
「畳部屋の部屋にマットレスを置いて大丈夫?」
「畳でマットレスを使う時に気を付ける点があれば知りたい・・・」
畳の上にマットレスを直置きすることに不安に感じていませんか?湿気やカビの問題、健康への影響が気になる方も多いですよね。畳とマットレスは相性が良いように思えますが、正しい対策を取らないとトラブルを招くことがあります。
この記事では、畳の上でマットレスを使用する際の注意点や湿気対策についてわかりやすく解説。また、畳におすすめのマットレスも紹介します。快適で清潔な睡眠環境を作るために、ぜひ参考にしてみてください。
- 畳にマットレスを使う際の注意点
- 畳の上で使うマットレスを選ぶポイント
- 畳におすすめのマットレス
- 畳にマットレスを使うメリット・デメリット
目次
和室にマットレスを直置きしても大丈夫?湿気・カビ対策と健康への影響
- 畳がベッドフレームの形に凹む
- 畳に傷が付く
ベッドフレームと畳の接する部分に体重がかかり凹んでしまったり、寝返りで少しずつベッドフレームがずれてしまった際に畳が傷ついたりすることがあります。
もし、どうしても畳の上にベッドフレームとマットレスを置くということであれば、凹み対策として間にコルクマットやカーペットなどを敷いてあげると良いでしょう。
畳の上にマットレスを直置きする際の注意点と対策
畳の上にマットレスを直置きする際の注意点は、主に次の4点。
- カビ対策は必ず行う
- すのこは畳にダメージを与えるので使わない
- ファイバーマットレスを子供に使う時は防水必須
- 厚みは7cm以上のものを選ぶ
上記、注意点について詳しく解説します。
湿気をカビ対策は必須
畳とマットレスの間は湿気が溜まりやすく、カビが生える絶好の環境。なぜなら、畳の上にマットレスを直置きすると、空気の通り道がなくなり、畳とマットレスの間に湿気がこもりやすくなりるからです。
畳は自然素材でできており、空気や湿気を吸収しやすい特徴があります。特に和室は湿度が高くなりがちなため、湿気が原因でカビが発生しやすい環境。また、体から発せられる汗や湿気も蓄積しやすいため、注意が必要です。
カビを防ぐための工夫
カビを防ぐためには、以下のような対策を行うことが効果的です。
畳でマットレスを使う時のカビ対策
- 定期的に陰干しする
- マットレスの保護アイテム(プロテクターやベッドパッド)を使用する
- 除湿シートを使う
特にウレタン系のマットレスは特にカビが生えるスピードが早いです。部屋全体を定期的に換気し、湿気を逃がすことが大切。また、3日に一回は必ず立て掛けて、陰干ししたいところです。
他にもマットレスを保護するプロテクターや、敷きパッド、ベッドパッドなどのアイテムを使用すると、湿気の原因となる寝汗をガードするのも効果的。
さらに、マットレスと畳の間に除湿シートを敷いて湿気を吸収させてあげることも有効なカビ対策です。
マットレスのカビ対策について詳しい内容は次の記事をご覧ください。



すのこは畳にダメージを与える可能性大
人は夜寝る時に20回ほど寝返りをすると言われているので、高い確率で畳にダメージを与えてしまうのでおすすめはできません。どうしても、すのこが必要な場合は、すのこの裏に、傷防止のフェルト等を貼るなどの対策を行いましょう。
子どもにファイバーマットレスを使う場合は防水必須
ファイバーマットレスとは、洗えるマットレスのこと。代表的なものにエアウィーヴがあります。ファイバーマットレスは通気性が良いため、もし子どもが寝ていておねしょをしてしまった場合、マットレスを貫通しそのまま畳が濡れてしまいます。


