「シーツはどのくらいの頻度で洗えばいいの?」
「他の人はシーツをどれくらいの頻度で洗っているのか知りたい…」
シーツは毎日使用する寝具のため、定期的に洗うべきだと分かっていても、さまざまな理由からつい後回しにしてしまいます。そこで、当サイトでは男女700名に以下のアンケート調査を実施しました。
今回実施したアンケート調査
- シーツを洗う頻度はどれくらいですか?
- シーツを洗うのが上記質問の頻度になる理由は?
- 替えのシーツの枚数は?
- シーツや寝具がカビた経験はありますか?
- 使用している寝具のサイズは?
この記事では、上記のアンケート結果や、シーツを洗う頻度が遅くなる原因と対策などを解説します。
- シーツを洗う頻度
- 替えのシーツの枚数
- 理想的なシーツを洗う頻度
- シーツを洗う頻度が遅くなる原因
- シーツの洗い方
- おすすめの速乾シーツ4選
目次
シーツを洗う頻度について男女700名にアンケート!
マットレス大学では、ランダムに選出した男女700名に対し、「シーツを洗う頻度」についてアンケート調査しました。
アンケート項目
今回のアンケートでは男女700名に対し、次の調査を行いました。
- 性別・年齢
- 一人暮らしなのか
- シーツを洗う頻度
- シーツを洗う頻度になるおおまかな理由
- シーツを洗う詳細理由
- シーツの替えの枚数
- シーツや寝具がカビた経験があるか
- 寝具のサイズ
【シーツを洗う頻度アンケート1】性別・年齢
アンケートに答えて頂いた方の性別・年齢は、以下のような割合になりました。
性別では、男性が多くお答え頂いています。
年齢は、30代が最も多く32.9%
次に40代31.7%となりました。
【シーツを洗う頻度アンケート2】一人暮らしか?
一人住まいか、家族と同居なのかをお聞きしました。
家族やパートナーと同居が多く77%となりました。
【シーツを洗う頻度アンケート3】シーツを洗う頻度・何日おきに洗う?
シーツを洗う頻度は以下の通りです。
毎日 0.6%
2-3日 6.4%
1週間 31.7%
2~3週間 23%
1ヶ月 20.6%
それ以上 16.9%
洗ったことが無い 0.9%
1週間程度で洗う方が多い反面、1ヶ月以上洗わない・洗ったことがない方の合計が38.4%となりました。
【シーツを洗う頻度アンケート4】シーツを洗う頻度になる詳細理由
上記回答の詳細をフリー回答でお答え頂きました。
多い意見としては
- 面倒
- 除菌スプレーを使用
- 夏場は、においがあるので週1回洗う
少数意見としては
- 小まめに替えたいが外干しのため洗える日が限られてくる
- 天気の良い時と自分のタイミング
- シーツの上にタオルを敷いているため不必要と感じる
- 干す場所の確保が難しい
- コインランドリーに持って行かないといけないから
などがありました。
【シーツを洗う頻度アンケート5】替えのシーツの枚数
替えのシーツの枚数は以下の通りです。
2枚が最も多く、全体の43.9%となりました。
【シーツを洗う頻度アンケート6】シーツや寝具がカビた経験
シーツや寝具がカビた経験がある割合は以下の通りです。
カビた事が無い方が多く全体の74.3%でした。
【シーツを洗う頻度アンケート7】寝具のサイズ
使っている寝具のサイズは以下の通りです。
シングルサイズが最も多く、全体の65.7%でした
シーツを洗う頻度アンケートまとめ
今回、シーツを洗う頻度について700名への調査により、次の事がわかりました。
- シーツを洗う頻度で最も多いのは1週間31.7%
- シーツを1ヶ月以上洗わない割合は38.4%
- シーツをこまめに洗わない理由としては「頻繁に洗う必要を感じない」33.4%
- その他多かった意見は「面倒」「除菌スプレー使用」
- シーツの替えの枚数で多いのは2枚の43.4%
- シーツや寝具がカビた経験がない方は全体の74.3%
- 使用している寝具のサイズで最も多いのはシングルサイズ65.7%
上の結果から、シーツはそんなに頻繁には洗っていない方が多い事がわかりました。
入浴後に寝る事や除菌スプレーの使用などで、そんなに汚れないと考える方がいるようです。また、干す際に場所の確保が大変なのも理由の一つにもなっています。
無理して家事の負担を増やしてしまうのも良くありませんが、湿気を含んだシーツによりカビの発生のリスクが高くなくなってしまうことも覚えておきましょう。
昨今ではウイルス感染のリスクもあり、できれば替えのシーツを準備してこまめに取り替えるのがおすすめです。速乾性のシーツも多く販売されているので、検討してみるのもいいでしょう。
シーツを洗う頻度は?衣替えの時期しか洗わない?
