高反発マットレスの使い方で、次のような疑問を持ったことがある人も多いと思います。
「高反発マットレスは敷布団の下に敷いた方が良いの?」
「畳や床に直置きするのって大丈夫・・?ベッドに敷いた方が良い・・?」
実は、高反発マットレスには、正しい使い方が存在します。
ここでは、高反発マットレスの使い方で悩むあなたのために、正しい使い方や、長持ちさせる使い方を徹底解説していきます。
- 高反発マットレスの正しい使い方
- 高反発マットレスを長持ちさせる使い方
- 高反発マットレスのNGな使い方
高反発マットレスの正しい使い方は、厚み(7cm・8cm)で変わる
高反発マットレスの正しい使い方は、マットレスの厚みによって変わってきます。
あくまで目安にはなりますが、8cm以上か、7cm以下かで使い方を変えるのが良いでしょう。
高反発マットレスの厚みが「8cm以上」の場合の使い方
高反発マットレスの厚みが8cm以上の時の使い方は、次の2種類があります。
厚みが8cm以上の使い方
- 床(畳やフローリング)に直置きしてで使う
- ベッドに敷いて使う
使い方①床(畳やフローリング)に直置きしてで使う
厚みが8cm以上の場合は畳やフローリングに直置きして寝れば大丈夫です。
その際に、高反発マットレスの上や下に敷布団を敷いたりすることはやめましょう。
高反発マットレスの上や下に敷布団を敷いてしまうと、マットレス本来の寝心地が損なわれてしまうからです。
特に、敷布団に慣れている人はマットレスの上に敷布団を敷きたがる傾向にありますが、マットレスを使うのであればやめて、マットレス単体で使いましょう。
使い方②ベッドの上に敷いて使う
ベッドフレームを使用する時もベッドの上に敷いて寝て問題ありません。
また、もともとあるベッドマットレスの(トッパーとして)上に敷いても大丈夫です。
ただし、持っているベッドマットレスがへたって柔らかくなってしまっている場合は、高反発の良さが消されてしまうので、使わないことをおすすめします。
高反発マットレスの厚みが「7cm以下」の場合の使い方!マットレストッパーとして使用
高反発マットレスの厚みが7cm以下の場合はマットレストッパーとして使うのが一般的です。
マットレストッパーとは・・・
手持ちのマットレスの寝心地を改善するために上に敷く薄型マットレスのことです。あくまで寝心地改善用なので、一枚では使わないのが普通です。
使い方①床で使う場合
厚みが7cm以下の高反発マットレスの場合、床に直接一枚で寝てしまうと寝た時に底つき感を感じる可能性が高いです。
そのため、手持ちの敷布団やマットレスの上に敷いて寝心地を改善するマットレスとして使うのが良いです。
使い方②ベッドで使う場合
ベッドで使う際も、高反発マットレスの下に敷布団やマットレスを敷いて使うのが望ましいです。
逆に言うと、もし手持ちの寝具がない場合は厚みは8cm以上のものを買うことをおすすめします。
高反発マットレスが長持ちする使い方3つのポイント(お手入れ)
高反発マットレスは使い方で長持ちするかどうかが変わってきます。
高反発マットレスは中材がウレタンのものがほとんどですが、実はウレタン素材は寝汗によって劣化しやすかったり、長年使うとへたってきたりします。
そこで、次の3つの使い方をすることによって、高反発マットレスを長持ちさせることができます。
高反発マットレスを長持ちさせる使い方
- 定期的に陰干し
- 保護アイテムを使う
- 裏表を定期的に変更する
上記の使い方について、詳しく解説していきます。
高反発マットレスが長持ちする使い方①定期的に陰干し
まずは、王道なのですが、定期的に陰干し通気をよくすることです。
そのほかに特になにも対策をしていない場合は、3日に一回は陰干しするようにしましょう。
でないと、ベッドマットレスが劣化するのはもちろんですが、それ以上にカビが生えてしまい、それによってダメになってしまうからです。
それに加えてダニも繁殖しやすくなるため、定期的な陰干しは必ずするようにしましょう。
※高反発ウレタンは、日光に弱いため天日干しはNGです。
高反発マットレスが長持ちする使い方②保護アイテムを使う
高反発マットレスが長持ちする使い方のもうひとつとして「なんらかの保護アイテムを使う」というのが挙げられます。
最低限、カバー(シーツ)は使いたいものですが、それ以上に有効なマットレス保護アイテムが存在します。具体的には、次のようなものです。
カビから高反発マットレスを守るアイテム
カビからマットレスを守る寝具アイテムとして、次の2つが挙げられます。
- 除湿シート
- すのこベッド
除湿シートは、高反発マットレスと床の間に敷くものでマットレスを通って流れてきた寝汗を吸収し、カビの発生を防ぐ効果があります。
寝汗から高反発マットレスを守るアイテム
寝汗からマットレスを守る寝具アイテムは次の3つがあります。
- 敷パッド
- ベッドパッド
- マットレスプロテクター
この中で、マットレスプロテクターが特におすすめで、防水仕様のものだと寝汗だけでなく、カビやダニ、全てからマットレスを守ってくれます。
詳しくは次の記事にまとめています。
敷きパッドは冷感機能や温感機能があるものが多く、快適な温度で眠りたい場合に使うと良いアイテムです。
ベッドパッドは、マットレスを汚れから守る機能の他に、寝心地を改善するという目的もあります。マットレスパッドについて詳しくは次の記事をご覧ください。
高反発マットレスが長持ちする使い方③裏表、上下を定期的に変更する
片方だけで寝ていますと、重心がかかる部分(特に腰やお尻の部分)がだんだんと凹んできて、反発力が弱くなってしまいます。
それを定期的に裏表変更することによって、負荷のかかる部分を分散することができるので、へたりにくくなるわけです。
これをローテーションと言いますが、ローテーションの方法は、次の記事を参考にしてみてください。
高反発マットレスは両面が使えるものがが多いため、この方法で長持ちさせることができます。
高反発マットレスのNGな使い方は敷きっぱなしにすること
敷きっぱなしにすると、次の点で高反発マットレスに悪影響を及ぼします。
- ウレタンが湿気や寝汗で劣化し寿命が早まる
- カビが生える
高反発マットレスによく使われる素材である、ウレタン素材は湿気や寝汗に非常に弱いという性質があります。
敷きっぱなしにしてしまうと、湿気や寝汗がウレタンをどんどん劣化させてしまい、寝心地が悪くなってしまうのです。
また、溜まった湿気によってマットレスの下がカビてしまうため、敷きっぱなしは絶対にやめましょう。
高反発マットレスの使い方で重要なのは、「厚みで使い方が変わる」、「長持ちする使い方を意識する」ことです。
正しい使い方をして、快適な高反発マットレスライフを過ごしましょう。
高反発マットレス選びで迷っている場合は、次のランキングも参考にしてみてください。