
「ベッドカバーを選ぶときのポイントは?」
「おすすめのベッドカバーを知りたい…」
マットレスを汗やゴミなどから汚さないためにベッドカバーは必要です。しかし、ベッドカバーはメーカーや商品によって種類が異なり、選び方を間違えてしまうと取り付けられない場合があります。
そこで今回は、ベッドカバーの選び方をわかりやすく解説します。
- ベッドカバーの選び方
- おすすめのベッドカバー
目次
ベッドカバーの選び方
ベッドカバーを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- マットレスのサイズに合わせる
- 形状を選ぶ
- 素材を選ぶ
- カラーを選ぶ
上記のポイントを順番に解説します。
マットレスのサイズに合わせる(高さに注意)
ベッドカバーを選ぶ際は、マットレスのサイズに合わせることが重要です。横幅や縦幅、高さが合わなければ、取り付けられません。
特にマットレスの高さが合っていないと、横幅や縦幅が合っていても取り付けることができない、あるいは使用していて外れてしまう可能性があります。
マットレスの高さとは、厚みのことです。メーカーや商品によって異なりますが、ウレタンマットレスなら10cm~15cm前後、ポケットコイルやボンネルコイルなどのコイル系マットレスなら20cm~30cm程度あります。
高級マットレスは厚みが30cm以上ある商品も珍しくないので、一般的なシーツでは入らない可能性があるので注意しましょう。
ベッドカバーの商品仕様には、横幅・縦幅(奥行)・高さ(マチ)の3つが記載されており、取り付けられるマットレスのサイズが分かります。ベッドカバーを選ぶ際は、商品仕様を確認して、使用しているマットレスに対応している商品を選ぶと良いです。
ただし、ベッドカバーの商品仕様で高さではなく、「マチ」と表記されている場合は注意します。なぜなら、マチはマットレスの厚みを指している訳ではありません。
ベッドカバーのマチとは、マットレスの厚みと底部に敷く生地の部分までの長さを指します。そのため、マチが30cmのベッドカバーを厚み30cmのマットレスに取り付けようとすると、商品が底部まで伸びず、取り付けることが難しいです。
ボックスシーツやフラットシーツのようなベッドカバーを綺麗に取り付けるなら、底部には5cm~15cm程度の長さの生地を挟み込む必要があります。
ベッドカバーの商品仕様で「マチ」と表記されていたら、取り付けられるマットレスの厚みは数値よりも5cm短いと覚えておきましょう。
形状を選ぶ
ベッドカバーを選ぶ際の2つ目のポイントは形状です。次の表は、ベッドカバーの主な形状の概要をまとめたものになります。
形状 | 概要 |
---|---|
ボックスシーツ | ベッドカバーの周囲にゴムが通っている マットレスの表面と側面を覆うように取り付ける ゴムなので取り外しがしやすく、寝返りを打ってもズレにくい |
敷きシーツ | 四隅にゴムが付いており、マットレスに固定するシーツ ゴムなので取り外しがしやすく、寝返りを打ってもズレにくい 商品にもよるが、側面はむき出しのままになる |
ファスナー式 | マットレスをすべて包むタイプ マットレスを包んでファスナーで閉じるので、寝返りを打っても外れない マットレスの表と裏をすべて包むので、装着するのに時間と手間がかかる |
フラットシーツ | ボックスシーツ同様にマットレスの表面と側面を覆うように取り付ける 余った部分を底面に挟み込む 寝返りを打った時の衝撃でズレる可能性はある |
形状によって価格や取り付ける際の手間や時間、メリット、デメリットなどが異なります。
素材を選ぶ
ベッドカバーを選ぶ際は、素材も重要なポイントです。
メーカーや商品によって異なりますが、主に次の素材がベッドカバーに使用されます。
- シルク
- 綿
- 麻
- ポリエステル
- ウール
- その他
上記を順番に解説します。
シルク
シルクとは、蚕の繭から造られるタンパク質の天然繊維で、美しい光沢と滑らかな質感が魅力的です。
肌の成分に近いとされる20種類ものアミノ酸が結合した天然繊維なので、皮膚への刺激が少ない素材になります。また、軽くて柔らかく、静電気が起きにくいのでほこりを寄せ付けないなどのメリットもあります。
一方で、シルク素材のベッドカバーは高額な傾向があり、室温や湿度が高い時期ではべた付きが気になる場合があります。
綿
綿とは、綿花の綿毛から造られる天然繊維で、肌触りがよく、吸水性と通気性に優れた素材です。化学繊維に比べて吸水性や通気性が高く、綿を使用しているベッドカバーは1年を通して使用できます。
また、綿は比較的安価な素材で、染色しやすいです。そのため、商品のカラーバリエーションが豊富なことも特長です。
一方で、綿のベッドカバーは洗濯を繰り返すと縮みやすく、毛羽立ちやすいので、商品にもよりますが長期使用できない場合があります。
