マットレスをタイプ別・価格別で選ぶ

通気性の良いマットレスおすすめ3選を比較【蒸れないのはコレ】

通気性の良いマットレスおすすめ3選を比較【蒸れないのはコレ】

「通気性が良いマットレスのおすすめを知りたい・・・」

「今のマットレスは蒸れて暑いから通気性の良いものが欲しい・・・」

マットレスは通気性が良いものでないと、「蒸れてしまって寝苦しい・・・」ということが起こりやすいです。

なのでマットレス選びで通気性を重視する人も多いと思います。

ここでは「通気性の良いマットレスにはどんなものがあるのか?」や「通気性の良いマットレスの注意点」を詳しく解説していきます。

合わせて、おすすめの通気性抜群のマットレスについて言及してきます。

この記事で分かること
  • 通気性が良いマットレスの種類
  • 通気性が良いマットレスのメリットと注意点
  • 通気性の良いおすすめマットレス

目次

通気性が良いマットレスの種類比較!

通気性が良いマットレスの種類とは?マットレスの種類は大きく分けると6種類あります。通気性の良い順番に並べると、次のようになります。

マットレスの種類は全部で6つ

  1. ファイバーマットレス
  2. ボンネルコイルマットレス
  3. ポケットコイルマットレス
  4. 高反発ウレタンマットレス
  5. ラテックスマットレス
  6. 低反発ウレタンマットレス

この中で、通気性の良いマットレスというと次の4種類が該当します。

通気性の良いマットレス イメージ
ファイバーマットレス ファイバー素材
ボンネルコイルマットレス ボンネルコイル素材
ポケットコイルマットレス ポケットコイル素材
高反発ウレタンマットレス

上記、通気性の良いマットレスについてそれぞれ詳しく解説します。

①ファイバーマットレス(エアウィーブ等)の通気性

①ファイバーマットレス(エアウィーブ等)ファイバーマットレスは、エアウィーヴやブレスエアーなどのエア系と呼ばれるもので、マットレスの中で一番通気性が良いものになります。
通気性が良すぎる為、冬場は寒く感じる方もいるほどで、その場合は、パッド等を厚めの物に変えるなどで対処可能です。

極細のチューブ状のポリエチレン素材が複雑に絡みあっている構造で、空気の層が無数に存在するのでムレることはありません。

②ボンネルコイルマットレスの通気性

ボンネルコイルマットレスボンネルコイルは、中にマットレス全面に広がったスプリングが入っている構造のマットレスで通気性が良いです。
フランスベッド社が開発した「高密度連続スプリング」も同じような構造で、通気性が良いとされています。

通気性が良い理由としては、スプリング部分以外はほぼ空洞になっているためです。

ただ、表面の詰め物がポリエステル100%の場合などは、ムレ感が感じやすいので注意です。

③ポケットコイルマットレス(サータなど)の通気性

ポケットコイルマットレス(サータなど)

ポケットコイルマットレスは、独立したコイルスプリングが中に敷き詰められている通気性の良いマットレスです。

ただ、ボンネルコイルよりも空洞部分が少ないため、ややボンネルコイルマットレスよりも通気性は劣ると言えます。

ポケットコイルマットレス同様に、表面の詰め物によってはムレ感が感じることもあるので注意です。

④高反発ウレタンマットレス(コアラ等)の通気性

高反発ウレタンマットレス(コアラ等)ウレタンは通気性が悪いイメージがあるかもしれませんが、高反発ウレタンには通気性が良いものが中にはあります。

具体的には、表面が凸凹にカッティングされたもの(プロファイル加工という)や波状にカッティングされたものは通気性が良いです。

ウレタン素材をカッティングすることによって風の通り道が出来るので、夏でもムレ感を感じにくくなっています。

ラテックス・低反発ウレタンは通気性が低い

ラテックス・低反発ウレタンは通気性が低い一方で、ラテックスと低反発ウレタンは、通気性は低く、ムレ感を感じやすいマットレスと言えます。

特に低反発ウレタンは、体がかなり沈み込むため体と接触する面積も大きく、夏のムレ感はかなり強いです。

通気性の良いマットレスのメリット!カビにくい!