シーツを洗う頻度や時期などを次項より順番に解説します。
週に1回は洗う
シーツは毎日洗濯しておきたいですが、難しいようでしたら週に1回の頻度で洗うと良いでしょう。
海外でもシーツを洗う頻度について議論が起きており、イギリスにあるウエストミンスター大学の細菌学の講師は、シーツは最低でも週に1回、枕カバーは2日~3日の頻度で交換すると清潔な状態を保てると指摘しています。
ベッドにはさまざまな細菌が持ち込まれており、微生物の繁殖はニオイの発生原因となります。また、微生物は繊維の1週間以上生き残ることが可能です。
そのため、一見綺麗なように見えても、シーツを長期間放置していると内部でダニや雑菌が繁殖している恐れがあります。
シーツや枕カバーなどの寝具の洗濯や交換は健康を守るために重要なので、なるべく定期的に行うようにしましょう。
替えのシーツがあれば干せない日も安心
自宅に乾燥機が無い場合や、梅雨の時期で干せない時に備えて、替えのシーツを用意しておくことをおすすめします。
替えのシーツがあれば、干せない日でもすぐきれいなものと交換できます。また替えのシーツがあると天気や時間帯を見計らって洗濯できるので、焦って部屋干しして乾かないという失敗を避けられます。
シーツは商品によって機能や特徴が異なります。寝心地を変えたい時、部屋のカラーを変えたい時、季節に合った機能を使いたい時など、複数のシーツがあれば状況に応じて対応できるのもメリットです。
衣替え時期はしっかり干して乾燥させる
シーツには種類があり、オールシーズンで使用できる商品もあれば、春夏用、秋冬用と季節が決まっている場合もあります。衣替えでしばらくシーツを使わない時は、しっかり干して乾燥させてから片付けるようにしましょう。
シーツの内部に湿気が残っていると、収納している間にカビやダニが繁殖する原因となります。また、同じ場所に収納しているシーツや衣服などにカビが移ってしまう危険性もあります。
シーツを長期間収納するときは、しっかりと干したり乾燥機にかけたりして、湿気を飛ばしてから片付けると安心です。
シーツを洗う頻度が遅くなる原因
シーツを洗う頻度が遅くなる原因は以下のとおりです。
- 干す場所がない
- 洗う必要を感じない
上記の原因と解決方法を解説します。
干す場所がない
シーツを洗う頻度が遅くなる最大の原因は、干す場所がないことです。
マットレスの長辺は195cm前後、短辺はシングルサイズでも100cm前後あるので、広げて干す際にかなりのスペースを必要とします。そのため、住環境によってはシーツを洗っても広げられないので、折り畳んで干すケースは珍しくありません。
しかし、シーツを折り畳んで干すと時間帯や季節によってはきちんと乾かず、余計な時間や手間を取られてしまいます。シーツを広げて干す場所がない方は、洗う頻度が遅くなる傾向があります。
干す場所が限られている場合は「速乾シーツ」を選ぶ
干す場所が限られているなら、速乾性の高いシーツを使用してみましょう。
商品にもよりますが、水分を吸い取り分散しやすい生地を用いたり、水を弾く防水生地を使用したりすることで、短時間で乾くシーツがあります。速乾性の高いシーツなら、折り畳んだ状態で干しても短時間で乾くことができます。
洗う必要を感じない【それほど汚れない?】
シーツの洗濯を後回しにしてしまう原因として、「見た目がきれいだから洗う必要を感じない」ということも。
確かに、使い方や寝ている人によってはシーツの汚れがはっきりと感じられないというケースはあります。シミや黄ばみなどの、目に見えて分かりやすい汚れがないと、シーツの洗濯を後回しにしてしまいがちに。
しかし、見た目はきれいに見えても、シーツは日々の汚れが蓄積しているため汚れないということはありえません。
入浴後だから汚れない!は間違い!