麻
麻とは、植物繊維を用いた生地の総称でヘンプやラミーなど様々な種類があります。ベッドカバーで有名な麻はリネン(亜麻)です。
リネンは亜麻科の植物から造られる天然繊維で、人類最古の繊維とも呼ばれています。同じ天然素材である綿に比べて吸水性と発散性に優れているため、身体に密着させても涼しく、シーツに最適な素材としてヨーロッパで長く愛されています。
一方で、リネンは綿と同様に縮みやすく、洗い方によっては繊維が偏ってしまいシワが出来やすいです。
ポリエステル
ポリエステルは科学的に合成された物質から造られた合成繊維で、世界で最も生産量が多い繊維です。
汗を吸収しにくい素材のため、シワが発生しにくく、洗濯時に乾きやすいという特徴があります。また、加工しやすいので、商品にもよりますが冷感仕様や消臭仕様などのバリエーションが多いです。
一方で、ポリエステルは吸水性や放湿性が低いので使用していると蒸れ感を覚える場合があります。また、静電気が溜まりやすく、毛玉が出来やすいなどのデメリットもあるので注意しましょう。
ウール
ウールとは、主に羊の毛を素材にした天然繊維で、肌触りが柔らかく暖かいなどの特長があります。冬におすすめの素材ですが、吸湿性と放湿性にも優れているので、夏でも快適に過ごせます。
一方で、ほかの素材に比べると価格帯が高く、商品によっては自宅での洗濯が出来ない可能性があります。
その他
ベッドカバーの主な素材はシルク、綿(コットン)、ポリエステル、ウールですが、ほかにもレーヨンやテンセルなどもあります。
レーヨンとは植物繊維を原料にした再生繊維で、肌触りや吸湿性に優れています。一方で、水に弱く、デリケートな生地なのでシワが付きやすいです。
テンセルも植物繊維を原料とした再生繊維で、生地がとても柔らかく、伸縮性に優れています。絹のような光沢のある生地ですが、テンセルもデリケートな生地なので摩擦に弱く、シワが出来やすいので注意しましょう。
カラーを選ぶ
ベッドカバーを選ぶ際の最後のポイントはカラーです。
ベッドカバーは商品にもよりますが、複数のカラーバリエーションが用意されています。基本的に好みや部屋の雰囲気に合ったカラーを選べば良いですが、睡眠の質の向上を考えている方は、青色や茶色、緑色などのベッドカバーを選びましょう。
青色や茶色、緑色などの鎮静色は興奮した気持ちや活発な身体の機能を落ち着かせる効果があります。
特に、青色は脈拍や体温を下げる働きがあり、夏におすすめの色です。また、茶色や緑色のような自然と関連した色は、心が落ち着く働きが期待できます。
一方で、赤色や黒色、紫色は睡眠の質を低下させる可能性があるので注意が必要です。実際に行われた実験でも、紫色の寝具よりも、青色の寝具で寝た方の睡眠時間は2時間多いという結果があります。
ベッド・マットレスのカバーやシーツのおすすめ7選
ベッドやマットレスにおすすめのカバーやシーツを7選紹介します。
Recovery Sleep敷きパッド
販売価格(税込) | 10,890円 |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
100cm×205cm×30cm |
形状 | ボックスシーツ |
素材 | ポリエステル レーヨン 綿 |
カラー | ネイビー ベージュ グレー |
Recovery Sleep敷きパッドは一般医療機器に分類される敷きパッドが一体となっているボックスシーツです。鉱石が練り込まれた中綿を使用しているため、身体から放出された熱が赤外線として輻射され疲労の軽減を期待できます。
敷きパッドと一体となったボックスシーツなので、マットレスや敷布団に付けるだけで睡眠環境が向上します。また、表面は綿100%なので、通気性がよく、1年を通じて快適な寝心地を味わえます。
ピーチスキン加工ボックスシーツ
販売価格(税込) | 1,850円~ |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
シングル:100cm×200cm×30cm セミダブル:120cm×200cm×30cm ダブル:140cm×200cm×30cm クイーン:160cm×200cm×30cm |
形状 | ボックスシーツ |
素材 | ポリエステル |
カラー | ホワイト アイボリー グレー ブラウン ブラック ピンク ライトグレー モカベージュ ネイビー ライトブルー |
ピーチスキン加工ボックスシーツはカラーバリエーションが豊富なシーツです。ホワイトやアイボリーなど、全部で10色のなかから部屋の雰囲気や好みに合わせた色を選べます。また、シングルからクイーンまでサイズが揃っているので、選択肢が豊富です。
