
「マットレスに除湿シートって絶対必要なの?」
「どんな除湿シートを買えばいいんだろう?」
「除湿シートの正しい敷き方も知りたい・・」
マットレスのカビ対策として多く取り入れられている除湿シートですが、その必要性はどの程度なのか知りたいという方も多いと思います。
ここでは、マットレスに除湿シートは必要なのか?正しい敷く順番、おすすめの除湿シートなどを詳しく解説していきます。
- 除湿シートの必要性
- 除湿シートの使い方
- 除湿シート選びの注意点
- 除湿シートのおすすめ
目次
マットレスや布団の下に除湿シートは必要?畳・フローリング直置きなら必須?
しかし、除湿シートを使わずとも、こまめに陰干ししたりその他のカビ対策を行えば、カビが生えることはありません。(※カビ対策については以下を参照)



一方で、マットレスに除湿シートを使うことで、カビの生える確率をグンと減らすことができるのも、また事実です。
特に、湿気が溜まりやすいウレタン系の高反発・低反発マットレスを、フローリングに直置きする場合は除湿シートを敷くことは湿気防止に非常に有効です。
そもそもどうしてマットレスは湿気が溜まる?汗や結露が原因?
マットレスや敷布団に湿気が溜まる理由は、次の2つです。
- 寝汗が浸透して床に溜まる
- マットレスや敷布団の温度と床の温度の差で結露になる
寝ている時の寝汗は、マットレスや敷布団を通り、床まで到達してしまうので、湿気が溜まるのです。
この出来てしまった湿気を以下に除去するかが、カビ対策で重要な要素になりますので、湿気を吸収してくれる除湿シートは有効なアイテムのひとつと言えるのです。
除湿シートは布団やマットレスのどこに敷く?下?敷く順番や使い方
除湿シートはマットレスの下に敷く
マットレスに除湿シートを敷く時の順番は一番下になります。※敷布団の場合も同様


なぜなら、マットレスの下(床もしくはベッドとマットレスの間)が次の理由から一番湿気が溜まりやすくカビやすいからです。
マットレスの下に湿気が溜まりやすい理由
- 寝汗がマットレスを通り、床(ベッド)に到達して湿気が溜まる
- マットレスと床(ベッド)の温度差で湿気(結露)が発生してしまう
マットレスの一番下に溜まった湿気を除去してカビを防ぐという役割を持つのが除湿シートなのです。
次の記事で、除湿シート含むシーツや敷パッドなどの全アイテムの詳しい敷く順番についても解説しています。



