
「マットレスを直置きするとカビが心配・・・」
「直置きするとおしゃれに見えない」
マットレスを床や畳に直置きしたいと考えている場合、実はデメリットがいくつか存在します。カビが繁殖しやすいためすのこを利用したり毎日立てたりなどの対策をしなければいけません。また、そのまま置いてしまうとおしゃれに見えにくいため、ちょっとした工夫も必要です。
そこでマットレスを直置きする時のカビ対策や、直置きしてもおしゃれに見える方法などを詳しく解説していきます。
- マットレスを直置きするデメリット
- マットレスを直置きする際に必須のカビ対策方法
- どうしても分厚いマットレスを直置きしたい時の対処法
目次
マットレスの直置きで起きるデメリット
マットレスを直置きする場合、デメリットが3つあります。チェックしておきましょう!
- カビが発生する
- ハウスダストを吸い込みやすい
- おしゃれに見えない
カビが発生する
マットレスは、汗などによる湿気でカビが発生する可能性があります。直置きすることで通気性が悪くなり、湿気が溜まるのでよりカビの発生率が高くなります。湿気はマットレスの劣化にもつながります。ウレタンは弾力性が失われ、コイルはサビにより折れてしまう可能性も。
ハウスダストを吸い込みやすい
少し掃除を怠ると、部屋にはハウスダストが発生してしまいます。マットレスを直置きしていると床に近いことから、ハウスダストを吸い込みやすくなるというデメリットもあります。ハウスダストは、アレルギーの原因になってしまうこともあり注意が必要です。
おしゃれに見えない
床に直おきすると生活感が出やすく、べットフレームに置くよりもおしゃれに見えにくいというデメリットもあります。
特に分厚いマットレスは床に直置きすることを想定されていないので、見た目も不恰好になりがちです。部屋をおしゃれにしたい方は下のコツをチェックしてみてください。
マットレスを直置きするときのカビ対策
- 定期的な陰干し(必須)
- すのこを敷く
- 除湿シートを使う
- 敷きパッドやベッドパッドを使う
- マットレスプロテクターを使う
この中で、「定期的な陰干し」は床に直置きするなら必須でして欲しいカビ対策です。
それぞれについて詳しく解説します。
毎日立てて天日干しがベスト
マットレスを直置きする場合に、必ずして欲しいのが定期的な陰干しです。
マットレスを直置きしていると、マットレスの中に湿気が溜まるだけでなく、マットレスと床の間も湿っぽくなってしまいます。特に通気性の悪いウレタンマットレスであれば、できれば毎日立てかけるのがベストです。
毎日が難しい方は、3日に一回でもいいので陰干しして、湿気を放湿することをおすすめします。
ベッドマットレスの干し方については、次の記事に詳しくまとめています。



すのこベッドを敷く
マットレスを床に直置きする時のカビ対策におすすめなのは「すのこベッド」です。
マットレスの下にすのこを敷くと、床とマットレスの間に空気の通り道ができるので通気性がよくなり、カビが生えるのを防止してくれます。
ただし、すのこベッドに面している部分はカビが生える場合もあるので、定期的に陰干しするようにしましょう。
すのこベッドに関しては、次の記事に詳しくまとめていますので参考にしてみてください。



除湿シートを敷く
マットレスを直置きする際のカビ対策として、除湿シートも有効です。
除湿シートはマットレスの下に敷いて、湿気を吸収してくれるアイテムです。
マットレスを立て掛けなくても、除湿シート自体を週1程度で干せばOKなので楽なのが特徴。
マットレスが重い場合や頻繁にマットレスのメンテナンスが行えない場合にも役立ちます。
もちろん同時にマットレスも干せば、より効果がありますよ。



敷きパッドやベッドパッドを敷く
マットレスを床に直置きする際のカビ対策には敷きパッドやベッドパッドも有効です。
敷きパッドというのは、マットレスの上に敷くアイテムで、肌触りを良くし、寝る時の温度を調整してくれるので寝心地もアップしてくれます。
同時に、マットレスへの寝汗の浸透を防いでくれます。湿気が溜まりにくいため、カビを生えにくくしてくれますよ。



