マットレスの使い方・手入れ方法 PR

マットレスはダニだらけ!家でできる正しい駆除方法とダニ対策

マットレスのダニ駆除方法【ウレタン・低反発・コイル素材共通のダニ対策】

「マットレスのダニ刺されが最近ひどい・・」
「ダニは絶対に繁殖させたくない・・!」

毎日寝ているマットレスは、ダニが発生しやすい場所。寝ているときに身体がかゆいと感じたり、くしゃみが出るなどの症状が出る人は、マットレスにダニがいる可能性があります。放っておくとダニはどんどん増えていき、さらにアレルギーなどのリスクも高まり危険!

そこで今回はダニを放置する危険性やマットレスのダニ駆除・除去、予防方法などを詳しく解説していきます!

教授
教授
これでダニのかゆみともおさばじゃ!

危険!マットレスはダニ天国

マットレスはダニにとって過ごしやすい場所。ダニは25℃以上、湿度60%で爆発的に繁殖するので、マットレスはダニにとっては絶好の繁殖環境です。

マットレスに潜むダニの数は、マットレスの使用状況や清潔さ、温度などによって異なりますが、数十万匹から数百万匹に及ぶことも!適切に対策をしないと、マットレスがダニだらけになっている可能性もあります。

マットレスのダニを放置するとどうなる?

危険!マットレスのダニを放置するとどうなる?マットレスのダニを放置するとダニの種類によっては次のような悪影響を及ぼします。

ダニの種類 悪影響
ツメダニ ・かゆみ
・炎症
チリダニ ・アレルギーを引き起こす

特に一番多いチリダニという種類はさまざまなアレルギーを引き起こすと言われており、注意が必要です。

その他にもダニは世界で40種類もあると言われており、それぞれ体に与える影響が変わってきます。特に、子どもが使うマットレスのダニは早急に対処した方が良いでしょう。

マットレスのダニ対策は3ステップ

マットレスのダニ駆除・退治方法4つ(低反発・高反発ウレタン・コイル等共通)マットレスのダニ対策は、「駆除・退治」「除去」「予防」の3ステップで行うと効果的。

【ステップ1】マットレスのダニを駆除・退治方法

ダニの駆除や退治方法は以下の4つ。

  • 中材を取りはずしてカバーを高温で洗う
  • 布団乾燥機を使う
  • スプレー
  • クリーニング業者を使う

自分にあった方法を試してみましょう!

中材を取りはずしてカバーを高温で洗う

マットレスのダニ駆除方法として、中材(ウレタン等)を包んでいたカバーを取り出してカバーを高温で洗う方法があります。

ダニは50℃以上の熱を20〜30分程度加えればほぼ死滅するため、中材が取り外せるタイプのマットレスであればカバーを50℃以上で洗うか、洗ってから乾燥機にかければほとんどのダニを死滅し駆除できます。

中材のウレタン等は掃除機をかければOKです。ただし、中材が取り外せないマットレスはこの方法は使えないので注意しましょう。

布団乾燥機を使って退治!

マットレスのダニ駆除方法では、布団乾燥機を使うのも有効です。

布団乾燥機を使う場合は、次のステップで行いましょう。

  1. 部屋を暗くして1時間待つ
  2. 布団乾燥機を60分かける
  3. ①-②を3日続けて行う

ダニは夜行性なので、部屋を暗くすることによって表面に追い込むことができます。そこを布団乾燥機で狙い撃ちするわけです。

一回では退治しきれないので、3日連続で行うことをおすすめします。

ただしウレタン素材などは高温に弱いので、使用しているマットレスが布団乾燥機を使えるか、確認するようにしましょう。

ダニ退治スプレーを使う!

ダニスプレーは500円程度の安価でお手軽にできる方法です。

ただし、ケミカルな物質をマットレスにつけることになるため、使いすぎには注意しましょう。次のスプレーであればマットレスなどの寝具にも対応していて安心です。

 

 

【ステップ2】マットレスのダニを除去する

駆除が完了しても、ダニの死骸や糞は残ったままです。そのままにしておくと、吸い込んでアレルギーの原因になってしまう可能性もあるのでしっかり除去しましょう。

じっくり掃除機をかける

マットレスのダニ駆除に掃除機は必須!最後に必ずかけるべし!

