流れです。
ただし、注意点が2つあります。
1つ目は、コイル入りマットレスは「適正処理困難物」に指定されており、自治体によっては回収対象外となるケースがある点です。申込み前に必ず自治体のホームページや電話で確認してください。
2つ目は、申込みから回収まで1〜2週間かかるのが一般的なため、引っ越し日から逆算して余裕をもって手配する必要がある点です。
また、指定場所までの搬出は自力で行うのが原則です。2階以上の部屋やエレベーターのない建物では、搬出自体がかなりの重労働になることも覚えておきましょう。
引っ越し業者に回収してもらう
引っ越し業者の中には、不要になったマットレスを引っ越し作業と同時に引き取ってくれるところもあります。
搬出から回収まですべて業者に任せられるため、自分で運び出す手間が一切かかりません。引っ越し当日にそのまま処分が完了する点は、粗大ごみ回収にはない大きなメリットです。
ただし、引き取りはオプション扱いとなるのが一般的で、数千円程度の追加料金が発生します。また、すべての業者がマットレスの引き取りに対応しているわけではなく、コイル入りマットレスは受け付けていないケースもあります。
引っ越し業者に処分も任せたい場合は、見積り依頼の段階で「マットレスの引き取りは可能か」「料金はいくらかかるか」の2点を確認しておくと、当日になって慌てずに済みます。
買い替え時の引き取りサービスを利用する
引っ越しを機にマットレスの買い替えを考えているなら、購入店舗の引き取りサービスを活用するのが効率的です。新品マットレスの搬入時に古いマットレスをそのまま回収してもらえるため、処分の手間を最小限に抑えられます。
ニトリやIKEA、無印良品など多くの店舗・メーカーがこのサービスを実施していますが、共通するのは「新しいマットレスを購入すること」が利用の必須条件という点です。引き取りだけを依頼することはできません。
費用はメーカーや店舗によって異なり、たとえばニトリは1点あたり4,400円(税込)、IKEAは同種・同サイズの商品購入で無料となっています。
また、多くの店舗では引き取り先と配送先が同一住所であることを条件としているため、旧居で古いマットレスを回収して新居に新品を届けるといった対応は難しいケースがほとんどです。
利用を検討する場合は、購入前に引き取り対象の条件(サイズ・点数・他社製品の可否)と費用をあわせて確認しておきましょう。
リサイクルショップやフリマは可能?
リサイクルショップへの持ち込みやフリマアプリでの出品も方法としては存在しますが、現実的には処分手段としての優先度は低いと言わざるを得ません。
マットレスは直接肌に触れて長時間使用する製品であるため、中古品に対する衛生面の抵抗感が強く、買い手がつきにくい傾向にあります。リサイクルショップで買取対象となるのは、有名ブランド品かつ使用年数が浅い美品に限られるのが実情です。
シミや汚れ、へたりがある一般的な中古マットレスは、査定を依頼しても買取不可となるケースが大半を占めます。
フリマアプリでの出品は可能ですが、マットレスは大型家具扱いとなるため送料が非常に高く、売却額から利益がほとんど残りません。
ジモティーなどの地域掲示板で近隣の方に無料譲渡する方法もありますが、引き取り手がすぐに見つかるとは限らず、引っ越しの期日に間に合わないリスクもあります。
買い替えの予定がなく、他の処分方法がどうしても使えない場合の選択肢として覚えておく程度で十分です。
マットレス引っ越し費用の目安


引っ越し業者に依頼する場合の追加料金
他の家具や荷物とまとめて引っ越しを依頼する場合、マットレスの運搬は見積り料金に含まれるのが一般的です。この場合、マットレス分の追加料金は基本的に発生しません。
一方、マットレスだけを単品で運びたい場合は、引っ越し業者の単品配送プランや家財おまかせ便などの専用サービスを利用することになります。費用の目安は15,000〜20,000円前後で、距離やサイズによってはさらに高くなるケースもあります。
また、搬入経路の都合で吊り上げ作業が必要になると、10,000〜30,000円程度の追加料金が発生します。繁忙期の3〜4月は通常の1.5〜2倍に料金が跳ね上がりやすいため、時期をずらせるなら閑散期を狙うのも費用を抑えるポイントです。
処分費用の相場
マットレスの処分費用は方法によって大きく異なります。以下の表で比較してみましょう。
| 処分方法 | 費用目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 自治体の粗大ごみ | 500〜2,000円 | 安価だが回収まで1〜2週間、搬出は自力 |
| 不用品回収業者 | 5,000〜10,000円 | 搬出込みで即日対応可能な業者もある |
| 店舗の引き取りサービス | 無料〜4,400円 | 新品購入が条件、搬入と同時に処分完了 |
| 自力解体+一般ごみ | 無料 | コイル入りは解体困難 |
費用だけを見れば粗大ごみが最も安価ですが、搬出の手間や回収までの待ち時間も考慮して、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
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サイズ別|引っ越し時の注意点