マットレスプロテクターを付ける
マットレスプロテクターはシーツの下に装着する、マットレスを汚れから守るアイテムです。
特に防水性のものは、マットレスへの寝汗の侵入を防ぐので効果が高くなります。
カビ対策に留まらず、マットレスをしっかり守ってくれて寿命を伸ばすのにも役立つのでおすすめのアイテムです。



直置きマットレスをおしゃれに見せるコツ
しかし、次のコツを守ると、マットレスを床に直置きしてもおしゃれさがグッと引き立ちます。
マットレスを床に直置きしてもおしゃれに見せるコツ
- カバー(シーツ)の色を部屋に合わせる
- 敷きパッドは使用しない
- なるべく部屋をシンプルにする
直置きでおしゃれに見せるコツを詳しく解説します。
カバー(シーツ)の色を部屋のインテリアに合わせる
部屋の色と同系色のカバーを使うのがコツです。ベッドマットレスはホワイトのイメージがありますが、カバーの色を変えれば部屋に色を合わせられます。
部屋との統一感を出すためにも、カーペットやカーテン、テーブルやソファーなどインテリアと合うカバーにしましょう。
敷きパッドは使用しない
敷きパッドは、温度調節や汗からマットレスを守ってくれるアイテムですが、見た目的にはおしゃれとは言えません。
敷きパッドの代わりに、カバーの下につけられるマットレスプロテクターやベッドパッドを使うのがおすすめ。おしゃれさと防カビの両方の効果がありますよ。
なるべく部屋をシンプルにする
マットレスを直置きでおしゃれに見せるコツ3つ目は、部屋をシンプルにすることです。なるべく物を減らし部屋に余白を持たせることで、すっきりした印象になります。同時に、清潔感も出せるので、物を減らしてミニマムな部屋に仕上げてみましょう。
分厚いベッドマットレスを直置きする方法
しかし、どうしてもベッドフレームは使わずに、床に直置きしたい場合は次の方法を試してみてください。
分厚いベッドマットレスを直置きする方法
- すのこベッドをベッドマットレスの下に置く
- 陰干しを必ずする
詳しく解説します。
すのこをベッドマットレスの下に置く


すのこをベッドマットレスの下に敷くと、通気性がグンと上がり床にカビが生えにくくなります。
ニトリなどは安価に売っているすのこもあるので、次の記事を参考にしてみてください。



直置きする場合は必ず定期的に干す
陰干しすることでカビが生えにくくなります。
また、合わせて除湿シートも敷くとさらにカビが生えにくくなるのでおすすめです。
ベッドマットレスが重く立てかけるのが難しい場合は、マットレスと床の間に本を挟んで、扇風機やドライヤーを当ててあげて湿気を飛ばすようにしましょう。
畳にマットレスを直置きする場合の注意点
- カビ対策は必須
- すのこは畳を傷つけるので使わない
- ファイバーマットレスは防水対策
- ベッドマットレスはなるべく敷かない
たたんでのマットレス直置きする注意点は、次の記事に詳しくまとめているので参考にしてみてください。



直置きできるマットレスの特徴
直置きにおすすめのマットレスの特徴
- それなりの厚みがある(10〜15cm程度)
- 重量が軽い(10kg以下)
- 収納性が高い
7cm以下の薄いマットレスを床に直置きで使ってしまうと、背中に底つき感が出てしまう場合があり注意が必要です。また15cm以上のマットレスは直置きを想定して作られていないため、直置きには適していません。
厚み | 用途 | 使い方 |
---|---|---|
15cm以上 | ベッドマットレスとして使う | ベッドフレームの上に敷く |
8〜14cm | ベッドマットレスまたは直置きマットレスとして使う | ベッドフレームの上に敷く または、床に直置きする |
7cm以下 | 手持ちのベッドマットレスの寝心地改善(トッパー) | 手持ちのベッドマットレスの上に敷く |
10cm〜15cm程度の厚みがあるものなら、直置きとベッドフレームどちらにも対応しているのでおすすめです。
ただし、床に直置きする際は、カビ対策でマットレス自体をこまめに陰干しする必要があるので、持ち運びやすい重さのマットレスを選ぶのがポイントです。
また、部屋を広く使えるようにクローゼットにしまえるタイプや、部屋の隅に置ける収納性の高い折りたたみタイプもいいでしょう。
特にファイバー系のマットレスは通気性が良く、丸洗いできるのでおすすめです。軽いタイプなので、持ち運びやすいのも魅力。下の記事を参考にしてみて下さい、