除去方法として最も有効なのが掃除機をかけることです。ダニはダニの死骸に寄ってくるという習性もあるため、しっかりとダニの死骸を掃除機で吸い取る必要があります。

また、掃除機はダニだけでなく、埃やゴミなども吸い取れるので一石二鳥です。

掃除機をかけるポイントは以下の3つ。

掃除機をかけるポイント

  • 掃除機を事前に掃除しておく
  • ゆっくりかける
  • 表だけでなく裏もかける

マットレスの奥の方に入り込んでいるダニもいるため、マットレスは裏表かけるのがおすすめです。またサッと終わらさず、時間をかけながら縦や横など方向を変えて行うと効果的です。

一列10秒から20秒はかけてダニを吸い込むように、念入りに掃除機をかけましょう。

また、掃除機自体が汚れている可能性もあるので、事前にローラーなどを綺麗にしておくと良いでしょう。普段の掃除機をマットに使うのに抵抗がある方は、布団クリーナーを利用しても良いですね。

忙しいときはコロコロも便利

粘着クリーナー

掃除をかける時間がないというときには、サッと取り出してコロコロする粘着クリーナーもおすすめ。布団やマットレスなどの表面についたダニを手軽に除去できます。しっかり掃除するときは掃除機、朝の忙しい時間や夜寝る前にはコロコロなどと使い分けても便利です。

粘着クリーナーの中には、粘着が強力なのものやダニに特化したものもあるのでチェックしてみて下さい。

【ステップ3】マットレスのダニを予防する

ダニを除去してきれいになったマットレスですが、そのままにしておくとまたダニが発生してしまう可能性あります。ダニを予防するためにしっかり対策するのも重要です。

ダニを予防する方法は以下の6つ

マットレスのダニの予防対策

  • こまめにメンテナンスする
  • 防ダニシーツに変える
  • マットレスプロテクターや敷きパッドを使う
  • 除湿シートを使う
  • シーツやカバーを頻繁に洗濯する
  • ダニ取りシートを使う

こまめにメンテナンスする

一度掃除して終わりではなく、定期的にマットレスは掃除するようにしましょう。頻繁に行う必要はありませんが、時期を決めて手入れをしておくとダニが増えるのを防げます。

ウレタンマットレスなら3日に1回、ベッドマットレスなら2週間に1回程度陰干しするのをおすすめします。

防ダニシーツに変える

ダニが発生しにくいシーツに変えるのも一つの手です。防ダニシーツは、ダニを通さない生地で作ってあるのが特徴で、安価であれば3,000円程度で購入することができます。気になる方はチェックしてみましょう。

マットレスプロテクターや敷きパッドを使う

マットレスには、プロテクターや敷きパッドを使うのもダニ対策には有効です。

マットレスプロテクターや敷きパッドは、マットレスへの寝汗や汚れの侵入を防げるため、ダニが繁殖しやすい環境になるのを防止できます。

特にマットレスプロテクターに関しては、がっちりガードできるので外からダニが侵入してくるのも防げます。

また、マットレスの劣化も抑える効果もあるので、非常におすすめします。

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除湿シートを敷く

湿気がある環境をダニは好むので、除湿は必須。定期的に陰干しできない場合は、除湿シートをマットレスや布団の下に敷くことで、湿気を吸収してくれます。

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ダニ捕りシートを使う

ふとんに挟んでおけばダニが捕獲できるシートを普段から活用するのも良い方法です捕獲したダニのフンや死骸から発生するアレルゲンを変性して抑えるので、寝具にも安心して使えます。布団収納時などに挟んでおくと効果的です。

 