通気性の良いマットレスのメリット!カビにくい!通気性の良いマットレスには、主に次の3つのメリットがあります。

  • 蒸れないので夏も気持ちよく眠れる
  • カビにくい
  • 清潔に使える
  • 軽い

詳しく解説します。

通気性が良いメリット①蒸れないので夏も気持ちよく眠れる

通気性の良いマットレスは中が蒸れにくい構造になっています。

例えば、ポケットコイルやボンネルコイルマットレスは中にスプリングが入っており、空洞部分が多いため蒸れにくいです。

通気性の悪いマットレスと比べると、夏の寝苦しさも大きく違ってきます。

特に、暑がりの方には蒸れない点は大きなメリットになるでしょう。

通気性が良いメリット②カビにくい

通気性が悪いと、寝汗がマットレスの下に滞留し、カビを作ってしまいますが、通気性の良いマットレスは蒸れず、湿気を溜めにくいのでカビにくいです。

絶対にカビないというわけではありませんが、頻繁に手入れをしなくともカビにくいというのは大きなメリットといえます。

ただし、通気性の良いマットレスで挙げた高反発ウレタンマットレスに関しては寝汗が床に溜まったり温度差でカビが生えやすくなっているので、カビ対策は必須で行いましょう。

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通気性が良いメリット③清潔に使える

通気性が良いマットレスは、カビもそうですがダニも繁殖しにくいです。

また、通気性の良いマットレスの中でも洗えるマットレス(エアー系素材)は汚れたら洗えば良いので、半永久的に清潔に使えますので、これも大きなメリットと言えます。

ただし、ポケットコイルとボンネルコイルマットレスに関しては、通気性は良いもののダニが棲みつきやすい綿(わた)を使用していることが多いです。

通気性は良いもののダニが棲みつきやすい綿(わた)を使用している

ポケットコイルとボンネルコイルを使用する場合はダニ対策については把握しておくようにしましょう。

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通気性が良いメリット④軽いものが多い

通気性の良いマットレスは、軽いものが多いのも特徴です。

中材として、ファイバーのような空気の通り道がたくさんある素材を使う場合が多いため、マットレス本体の重量は軽くなります。

軽いので、比較的持ち運びもしやすいのがメリットと言えます。

通気性の良いマットレスの注意点

通気性の良いマットレスの注意点通気性の良いマットレスのメリットを見てきましたが、注意点も見ていきましょう。
種類ごとに通気性の良いマットレスの注意点を解説します。

ファイバーマットレスの注意点

ファイバー素材ファイバーマットレスは、次の3点に注意です。

注意点①寝汗やおねしょ対策が必要

ファイバーマットレスは通気性が良すぎるため、おねしょや寝汗もそのまま透過してしまいます。

例えば、畳におねしょがそのまま染み込んでしまうと、畳を交換しなくてはいけないということにもなりかねません。

特に、お子さんにファイバーマットレスを使わせる場合、おねしょ対策として、床に除湿シートを敷いておくのが良いです。

注意点②熱に弱い

ファイバーマットレスは熱に弱いものがほとんどです。

シャワーで洗えますが、40度以下の温度で洗ったり、湯たんぽや電気毛布、布団乾燥機なども高温で使ってしまうと繊維が変形してしまったり、耐久性が落ちることもあるので注意しましょう。

注意点③冬は寒さ対策が必要

通気性が良すぎて、繊維の隙間から風が入ってくる場合があります。その場合、敷きパッドなどを使って風が入ってこないようにする必要があります。

ボンネルコイルマットレスの注意点

ボンネルコイルマットレスボンネルコイルマットレスの注意点は次の2点です。

  • 硬めの寝心地
  • ダニが棲みつきやすい

ボンネルコイルは、スプリングが独立しておらず、面で支える構造のため、体圧分散が苦手です。

そのため、硬めの寝心地なので、通気性は良いのですが硬めが苦手な人には合わないというのが注意点です。

また、前述した通り詰め物に綿(わた)を使っていることが多いのでダニが棲みつきやすいという特徴があります。

ポケットコイルマットレスの注意点

ポケットコイルマットレスポケットコイルは寝心地もよく、通気性も良く、弱点がほぼないのですが、以下の注意点があります。

  • 価格が高い
  • ダニが棲みつきやすい

ポケットコイルマットレスはシモンズに代表されるように、高級マットレスに多いタイプです。10万円以上をマットレスに出せるのであれば、おすすめの通気性の良いマットレスです。

また、ボンネルコイル同様にダニが棲みつきやすいことが注意点です。

高反発ウレタンマットレス(ノンコイル)の注意点

高反発ウレタンマットレス高反発ウレタンマットレスの注意点は、以下の点です。

  • カビが発生しやすい(湿気がたまりやすい)

特に、床に直に敷いている場合は、こまめに陰干ししないと床とマットレスの間に寝汗が溜まってしまいカビが発生してしまいます。

除湿シートを敷いたり、すのこベッドを使ったり、マットレスプロテクターを使うなどの湿気対策をするようにしましょう。

通気性の良いおすすめマットレス3選を徹底比較!(エアー系)