除湿シートの使い方!干すの?頻度はどれくらい?
除湿シートは、マットレスの下にそのまま敷きっぱなしにしておけば良いというわけではありません。
除湿シートに湿気が溜まったら、その都度放湿しなければなりません。
1〜2週間に一回は除湿シートに溜まった湿気を放湿するようにしましょう。放湿の仕方は、除湿シートを天日干しすればOKです。
また除湿シートによっては、MAXの吸湿量になったら色を変えて教えてくれるものもありますので、それを目安に陰干しして放湿するようにしましょう。
除湿シートを天日干しできない場合は陰干しでもOK
除湿シートを天日干しできない場合(天気が悪かったり、マンションでベランダがない場合など)は陰干しで放湿してもOKです。
室内でも風通しの良いところに除湿シートを干せば、十分放湿してくれます。
また、ベッドマットレスが重く動かせない場合は、ベッドとマットレスの間に本を挟み、空間を作ってそこに扇風機で風を送り込むようにしましょう。
数時間続けるとしっかりと放湿してくれます。
除湿シートは洗濯機で洗えるものと丸洗い不可のものがある
長く使うのであれば洗えるタイプの除湿シートを購入した方が清潔に使えるのでおすすめです。
洗える除湿シートであれば、多くのものが洗濯機も使えますが、弱いモードで洗わなければいけない、手洗いしなければならないなどの制限があります。
必ず除湿シートについている洗濯表示を確認するようにしましょう。
除湿シートの寿命はどのくらい?繰り返して使えるの?
除湿シートの寿命は明確には決まっておらず、理論上は破れたりしなければ半永久的に使えます。
ただし、擦れて劣化して除湿しなくなったり、手入れしても、すぐに湿気が満タンになってしまう場合は買い替えすることをおすすめします。
除湿シートを選び方の注意点
注意点1 サイズを合わせる
まず、マットレスと除湿シートのサイズは合わせましょう。
せっかく除湿シートを敷いても、サイズが足りていないとカバーできない部分が出てしまい、そこからカビが生えてしまう可能性もあります。
お使いのマットレスに対応するサイズの除湿シートを使うようにしましょう。
注意点2 マットレスに合った吸湿量を選ぶ
除湿シートによって、吸湿量(湿気を吸収できる最大量)が違います。
カビ対策する上で、吸湿量が多い除湿シートが良いことは間違いないのですが、その分価格も上がってしまうので、その辺りのバランスを考えて選ぶと良いです。
具体的には、次のように選ぶのを目安にしてみましょう。
使っているマットレスの種類 | おすすめの選び方 |
---|---|
ベッドマットレス(ポケットコイル・ボンネルコイル)![]() ![]() |
吸湿量の多い高価な除湿シートを選ぶ |
高反発・低反発ウレタンマットレス、敷布団![]() ![]() |
吸湿量の低い安価な除湿シートを選ぶ |
ファイバーマットレス![]() ![]() |
除湿シート不要 |
ベッドマットレスは分厚く重いので、頻繁に除湿シートを取り替えるのはとても大変です。なので、吸湿量の多い除湿シートを選ぶのがベターです。
また、高反発・低反発ウレタンマットレスは軽く手入れがしやすいものが多いので、こまめに吸湿量の低い安価な除湿シートがおすすめです。(もちろん、吸湿量の多い除湿シートでもOK)
最後にファイバーマットレスですが、通気性が抜群に良く湿気が溜まりにくいので除湿シートは基本的には必要ありません。
除湿シートのおすすめランキング2選【分厚いベッドマットレス向け】
ここでは、分厚いベッドマットレス向けの人気の除湿シートのおすすめ2選をご紹介していきます。
モットン除湿シート(吸湿センサー付き)
価格 | シングル:8,500円(税込) セミダブル:9,500円(税込) ダブル:10,500円(税込) クイーン:12,000円(税込) |
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素材 | ベルオアシス |
洗濯 | 可能(ドライクリーニング) |
その他 | 吸湿センサー付き |
東京西川除湿シート(除湿センサー付き)
価格 | シングル:2,990円(税込) セミダブル:3,990円(税込) ダブル:4,990円(税込) |
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素材 | ポリエステル100% シリカゲルB型 |
洗濯 | 可能 |
その他 | 吸湿センサー付き |
ベッドマットレスは重く、手入れを頻繁にするのはストレスなのでなるべく吸湿量の多い除湿シートが最適ですが、東京西川の除湿シートは抜群の吸湿量を誇ります。
洗濯も可能なので長期間清潔に使うこともできます。
価格は高めですが、ベッドマットレスを使用しているのであれば、ひとつは持っておきたい除湿シートです。
除湿シートのおすすめランキング2選【ウレタンマットレス・敷布団向け】
人気の除湿シートの中から、おすすめの2選に絞ってご紹介します。
竹炭入り除湿シート
価格 | シングル:2,310円(税込) |
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素材 | 表裏地:ポリプロピレン/中材:シリカゲルB型+竹炭 |
洗濯 | 可能(ドライクリーニング) |
その他 | 吸湿センサー付き |
竹炭入の除湿シートなので、消臭効果が優れ汗や加齢臭の臭いも強力脱臭。
西川調湿シートからっと寝(吸湿センサー付き)
価格 | シングル:4,810円(税込) セミダブル:5,891円(税込) ダブル:6,046円(税込) |
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素材 | シリカゲル |
洗濯 | 可能 |
その他 | 吸湿センサー付き |
シリカゲルで作られた除湿シートです。除湿はもちろん、消臭効果もあり、汗の臭い等も除去してくれる優れものです。
吸湿センサーが付いており、湿気が溜まってきたのが視覚的に見えるので扱いやすい除湿シートと言えます。
除湿シート 備長炭入り(吸湿センサー付き)
価格 | シングル:1,780円(税込) セミダブル:2,080円(税込) ダブル:3,080円(税込) |
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素材 | シリカゲル |
洗濯 | 可能 |
その他 | 吸湿センサー付き |
洗えるタイプの、備長炭入りの除湿シートです。中材がシリカゲルなので、大量の吸湿はできませんが、安価です。さらに、備長炭が入っているので、消臭も可能な点が特徴です。
洗濯も可能なので、多く汗をかくという方にもおすすめできる除湿シートです。
ニトリの除湿シートはウレタンマットレス向け
除湿シートはニトリでも以下の製品が販売されています。
ニトリ 洗える珪藻土入り除湿シート(吸湿センサー付き)
価格 | シングル:1,990円(税込) |
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素材 | 側生地:ポリエステル100% 充填物:シリカゲルB型、珪藻土粒、備長炭 |
洗濯 | 可能(ネット使用) |
その他 | 調湿センサー付き |
ニトリの除湿シートは、珪藻土入りでしっかり湿気を吸収してくれます。調湿センサーで吸湿量を把握できますし、洗えるので清潔に使用できます。
ただし、特別大量の湿気を吸収してくれるわけではないため、頻繁に干せるウレタンマットレスや、敷布団に使うのが最適と言えるでしょう。
除湿シートに関するQ&A
マットレスに除湿シートを敷く際のよくある疑問をまとめました。
除湿シートはイオン、ニトリ、カインズ、コーナンで買っても良い?口コミ・評判は?
除湿シートは、イオン、ニトリ、カインズ、コーナーンなどのホームセンターで購入しても問題ありません。イオンやニトリ、カインズでも、除湿シートはおよそ2,000円程度で販売しています。
ただし、一回の吸湿量が少ないものが多い印象なので、ベッドマットレスに使う際には干す回数が多くなることは覚悟しておきましょう。
フローリングに直置きのマットレスに使用する場合は、口コミも悪くありませんので特に問題なく使用できるはずです。
すのこベッドを使っても除湿シートは必要?
マットレスをすのこベッドの上に敷いていたとしても、除湿シートを使うのは有効です。
すのこを敷くと、湿気が溜まりにくいのは確かですが、絶対にカビが生えないとは言い切れません。すのことマットレスに接する部分にカビが生える可能性があるからです。
すのこベッドと、除湿シートを合わせて使えば、湿気が溜まってカビが生える可能性をさらにグンと減らすことができます。
除湿シートは100均(ダイソーやセリア)でも売ってる?
ダイソーやセイアなどの「100均」には、寝具用の除湿シートはありません。
押入れやクローゼット用はあるようです。今後発売されたらお知らせします。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。