ベッドに入るのは入浴した後だから、シーツや枕カバーは汚れないという考え方は間違いです。人間は一晩で汚れやニオイの原因となる皮脂が含まれた寝汗をコップ1杯分かきます。また、寝汗以外にも抜けた毛や家庭内の雑菌がシーツには蓄積されています。
寝汗や皮脂などは、ダニや雑菌の餌となります。入浴後の身体に触れているからシーツは綺麗のままというのは間違った考え方で、定期的な洗濯は必要です。
シーツの洗い方
シーツの洗い方は、普段洗濯している方法とほぼ変わりません。
- 洗濯ネットに入れる
- 洗濯機の通常コースを選択する
- 洗濯が終わったら干す
上記の洗い方を順番に解説します。
洗濯機の設定は普段通りの洗い方で
基本的に、シーツは洗濯機で洗うことができます。洗濯機によってはいくつかコースがありますが、フラットシーツやボックスシーツなどの一般的なシーツは通常のコースで問題ありません。
洗剤は中性洗剤なら、シルクやウールなどのアルカリに弱い動物性繊維のシーツを傷めずに洗えるのでおすすめです。なお、弱アルカリ性洗剤は中性洗剤よりも洗浄力に優れていますが、次のようなデメリットがあります。
- 色落ちしやすい
- 生地を傷めやすい
お気に入りのシーツを長く使用したいなら、弱アルカリ性洗剤の使用は控えたほうが良いでしょう。
シーツはネットに入れると絡まない
洗濯機でシーツを洗う際は、洗濯ネットに入れておきましょう。シーツは面積のある大きな布です。洗濯機にそのまま入れると、洗濯中に遠心力でねじれたりほかの洗濯ものと絡んでしまい、生地を傷めてしまう恐れがあります。
洗濯ネットに入れて洗えば、生地が絡んでしまうのを防ぐことができ、手間をかけずにすぐに干すことが可能です。
シーツを洗濯ネットに入れて洗濯する手順は以下のとおりです。
- 縦に細長くまとめる
- 蛇腹になるように交互に折りたたむ
- 綺麗に折り畳んだ状態で洗濯ネットに入れる
洗濯前に綺麗に折りたたんでおくと、洗濯後にシワが出来にくく、細部まで洗剤が行き渡るので汚れが効率よく落ちます。
コットン(綿)は乾燥機を使わない
ドラム式洗濯機に付いてるタンブル乾燥機は便利ですが、洗濯ものが縮んでしまう、生地同士がぶつかって劣化しやすくなるなどのデメリットがあります。
特にコットン(綿)や天然繊維は要注意。天日干しだと時間を掛けてゆっくりと水分を蒸発させて戻りますが、タンブル乾燥をかけると、水分の蒸発が急激に起き縮んでしまいます。
コットン(綿)や天然繊維を使用しているシーツをタンブル乾燥させるのは生地を劣化させる恐れがあるので避けた方が良いでしょう。
コロナウイルスや細菌が気になるシーツはハイター
コロナウイルスや細菌が気になるシーツは、洗濯機にかける前にハイターに浸けておきましょう。
ハイター、またはキッチンハイターのような次亜塩素酸ナトリウムは高アルカリ性なので、コロナウイルスや細菌を殺菌する力も強いです。洗濯前にシーツを漬けておけば、ウイルスを殺菌できて安心して使用できます。
シーツをハイターに浸けてから洗濯する手順は以下のとおりです。
- 換気をしつつ手袋や眼鏡を装着する
- お湯1Lに対してハイター10mlの割合で混ぜる
- シーツの汚れている面を下にする
- 30分~1時間程度浸けおきをする
- 取り出して水ですすぐ
- 通常の洗濯をする
水よりも50℃ぐらいのお湯で漬けておけば汚れが落ちやすくなります。また、シーツのような面積の広い布を浸ける際は、洗面台や浴槽などで、全体が浸るくらいの水量を用意しましょう。
シーツを洗うのが楽になる!おすすめ速乾シーツ4選
速乾性の高いシーツは乾きやすい加工を施されており、干す時間が短くなるのでおすすめの商品です。次項より、シーツを洗うのが楽になるおすすめ速乾シーツ4選を順番に解説します。
ニトリNフィットシーツ
販売価格(税込) | スモールシングル-シングル:2,290円 セミダブル-ダブル:3,290円 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | スモールシングル-シングル:80×170×40cm セミダブル-ダブル:110×170×40cm |
対応ふとんサイズ(横×縦) | 100×210cm |
対応マットレスサイズ(横×縦×まち) | スモールシングル-シングル:85~100×200×38cm セミダブル-ダブル:120~140×200×38cm |