直置きできるマットレスのおすすめ5選
ここからは床に直置きできる優秀なマットレスを紹介します。
モットン


価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
---|---|
素材 | 高反発ウレタンフォーム |
重量 | 7.5kg〜 |
厚み | 10cm |
収納性 | 中 |
保証 | ・90日間返品保証 ・硬さ変更可能 |
モットンは厚み十分で、重量もシングル7.5kg以下なので直置きにも適したマットレスです。硬さを選べ、合わなければ変更もできるので、マットレスで失敗する可能性が低いのが特徴です。
高反発で寝返りも打ちやすく、体圧分散性も高いので快眠しやすい直置きマットレスです。
エムリリー優反発(三つ折り8cm)


価格 | セミシングル:29,980円 シングル:32,980円 セミダブル:39,980円 ダブル:47,980円 |
---|---|
素材 | 優反発ウレタンフォーム |
厚み | 8cm |
重さ | 6kg〜 |
収納性 | 高 |
保証 | 3年保証 |
エムリリーの優反発シリーズである三つ折り8cmモデルは、折りたたみ可能なので収納しやすいのがポイントです。
また、厚みも8cmと十分で底つき感も感じにくく、重さも6kgと持ちやすいので直置きマットレスとしては非常に優秀です。
雲のやすらぎプレミアム(マットレスタイプ)



価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
---|---|
素材 | ポリエステル、羊毛、高反発ウレタン |
厚み | 17cm |
重さ | 6.7kg〜 |
収納性 | 低 |
保証 | 100日間返金保証 |
雲のやすらぎプレミアムは、厚みが17cmとしっかりあり、底つき感がないのがメリットです。硬いフローリングで寝ても寝心地は抜群。
折りたたみがしにくいので、収納性は低い点は注意が必要ですが、それ以外の部分では直置きにおすすめできるマットレスです。
ニトリ 三つ折り高反発マットレス(日本製)
ニトリには厚み10cmで厚みが十分なマットレスがあります。三つ折りマットレスなので、軽く収納も簡単なのでお手入れも楽に済みますよ。復元率も高くへたりにくいのも特徴です。価格もリーズナブルなので、お試ししたい方にもぴったり!
コアラマットレス コアラフトンOASIS


厚み | 8.5cm |
---|---|
中材の取り外し | 可能 |
耐久性 | 高い(復元率は97.31%) |
反発力 | 高反発(180N/100N) |
価格 | シングル:49,900円 |
ベッドマットレスで有名な「コアラマットレス」の三つ折りマットレス。カバーは夏は涼しく、冬は暖かいリバーシブル仕様でオールシーズン使いやすいです。またウレタン素材は100Nと180Nの硬さを裏表で入れ替え可能。自分に合わせて部分ごとの硬さ変更できます。高反発のウレタンの復元率は97.31%と高寿命な素材が使われている事も高ポイントです。
ベッドマットレスシリーズと同様に、120日間返金保証があるので、安心して試せますよ。
以下のフローリングに直置きできるおすすめのマットレスも参考にしてみてください。



直置きしたいなら最適なマットレスを選ぼう
マットレスを直置きしたい場合、湿気が溜まったりおしゃれに見えなかったりということもあります。しかし正しいマットレスを選び、部屋のコーディネートに気をつければ、それほど問題ありません。床にマットレスを直置きしたい方は、今回の記事を参考にしてみてください。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。