通気性の良いマットレスを上からオススメ度順でご紹介します。通気性抜群のマットレスの価格やスペックをそれぞれ比較してみてください。

一枚で使えて腰痛対策もできる「エアウィーヴ スマートZ01」(三つ折り)

価格 シングル:74,800円
セミダブル:91,300円
ダブル:107,800円
素材 エアファイバー
厚み 9cm
反発力
耐久性

エアウィーヴはマットレス界の中で、一番通気性が良いと言えるマットレスです。また、通気性だけでなく、寝心地や機能性も良いのが特徴です。反発力が高く、有名アスリートが愛用するほど、腰痛対策もできる高反発マットレスです。何度でも洗えるので、常に清潔に使うこともできます。
また、冬も暖かいように開発されているのが他の通気性の良いマットレスとの違いです。
薄いトッパータイプのモデルもありますが、一枚で使うのであればこちらのスマートZ01マットレスが人気があり、おすすめです。

「エアリーマットレス」(アイリスオーヤマ)

エアリーマットレス(アイリスオーヤマ)
価格 シングル:16,800円(税抜)
セミダブル:28,520円(税抜)
ダブル:33,120円(税抜)
※アイリスプラザでのみ返金保証付
素材 エアロキューブ
厚み 5cm
反発力
耐久性

エアリーマットレスはアイリスオーヤマ製の通気性抜群のアイテムです。
ミニマリストがよく愛用しているマットレスで、寝心地や耐久性はエアウィーヴよりは落ちますが、最低限の機能は果たしてくれますし、何より価格がリーズナブルです。
価格重視の人にはおすすめの通気性の良いマットレスになります。

 

ブレスエアー デラックスシリーズ(三つ折り高反発)

価格 シングル:41,690円
セミダブル:56,100円
ダブル:66,000円
素材 ブレスエアー
厚み 10cm
反発力
耐久性

ブレスエアーは東洋紡が開発した素材ですが、こちらも通気性抜群です。こちらのマットレスは厚みも10cmあるので、一枚で寝ても底つき感はまったく感じません。
常に清潔に使えるのと、寝心地が良さを兼ね備えた通気性の良いマットレスです。

 

無印良品洗えるマットレス・固クッション(直置きタイプ)

出典:muji.com

価格(税込) クイーン:39,900円
素材 ポリエチレン
厚み 13cm
反発力
耐久性

※現在販売されていません。

無印良品の「洗えるマットレス・固クッション(直置きタイプ)」はも通気性が良いです。中材がポリエチレンでファイバー状になっており、空気の通り道がたくさんあるので蒸れずに眠ることができます。外側のカバーも、丸洗い出来て清潔です。

 

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通気性が良い安いマットレス2選【1万円で買える】

1万円程度で買える通気性が良く安いマットレスを2つ紹介します。

通気性良く安いマットレス①SleepSleep

価格 シングル:14,800円(税込)
素材 三次元エアスリープ
ポリエチレン100%
厚み 4.2cm
反発力
耐久性

SleepSleepは、1万円程度で買える通気性の良い高反発マットレスです。三次元エアスリープと呼ばれるファイバー素材を使っており、洗うことができます。4cmほどの厚みなので、一枚で敷くのはおすすめできませんが、マットレスの上に重ねて、トッパーとして使用して、寝心地を向上させたい方にはおすすめです。

 

通気性良く安いマットレス②AirPower高反発マットレス敷布団

価格 シングル:13,800円(税抜)
素材 エアパワー
厚み 4cm
反発力
耐久性

AirPowerは通気性の良い高反発マットレス敷布団です。洗える素材で作られており、清潔感を保つことができます。敷布団を想定して作られているため、一枚で敷くことも可能ですが、やはり4cmという厚み上、底つき感を感じる可能性がある点は留意しておきましょう。

 

通気性良く安いマットレス③ニトリ3つ折りやし繊維

価格 シングル:12,900円(税抜)
素材 やし繊維、固わた
厚み 5.5cm
反発力
耐久性

ニトリのヤシ繊維でできた通気性の良いマットレスです。固わたとヤシ繊維で出来ているため、かための寝心地です。推奨されている使い方としては、敷布団の下に敷きます。
蒸れないかためのマットレスが欲しい方におすすめです。
二段ベッドやロフトベッドなどには、使いやすくおすすめです。

 

マットレス選びで迷ったらどうすればいい?

当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。

 

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