フローリングであれば拭けばある程度何とかなりますが、畳だと拭ききれずに劣化に繋がります。
もし、ファイバーマットレスを子ども用に畳で使う場合は、防水シートなどを必ず敷くようにしましょう。
厚み選びに要注意
畳にマットレスを使用する際は、敷布団のように簡単に上げ下げできるものを選びたいと思う方も少なくないと思います。確かに、コンパクト性も大事ですが、厚みの少ないものを選ぶと寝心地が悪くなるので注意が必要です。
反発性にもよりますが、8cm未満の厚みのマットレスを畳に敷いてしまうと、底つき感があり快適に眠れません。畳にマットレスを選ぶ際は、しっかり厚みのあるものを選び、なおかつ三つ折りタイプなどコンパクトに畳めるものを探すと良いでしょう。
畳がへこむリスクを回避する方法
畳の上に重いマットレスを敷き続けると、畳がへこんでしまうリスクがあります。畳は柔らかい素材で作られており、特に重いベッドマットレスや硬いフレームを使用すると、その重みで畳に跡が残ってしまうことがあります。これを放置すると、畳の寿命が短くなり、交換のコストがかかる場合があります。
へこみを防ぐためには、「移動させる」「アイテムを活用する」の2つの方法で回避しましょう。
マットレスを定期的に移動させる
同じ場所にマットレスを長期間置いておくと、圧力が集中してしまい、畳がへこむ原因となります。定期的にマットレスの位置を変えることで、負荷を分散させ、畳のへこみを防ぎます。
重さを分散させるアイテムを活用
マットレスの下に厚手のマットや専用の保護シートを敷くことで、畳への圧力を分散させることができます。マットレスの重さを畳全体に均等にかけることで一部へ負担が集中するのを防ぎ、へこみを抑えられます。
畳の上に敷くマットレスの選び方
畳の上で使うマットレスを選ぶポイント
- 厚みは8cm以上
- 高反発マットレス
- 収納しやすい折りたたみ
- 通気性の良いもの
詳しく解説していきます。
マットレスの厚みは8cm以上
マットレスを畳に直接敷く場合、8cm以上あるとベストです。


畳やフローリングで薄すぎるマットレスを使用すると、底つき感で寝心地が悪くなります。しかも、腰に負担をかけてしまい腰痛の原因になることも。理想としては厚みは8cm以上あると安心です。
高反発マットレスがベスト
高反発マットレスであることも、畳に敷く際に重要なポイントです。
引用:koala.com
反発力がある程度ないと、体が沈み込み過ぎてしまい正しい姿勢が保てなかったり、底つき感をで腰に負担がかかってしまうからです。


よほど柔らかいマットレスが好きという場合や低体重(45kg以下)でない限り、高反発のマットレスを選ぶことをおすすめします。
和室でも収納しやすい折りたたみがおすすめ
畳で敷布団を使う時のように、押入れに簡単にしまうことができるので、折りたたみマットレスは畳での使用に向いていると言えます。
また、押入れなどの収納がない場合でも、部屋の端に畳んで置いておけるのでスペースを取らないという意味でも折りたたみマットレスはおすすめです。
折りたたみマットレスは次の記事でおすすめを紹介しているので参考にしてみてください。



通気性の良いものを選ぶ
ただし、注意点で述べたとおり子どもにファイバーマットレスを使う場合は防水シートなどの使用は必須です。
畳の上に直置きする時のおすすめマットレス3選
上の選び方を踏まえて、畳の上に直置きする際におすすめのマットレスを3つ紹介します。自分に合ったものを探してみましょう。
エアファイバーで通気性抜群「エアウィーヴスマートZ01」


価格 | シングルサイズ:77,000円 セミダブルサイズ:93,500円 ダブルサイズ:110,000円 |
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素材 | エアファイバー |
厚み | 9cm |
保証 | 30日間返金保証あり(公式ショップ限定) |
エアウィーヴのスマートZ01は三つ折りにできるマットレス。エアファイバー素材で通気性がよく、湿気が溜まりにくいのが特徴。また、丸洗いできるのでカビなどの心配もいらず、清潔に使用できます。しっかりした厚みがあるので、畳の上でも快適。毎日布団をたたみたい方にもおすすめです。
- 厚みが9cmで十分
- 折りたたみタイプで収納も簡単
- 通気性も抜群に良い
その他の折りたたみマットレスを見たい方は次のランキングを参考にしてみてください。
敷布団感覚で使える「モットン」