シングル・セミダブルの場合
シングル(幅約97cm)やセミダブル(幅約120cm)は、ミニバンやワゴンタイプの車であれば後部座席を倒して積載できるサイズです。大型サイズに比べると自力運搬のハードルは低く、搬入経路で問題になるケースも多くありません。
なお、前述のとおり2人以上での作業が基本ですが、シングルでも15kg以上あるため油断は禁物です。
また、築年数が古い物件や一部のアパートでは、階段の幅が狭く搬入に苦労する場合があります。事前に階段幅と曲がり角のスペースを確認しておくと安心です。
ダブル・クイーン・キングの場合
幅約140cmのダブルサイズはミニバンに積載できるギリギリのラインで、車種によっては入らない可能性があります。
幅約160cmのクイーンや幅約180cmのキングになると、大型バンの室内幅が約170cm程度のため、そもそも一般的な車両には物理的に載せられません。
また、搬入経路でも問題が発生しやすいサイズ帯です。玄関や廊下の幅が足りず通れなかったり、階段の曲がり角で立ち往生するケースが実際に起きています。
こうした場合は窓やベランダからの吊り上げ搬入が必要になり、10,000〜30,000円程度の追加費用がかかります。
ダブル以上のマットレスは、引っ越し業者への依頼が現実的な選択肢です。
ただし、運搬費用と吊り上げ費用を合算すると新品のマットレスが買える金額に達することもあるため、買い替えも含めてトータルコストで判断するのがおすすめです。
こんな場合は買い替えがおすすめ


へたり・腰痛がある場合
マットレスの中央部が凹んで元に戻らない状態は、内部のウレタンやコイルが劣化しているサインです。こうしたマットレスは体圧を適切に分散できなくなっており、そのまま使い続けると腰痛や肩こりを引き起こす原因になります。
へたりが出ているマットレスは運搬費をかけて新居に持っていっても寝心地が改善する見込みはありません。
むしろ、引っ越しの搬出・搬入時の衝撃や振動でさらに劣化が進む可能性もあります。体に不調が出ているなら、引っ越しを買い替えの良いタイミングと捉えるのが賢明です。
使用年数が長い場合
見た目に大きな問題がなくても、使用年数が寿命の目安に近づいているなら買い替えを検討する価値があります。一般的な目安として、ウレタン系は5〜8年、コイル系は8〜10年を超えると内部素材の劣化が進んでいる可能性が高くなります。
引っ越しのタイミングは買い替えの好機です。旧居での処分と新居への搬入を1回の引っ越しでまとめて済ませられるため、別々に対応するよりも手間とコストの両方を抑えられます。
引っ越し費用と新品価格が近い場合
マットレスの単品配送には15,000〜20,000円前後の費用がかかります。一方、圧縮ロールパッケージで届く新品マットレスには1万円前後で購入できる製品も多く、運搬費と新品価格がほぼ同じ水準になるケースは珍しくありません。
さらに、古いマットレスの処分費用(1,000〜4,400円程度)も加算して考えると、トータルコストでは買い替えの方が安くなる場合もあります。費用を比較する際は、運搬費だけでなく処分費も含めた総額で判断するのがポイントです。
マットレス引っ越しに関するよくある質問


雨の日の搬出は大丈夫?
マットレスは湿気に弱い製品のため、可能であれば雨の日の搬出は避けるのが理想です。ウレタンやコイル周辺の詰め物が水分を吸収すると、カビや臭いの原因になります。
やむを得ず雨天に搬出する場合は、大きなビニールシートや大型のゴミ袋でマットレス全体を覆ってから、その上にラップや毛布を巻いて保護してください。毛布やシーツだけの梱包では雨が浸み込んでしまうため、必ずビニールによる防水層を先に作ることが重要です。
ベッドフレームと一体型はどうする?
脚付きマットレスやソファベッドのような一体型タイプは、フレームとマットレスを分離できない製品が多いため、そのままの状態で運搬するのが基本になります。
ただし、分割式の脚付きマットレスであれば2つ以上に分けて運べるため、搬出や搬入のハードルは大きく下がります。
一体型は通常のマットレス以上にサイズが大きく重量もあるため、自力での搬出が難しいケースがほとんどです。引っ越し業者に依頼すれば、梱包から搬出・搬入まで一括で対応してもらえます。
当日までに乾燥は必要?
梱包前にマットレスをしっかり乾燥させておくことは非常に重要です。人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくと言われており、マットレス内部には想像以上の湿気が蓄積しています。
この湿気を含んだまま梱包すると、ビニールやラップで密閉された状態でカビが一気に繁殖するリスクがあります。
引っ越しの前日までに、マットレスを壁に立てかけて風通しの良い場所で数時間ほど乾かしておきましょう。布団乾燥機をお持ちであれば、併用するとより効果的です。
まとめ|マットレス引っ越しは「運ぶ・処分・買い替え」の3択で考える


判断の流れとしては、最初にマットレスの使用年数と状態を確認し、寿命が近いなら買い替え、まだ使えるならサイズと搬入経路を確認、最後に運搬費用と新品価格を比較するという順序で考えるとスムーズです。
迷った場合は、引っ越し業者に見積りを取るところから動いてみてください。運搬費と処分費の合計が新品の価格に近づくようなら、引っ越しを機に買い替えた方がトータルで得になる可能性があります。
反対に、まだ十分に使える状態でサイズ的にも搬入に問題がなければ、そのまま運ぶのが最もコストを抑えられる方法です。
どの選択肢を選ぶにしても、事前の確認と早めの手配が無駄な出費を防ぐ一番のポイントになります。
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