
「マットレスのダニ刺されが最近ひどい・・」
「ダニは絶対に繁殖させたくない・・!」
ダニは25℃以上、湿度60%で爆発的に繁殖するので、私たちのマットレスはダニにとっては絶好の繁殖環境です。
なので、適切にダニ対策をしないと、ダニのさまざまな影響を受けてしまう可能性が非常に高いです。
ここでは、ダニを放置する危険性やマットレスのダニ退治・防止方法をどこよりも詳しく徹底解説していきます!
目次
危険!マットレスのダニを放置するとどうなる?

ダニの種類は世界で40種類もあると言われており、ダニによって体に与える影響が変わってきますが、特に一番多いチリダニという種類は様々なアレルギーを引き起こすと言われており、注意が必要です。
さらに、かゆみを引き起こすことで有名なツメダニが住むマットレスを放置すると、かゆみだけでなく炎症になってしまう可能性もあります。
特に、お子さんが使うマットレスのダニは早急に対処した方が良いでしょう。
マットレスのダニ退治方法4つ
マットレスのダニ退治方法は4つあります。
ダニ退治方法①中材を取りはずしてカバーを高温で洗う
中材(ウレタン等)を包んでいたカバーを取り出してカバーを高温で洗う方法があります。
ダニは50℃以上の熱でほぼ死滅するため、中材が取り外せるタイプのマットレスであればカバーを50℃以上で洗うか、洗ってから乾燥機にかければほとんどのダニを死滅することができます。
中材のウレタン等は掃除機をかければOKです。
ただし、中材が取り外せないマットレスはこの方法は使えません。
ダニ退治方法②布団乾燥機を使う
布団乾燥機を使ってダニを駆除するのも有効です。布団乾燥機を使う場合は、次のステップで行いましょう。
- 部屋を暗くして1時間待つ
- 布団乾燥機を60分かける
- ①-②を3日続けて行う
ダニは夜行性なので、部屋を暗くすることによって表面に追い込むことができます。そこを布団乾燥機で狙い撃ちするわけです。
一回では効果が薄いので3日連続で行うことをおすすめします。
ただし、ウレタン素材などは高温に弱いので、お使いのマットレスが布団乾燥機を使えるか確認するようにしましょう。
ダニ退治方法③スプレー
500円程度で安価でお手軽にダニ退治ができるため、おすすめの方法ではあります。ただし、ケミカルな物質をマットレスにつけることになるため、使いすぎには注意しましょう。
次のスプレーであればマットレスなどの寝具にも対応しています。
ダニ退治方法④クリーニング業者を使う
高級マットレスを使っているのであれば、クリーニング業者に頼むのも一つの手です。
ただし、費用感としてはだいたい1万円〜2万円になっているため、今使っているマットレスの値段によっては「新しく買い直した方がいいじゃん!」ということにもなりかねません。
高級マットレスを使っていない限りは、①〜③の方法を試してみて、それでもダメなら買い換えることをおすすめします。
マットレスのダニ駆除に掃除機は必須!最後に必ずかけるべし!
マットレスのダニを死滅させたら、必ず最後に掃除機をかけるようにしてください。
なぜならダニを死滅させただけでは、マットレスにダニの死骸が残ってしまい、それが原因で体がかゆくなってしまうことがあるからです。
さらに、ダニはダニの死骸に寄ってくるという習性もあるため、しっかりとダニの死骸を掃除機で吸い取る必要があります。
ダニの死骸を一掃する掃除機のかけ方
掃除機をかけるコツは、ゆっくりとかけることです。
一列10秒から20秒はかけて吸い込むように念入りに掃除機をかけましょう。
やってはいけないマットレスのダニ駆除方法
絶対にやってはいけないマットレスのダニ駆除方法は次の2つです。
アイロンをかけてダニを除去するのはNG
確かに、アイロンやアイロンスチームをかけるとダニは死滅するのですが、アイロンの熱をマットレスにかけてしまうと、間違いなくマットレスが痛みます。
ウレタンの材質が変化する場合もあるため、寝心地も変わってしまう恐れすらあります。
マットレスにアイロンをかけるのは絶対にやめましょう。
天日干しでダニを駆除するのはNG
天日干しにするのもNGです。天日干しではダニ駆除の効果はほぼありません。
特にウレタンマットレスの場合は熱に弱いため、天日干しをするとマットレスの劣化が早まりますので、やらないようにしましょう。
ドライヤーでダニを駆除するのはNG
マットレスに棲むダニをドライヤーで退治することはできません。
いくらドライヤーをマットレスに近づけても内部までダニが死滅するほどの高温を届かせることはできないからです。
しかも、表面の温度だけ上がってしまいマットレスを劣化させてしまいますので、ドライヤーでマットレスのダニを駆除しようとするのはやめましょう。
マットレスのダニ取りをしたら一緒に防止対策も!
ダニ取りをしたら、防止対策をしないとまた同じようにダニの繁殖を繰り返してしまいます。
そうならないように、ダニの防止対策を3つご紹介します。
ダニ防止対策①こまめに陰干しする
こまめに陰干しをするのもダニの繁殖を防ぐのに重要です。
天日干しはマットレスを痛めるためNGなので、ウレタンマットレスなら3日に1回、ベッドマットレスなら2週間に1回程度陰干しをすることをおすすめします。
ダニ防止対策②防ダニシーツを使う
防ダニシーツを使うと、マットレスにダニが入るのを防ぐことができます。
ダニを通さない生地で作ってあるのが特徴で、安価であれば3,000円程度で購入することができます。
ダニ防止対策③マットレスプロテクターや敷きパッドを使う
マットレスプロテクターや敷きパッドを使うのもダニ対策には有効です。
マットレスプロテクターや敷きパッドは、マットレスへの寝汗の侵入を防ぐことができるため、ダニが繁殖しやすい環境になるのを防止できます。
特にマットレスプロテクターに関しては、がっちりガードできるので外からダニが侵入してくるのも防ぐことができます。
また、マットレスの劣化も抑えることができるので使用を強くおすすめします。




