「敷布団にカビが生えてしまった・・・」
「敷布団のカビ防止をしたい・・」
敷布団は構造上、対策しないとカビが生えてしまうもの。そのままにしておくとカビが広がってしまいます。
カビが生えた布団の対処法は、基本的に「自分で掃除する」「クリーニングに出す」「処分する」の3択です。また、再度カビが広がらないように予防・対策方法も徹底的に解説するので参考にしてみてください。
- 敷布団にカビが生える原因
- 敷布団のカビ取り方法
- 敷布団のカビ臭対策
- カビない敷布団
目次
敷布団にカビが生える原因
敷布団にカビが生える原因は主に2つあります。
- 寝汗や温度差で発生する「湿気」
- 「皮脂」や「フケ」など
寝ている間に人間はコップ一杯分の汗をかくと言われていますが、その寝汗が敷布団に染み込むことで湿気が増え、カビが好む環境になってしまいます。また、人間の体温で温かくなった布団の中とフローリングや畳の温度差で湿気が発生することもあります。
そして、皮脂やフケなどは、カビを増やす養分になってしまうのです。
カビが生えた敷布団で寝ると健康に悪影響が!
カビが生えてしまった時に「ほんの少しだし、大丈夫」とカビが生えたままの敷布団で寝てしまうと、非常に危険です。
敷布団にカビがあると、睡眠中の長時間カビと密接している状態。長時間カビを吸い込み続けることになり、アレルギーを引き起こしたり肺に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
特に子どもやお年寄りなどの場合は影響を受けやすいため、早急にカビを取り除くか新しい敷布団に買い換えるかした方が良いでしょう。
天日干しだけではカビは取れない
敷布団にカビができてしまった時、天日干しだけすれば滅菌されるのでは?と考える方もいるかもしれませんが、それはNGです。カビ臭さも取れません。
天日干しだけでは滅菌されないので、自宅でカビ除去する場合は必ず以下で紹介する4つの方法のどれかを使うようにしましょう。
敷布団のカビ取り方法4つ
敷布団はカビが生えても基本的に丸洗いはできないものがほとんどです。
次の3つのカビ取り方法を参考に、除去してみましょう。
- 重曹を使う
- カビ除去スプレーを使う
- 酸素系漂白剤を使う
- アルコールやエタノールを使う
それぞれのカビ取り方法を詳しく解説します。
重曹を使う落とし方
敷布団のカビを取る一つ目の方法は重曹を使う方法です。次の7つのステップで行います。
- スプレーボトルに水300mlと重曹大さじ2杯を入れてしっかり混ぜる
- カビに吹きかけるて3分置く
- 摘まみ取るようにカビを拭き取る
- ある程度取れたら、消毒用エタノールをカビの部分にかけて5分置く
- 叩くようにカビを拭き取る
- 水で叩くようによく拭く
- 敷布団を天日干しにしてよく乾かす
重曹は臭いを取るのにも効果的なので、カビ臭が気になる方にもおすすめです。
カビ除去スプレーを使う落とし方
敷布団のカビ取りは、市販されているカビ除去スプレーを使う方法も有効です。
※色落ちしないか、事前に裏地などで確認することをおすすめします。
- カビ除去スプレーをして、30分置く
- カビが落ちるまで繰り返す
酸素系漂白剤を使う(オキシクリーンなど)
敷布団のカビ取り方法の3つ目は、酸素系漂白剤を使います。
酸素系漂白剤と言うと聞きなれない言葉かもしれませんが、コストコで買えるオキシクリーンと言うとピンとくる人も多いかもしれません。
次の手順で行います。
- カビが生えてしまった箇所に酸素系漂白剤(オキシクリーン等)を染み込ませる。(染み込ませすぎないこと)
- タオル、もしくはキッチンペーパーを使ってカビを摘まむように拭き取る
- カビがなくなったら敷布団を干して乾燥させる
敷布団のカビにはアルコール・エタノールも効果的
カビの除去には、エタノールを水で薄め布団を拭き上げる事で、カビの除去と発生を抑える事ができます。しかし、カビが内部まで入り込んでいる場合は、除去が難しい場合もあります。
消毒用エタノールを詳しく見る敷布団のカビを防止する予防方法5つ
敷布団のカビ取りの方法を知ることも大事ですが、カビが発生するのを事前に防止する方法も知っておきましょう。
カビの予防方法は5つあります。
定期的に天日干しする
敷布団のカビの原因の一つは湿気です。天日干しすることで、湿気をしっかりと無くすのがカビ防止方法のひとつになります。