価格 | シングルサイズ:39,800円 セミダブルサイズ:49,800円 ダブルサイズ:59,800円 |
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素材 | ウレタンフォーム |
厚み | 10cm |
保証 | 90日間返金保証あり(公式ショップ限定) |
モットンは、硬さを3種類から選べて交換可能な寝心地の良いマットレス。しかも返金保証も付いているので失敗しにくいです。厚みも10cmと十分あるので畳に直置きしても底つき感はありません。三つ折りタイプではありませんがバンドで折り畳め、敷布団のように扱えるので和室にもおすすめできるマットレスです。
- 厚みが10cm
- 高反発で硬さも選べて交換も可能
- バンドで折りたたむことも可能
- 90日間の返金保証があるので失敗しにくい
畳でもオールシーズン快適「コアラフトンOASIS」


価格 | シングルサイズ:49,900円 |
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素材 | ウレタンフォーム(硬さ:180N・100N) |
厚み | 8.5cm |
保証 | 120日間返金保証あり(公式ショップ限定) |
コアラフトンOASISは三つ折りマットレスです。コンパクトにたためて押し入れなどに簡単に収納可能。立てかけた状態で陰干しもできます。カバーは夏は涼しく、冬暖かいリバーシブル仕様で一年中快適に使用できます。また、硬さも100Nと180Nを好みで入れ替えられるのもポイント。自分の体型に合わせて変更でき、もし合わない場合でも返金保証が120日間と長いので、安心して試せます。
- 厚みが8.5cm
- 硬さが2種類から選べる
- 三つ折りできる
- リバーシブルでオールシーズン快適
畳の上でマットレスを使う健康面でのメリット・デメリット
畳の上にマットレスを敷いて寝ることには、健康にプラスの影響を与える要素もあれば、注意すべき点もあります。
メリット
適度な硬さが姿勢をサポート
畳はフローリングや柔らかすぎる床材に比べて、適度な硬さを持っているのが特徴です。このため、マットレスを敷くと背骨の自然なカーブをサポートし、正しい姿勢を保ちながら寝れます。結果として、腰や背中への負担を減らす効果が期待できるでしょう。
自然素材の湿度調整機能
畳は、湿気を吸収したり放出したりする調湿機能を持つため、和室での睡眠環境は、適切な湿度を保ちやすいのが利点です。この湿度調整によって、乾燥しすぎたり、湿気がこもりすぎたりしない、快適な空間を作り出せます。
デメリット
湿気がたまるとカビが発生しやすい
畳は湿気を吸いやすい素材のため、湿気が溜まるとカビが発生しやすくなります。特に、通気性の悪いマットレスを畳に直置きすることで、畳とマットレスの間に湿気がこもり、カビが発生するリスクが高まります。これが原因で、呼吸器に悪影響を与え健康被害が起こる可能性があるため、湿気対策が重要です。
硬さが体に合わないと負担がかかることも
畳の硬さが人によっては合わない場合、長時間同じ姿勢で寝ていると体に負担がかかることがあります。特に、腰痛や肩こりがひどくなる場合があるため、自分に合ったマットレスの選び方が健康を保つ上で非常に重要です。
畳の上にマットレスを敷く際はカビ対策を徹底しよう
畳の上でマットレスを使うときは、湿気やカビのリスクを減らすことが快適な睡眠環境を保つための鍵となります。具体的な対策を行うことで、畳の上でもマットレスを清潔に使い続けることが可能です。畳に新しくマットレスを置く場合は、今回紹介した選び方を参考にぴったりのものを選んでみて下さい。
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