ダニがこない(つかない)防ダニマットレスは?


「そもそも、ダニがつかないマットレスってないの?」
と思っている方もいるかと思いますが、ダニがつかなかったり、繁殖しにくいマットレスは以下の3つのいずれかです。
ファイバーマットレス


エアウィーヴなどのファイバーマットレスは、通気性が抜群に良いのでダニが繁殖する環境ができにくいのが特徴です。
自宅で洗えるので、ダニ防止だけでなく常に清潔洗える点もポイントです。



ウレタン(高反発・低反発)マットレス


高反発・低反発のウレタンマットレスには、ダニが好む綿が使われていない場合が多いです。
そのため、ウレタンフォームで作られたマットレスにはダニが非常に棲みつきにくいと言われているのです。
ただし、高反発・低反発ウレタンマットレスに使われるカバーなどに綿が使われる場合は、ダニが棲みつく可能性が高くなります。
ラテックスマットレス


ラテックスマットレスは、天然ゴムの樹液から作られたマットレスです。ラテックスは天然の抗菌性があり、ダニが棲みつきにくいという特徴を持っています。
ただし、天然100%でないと抗菌性は半減するので注意しましょう。



防ダニマットレスの具体的なおすすめの商品などについて詳しくは次の記事をご覧ください。



スプリングコイルマットレスはダニ予防対策必須
なので、ポケットコイルやボンネルコイルなどのスプリングコイルを使用すると、ダニが棲みつき悩まされてしまう可能性が高いのです。
スプリングコイルマットレスを購入する場合は、ダニ防止方法を参考にダニ予防対策をするようにしてください。
マットレスのダニ対策について詳しくご紹介しました。
駆除したら、死骸の除去、そしてダニの繁殖防止を合わせて行うようにしましょう。
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コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。