天気の良い日は毎日天日干しするのが理想ですが、難しい場合は3日に一回くらいを目標に天日干しするようにしましょう。
すのこを使う
すのこを敷布団の下に敷くのも有効なカビ防止方法です。すのこを敷くことで敷布団と床の間に空間ができ、風通しが良くなって湿気を溜まりにくくしてくれます。
ただし、すのこを敷いたからといって天日干ししないとすのこと接している面にカビが生えてしまうので注意です。
除湿(吸湿)シートを使う
除湿(吸湿)シートを敷布団と床の間に敷くのもカビ防止方法として有効です。敷布団を通過した寝汗を吸収してくれるので、湿気が溜まりにくくなります。
ただ、こちらも長期間放置していればカビは生えてしまうので注意しましょう。
カビにくい敷毛布を使う
敷毛布の種類の中には比較的カビにくいものもあります。特におすすめなのが、ファイバー素材で作られた敷布団です。ファイバー素材は洗える素材なのでカビも洗い流せ、湿気もたまりにくいという特徴があります。
ファイバー系マットレスの中で最も認知度が高いのが「エアウィーヴ」です。
エアウィーヴは、敷布団も販売しており、とても通気性が良くカビにくい構造になっています。また、汚れれば洗い流せるので毎日清潔に使えるというのも特徴です。
ただし、注意点としては汗や湿気を通しやすいため、フローリングや畳が影響を受けやすいこと。フローリングや畳にカビが生える可能性が高いため、定期的にたたんで場所は移動するようにしましょう。
次の記事で紹介するマットレスは洗えますし、敷布団のように使えるのでおすすめです。
エアウィーヴの公式オンラインショップなら30日間返金保証があるので安心して試せます。
部屋の環境を変える
敷布団にカビが生えた場合、使っている部屋にも原因がある可能性が高いです。湿気が溜まりやすい環境になっていることも多いため、以下のような対策を行いましょう。
・布団や寝具を壁にぴったり付けない
・布団を敷きっぱなしにしない
・布団の周りに水分のある物を置かない
・定期的に部屋の掃除をする
換気をしっかり行い、湿気とほこりなどを部屋に溜めないように心がけましょう。
敷布団のカビが取れないならクリーニング
ただし、クリーニングに頼むと約10,000円ほどの料金になるので、買い換えたほうがコスパ的に良い場合もあります。
敷布団がカビ臭い時の対策
カビは高熱に弱いとされています。
80度において、30分程度の加熱処理によりほとんどのカビが死滅することがわかる。
カビ対策マニュアル 基礎編|文部科学省
80度程度の温度で布団を乾燥させて30分ほど放置すれば、内部のカビは死滅することになります。
ただし、臭いが取れないカビも存在しますし、敷布団の素材が熱に弱いもの(ポリエステルなど)ですとそもそも使うことができませんので、事前に確認してから使うようにしてください。
また、布団乾燥機で臭いが取れない場合は、クリーニングも検討するようにしましょう。
コインランドリーで丸洗いは基本NG
理由は次の通りです。
- キルティング加工されていない敷布団は中の詰め物が寄りやすく、戻せなくなるから
- ウレタン素材の敷布団はそもそも水で洗えない
キルティング加工というのは、敷布団に模様を出すために、表面と裏面をミシンで縫い合わせていることを指します。キルティング加工していない敷布団だと、コインランドリーを使うと中の綿などが寄ってしまい、戻せなくなってしまうので要注意です。
また、中材にウレタン素材を使っているものは水に弱く、そもそも洗うことができないので要注意です。中の素材は水洗いできるのか必ず確認するようにしましょう。
コインランドリーで洗える敷布団については、以下の記事で詳しく解説しています。
敷布団のカビが酷いときには捨てることも検討
カビ取り対策を行ってもカビが取れなかったり、においが気になったりする場合は、廃棄処分も検討しましょう。下記ページにて処分方法を案内しています。
敷布団のカビ対策まとめ
敷布団のカビは少しだからと油断していると大きく広がり対処できなくなってしまいます。また、表面に見えているカビが少しでも、内側で広がっている可能性が高めです。健康被害を及ぼすこともあるので、今回の記事を参考にしっかり対策しましょう。
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