クリーニング業者を使うのもあり

高級マットレスを使っているのであれば、プロのクリーニング業者にダニ駆除を頼むのも一つの手です。

プロに頼むと失敗もなく、きれいにダニ駆除できるため安心して任せれます。

ただし、費用感としてはだいたい1〜2万円と少々高め。安いマットレスを使っている場合は、買いかえた方が良いこともあります。

マットレスのダニ駆除でやってはいけない方法

やってはいけないマットレスのダニ駆除方法マットレスのダニ駆除方法で、絶対にやってはいけないのは次の4つです。

NGなダニ駆除方法

  • アイロンをかける
  • 天日干し
  • ドライヤーを使う

なぜNGなのか詳しく見ていきましょう。

 アイロンをかけるとマットレスが痛む

アイロンやアイロンスチームをかけるとダニは死滅しますが、アイロンの熱をマットレスにかけてしまうと、間違いなくマットレスが痛みます。

ウレタンの材質が変化する場合もあるため、寝心地も変わってしまう恐れもあります。

マットレスにアイロンをかけるのは絶対にやめましょう。

天日干しは劣化する

マットレスを天日干しにするのもNGなダニ駆除方法です。天日干しではダニ駆除はほぼできません。

特にウレタンマットレスの場合は熱に弱いため、天日干しをするとマットレスの劣化が早まりますので、やらないようにしましょう。

ドライヤーでのダニ退治は不可能

マットレスのダニをドライヤーで退治することはできません。

いくらドライヤーをマットレスに近づけても内部までダニが死滅するほどの高温を届かせることはできないからです。

しかも、表面の温度だけ上がってしまいマットレスを劣化させてしまいます。ドライヤーでマットレスのダニを駆除しようとするのはやめましょう。

ダニがこない防ダニマットレスは?

ダニがこない(つかない)防ダニマットレスは?マットレスのダニ対策は必須ですが、頻繁に行うのは大変と思っている方もいるはず。実はダニがつきにくい種類のマットレスもあります。

早速紹介していきましょう!

ファイバーマットレス

ファイバーマットレス

エアウィーヴなどのファイバーマットレスは、通気性が抜群。ダニが繁殖する環境ができにくいのが特徴です。

自宅で洗えるので、きれいにダニを洗い流すことも可能です。また、ダニ防止だけでなく常に清潔に洗える点もポイントです。

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ウレタンマットレス

ウレタン(高反発・低反発)マットレス

ウレタンマットレスには、ダニが好む綿が使われていない場合が多く、ダニが棲みつきにくいと言われています。高反発でも低反発でも同じで、ウレタンマットレス全般がダニに効果的です。

ただし、カバーなどに綿が使われる場合はダニが棲みつく可能性があるので、選ぶときには注意しましょう。

 

ラテックスマットレス

ラテックスマットレス

ラテックスマットレスは、天然ゴムの樹液から作られたマットレス。天然の抗菌性があり、ダニが棲みつきにくいという特徴を持っています。

ただし、天然100%でないと抗菌性は半減するので注意しましょう。

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エアーマットレス

エアーベッドは空気を中材にしている為、ダニが発生しません。ただし、わた素材を使用している場合は、ダニが発生する可能性があるので注意しましょう。

コイルマットレスはダニ対策が必須

スプリングコイルマットレスはダニ予防対策必須コイルマットレスは、表面に綿が使われているものが多め。綿はダニが好む環境なので、ポケットコイルやボンネルコイルなどのスプリングコイルはダニ対策が必須です。

スプリングコイルマットレスを購入する場合は、ダニ防止方法を参考にダニ予防対策をするようにしてください。

マットレスのダニを退治して安心して眠ろう

マットレスのダニには、「駆除」「除去」「予防」の3ステップでしっかり対策する必要があります。単純に掃除するだけでなく、防ダニシーツやダニ捕りシートなどのアイテムを使うのもおすすめです。

また「ダニ対策が大変!」という方はダニが発生しにくいマットレスを選ぶのも一つの方法です。ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

教授
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体にかゆみがある場合は、マットレスのダニが原因の可能性が多いので対策は怠らないことじゃ!

 

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