全周にズレ防止のゴムが付いており、しっかりと固定できます。寝返りを打ってもシーツはズレにくく、女性でも着脱しやすいこともメリットです。ピーチスキン加工なので、シワや毛玉が発生しにくく、サラサラとした肌触りを堪能できます。
防水ボックスシーツ
販売価格(税込) | 2,880円 |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
シングル:100cm×200cm×30cm セミダブル:120cm×200cm×30cm ダブル:140cm×200cm×30cm クイーン:160cm×200cm×30cm キング:195cm×195cm×30cm |
形状 | ボックスシーツ |
素材 | 不明 |
カラー | ホワイト カーキ ベージュ パープル ライトグリーン ライトブルー ライトグレー ダークグレー ネイビー ブラック ブラウン |
防水ボックスシーツは2種類の生地の2層構造により高い防水性能を発揮するシーツになります。表面は吸湿性に優れた繊維生地で、裏面はTPU防水膜となっているので水分が染み込まず、マットレスや敷き布団が濡れにくいです。
また、ダニの栄養分となるフケやゴミなどがマットレスに溜まりにくいので、ダニの発生を抑制します。子どものおねしょやペットのそそう、高齢者の介護など、様々なシーンで活躍するシーツです。
ダブルガーゼ敷パット
販売価格(税込) | 2,980円 |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
100cm×205cm×25cm |
形状 | 敷きシーツ |
素材 | 綿 |
カラー | アイボリー ナチュラルブラウン シェルピンク デニムブルー ラベンダー エレガントグレー エクリュグレー |
ダブルガーゼ敷パットは天然素材の綿を2重にしてある敷きシーツです。ふかふかで柔らかいダブルガーゼ構造となっているため、沢山の空気を含み吸湿性と保温性に優れています。
洗濯するたびにふんわりと柔らかくなっていくのもポイントで、使っていくうちに身体に馴染んでいく変化を楽しめます。四隅にゴムバンドを引っ掛けるタイプのシーツなので、ベッドマットレスから敷き布団まで幅広く対応します。
綿100%ボックスシーツ
販売価格(税込) | 1,999円~ |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
バリエーションが豊富 |
形状 | ボックスシーツ |
素材 | 綿 |
カラー | ホワイト キナリ ベージュ モカ グレー |
綿100%ボックスシーツはサイズのバリエーションが豊富なベッドカバーです。通常のシングル、セミダブル、ダブル、ワイドダブルのほかに、セミシングルや連結マットレス用など、全部で17種類のサイズがあります。
加えて、マチ幅が18cm、30cm、40cmの3種類から選ぶことができるので、希望のサイズのベッドカバーをカスタムメイドできます。特殊なサイズのマットレスのシーツを探している方におすすめです。
防ダニ加工済敷きパッド
販売価格(税込) | 1,780円 |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
100cm×200cm |
形状 | 敷きシーツ |
素材 | ポリエステル |
カラー | ベージュ ブルー ピンク ブラウン ネイビー レッド グレー ホワイト |
防ダニ加工済敷きパッドは両面仕様の敷きシーツです。表面は暖かな素材を用いたフランネルで、裏面はさらっとした素材のワッフルとなっているので、季節に応じて使い分けることができます。
中綿には抗菌防臭綿「マイティトップⅡ」を採用しているので、ダニを寄せ付けにくく、細菌の発生を抑制して嫌なニオイを防ぎます。カラーバリエーションが豊富なので部屋の雰囲気に合った商品を選びましょう。
オーガニックコットンボックスシーツ
販売価格(税込) | 3,980円 |
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サイズ (横幅×奥行×高さ) |
100cm×200cm×25cm |
形状 | ボックスシーツ |
素材 | 綿 |
カラー | アイボリー ライトグレー チャコール スモーキーピンク |
オーガニックコットンボックスシーツは敷きパッドとボックスシーツが一体となっている商品です。敷きパッドとボックスシーツの一体型なので、着脱や洗濯の手間が減らせます。
オーガニックコットンとは、2年~3年以上農薬や化学肥料を使用していないなどの基準をクリアした綿のことで、肌や環境に優しい素材です。そのため、通常の綿よりも蒸れにくく、1年を通じて快適に利用できます。
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