素材 | ポリエステル55%、レーヨン40%、ポリウレタン5% |
ニトリNフィットシーツはマットレスだけでなく、敷布団にも対応している商品です。伸縮性に優れており、角までぴったりと綺麗にフィットするので、シワになりにくく、シーツが浮きづらくなっています。
寝相が悪くてもシワになりにくいため、見た目がスッキリします。また、着脱が簡単で、シワが出来にくいので取り付けるための手間や時間がかかりません。他にも取り外して洗濯ネットに入れれば、家庭の洗濯機で丸洗いが可能なのできれいな状態が長持ちします。
速乾防水ボックスシーツ
販売価格(税込) | シングル:3,278円 セミダブル:3,828円 ダブル:4,378円 ワイドダブル:4,928円 クイーン:5,478円 キング:6,578円 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | シングル:100×200×30cm セミダブル:120×200×30cm ダブル:140×200×30cm ワイドダブル:150×200×30cm クイーン:160×200×30cm キング:200×200×30cm |
対応ふとんサイズ(横×縦) | 不明 |
対応マットレスサイズ(横×縦×まち) | シングル:100×200×10~25cm セミダブル:120×200×10~25cm ダブル:140×200×10~25cm ワイドダブル:150×200×10~25cm クイーン:160×200×10~25cm キング:200×200×10~25cm |
素材 | (表)速乾パイル(裏)防水性ポリウレタン |
速乾防水ボックスシーツは速乾性だけでなく、防水性にも優れている商品です。表側は速乾性に優れたパイル生地を使用し、側面を含めた裏地全体が防水性ポリウレタン生地の2層生地のため、非常に水漏れしにくいシーツとなっています。
寝汗の不快感を軽減でき、子どものおねしょや毎日の介護汚れからマットレスを守ります。また、自宅の洗濯機で丸洗いが可能なので、こまめに洗い替えができます。サイズのバリエーションが豊富なのも特徴で、マットレスに合った商品を探してみましょう。
鹿の子ニット吸水速乾ベッドシーツ
販売価格(税込) | 2,420円 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 100×200×30cm |
対応ふとんサイズ(横×縦) | 不明 |
対応マットレスサイズ(横×縦×まち) | 100×200×30cm |
素材 | ポリエステル100% |
鹿の子ニット吸水速乾ベッドシーツはさらりとした肌触りで、通気性の優れた商品となっています。最大の特徴は生地表面に凹凸ができる「鹿の子編み」を採用しているため、肌への接触面が少なくなり、爽やかな寝心地を味わえることです。
また、生地は吸水速乾のポリエステル糸を採用し、汗をかいてもすぐに生地が吸収します。寝苦しい夏の夜でも不快感を感じにくく、快適に過ごすことが可能です。寝汗やマットレスの湿気で悩んでいる方は検討をおすすめします。
吸水速乾フラットシーツ(ベッド・布団OK)
販売価格(税込) | 2,550円 |
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サイズ(幅×奥行×高さ) | 150×250cm |
対応ふとんサイズ(横×縦) | 不明 |
対応マットレスサイズ(横×縦×まち) | 不明 |
素材 | ポリエステル100% |
吸水速乾フラットシーツはシンプルなフラットシーツです。フラットシーツとは、1枚の平らな布状のシーツのことで、ボックスシーツと違って装着の手間が掛かります。ただし、1枚布の形状のため、洗濯がしやすいというメリットがあります。
本商品は吸水速乾加工が施されているため、吸水性に優れており、乾きやすいです。また、吸水速乾加工には防縮・防皺効果も期待できます。フラットシーツは日本だと販売しているメーカーが少なくなっているので、気になる方はチェックしてみましょう。
シーツは頻繁に洗おう
シーツは大きいため洗うのが面倒で汚れが見えないことで「きれいなのでは?」と勘違いしてしまうこともあります。しかし目に見えないカビやダニ、菌など体に悪い影響を及ぼすものが付着しています。毎日洗うのは難しくても、1週間に1回は洗濯ししっかり乾かしましょう。