
「マットレスの直置きはどうしてダメなの?」
「すのこはベッドを買うとしたらどれがおすすめ・・・?」
マットレスは通常、ベッドフレームやすのこの上に配置されますが、直置きを検討する方もいるでしょう。しかし、直置きには湿気やカビのリスクが伴います。
すのこやベッドフレームを使用することで、マットレスの湿気やカビを効果的に防ぐことができます。本記事では、「マットレスの下に敷くべきすのこ」の選び方やおすすめ商品について詳しく解説します。
使い方や注意点も併せて紹介するので、参考にしてみてください。
- マットレスの下に何を引くのか
- すのこベッドを選ぶポイント
- すのこベッドのおすすめ
- すのこベッドの使い方と注意点
目次
- 1 マットレスの下に敷くべきものとは?おすすめの選び方
- 2 マットレスを直置きするデメリットとその影響
- 3 マットレスの下にはすのこベッドが最適!その理由と選び方のポイント
- 4 すのこを選ぶときのおすすめポイント2選
- 5 おすすめのマットレス用すのこベッド4選【商品紹介】
- 6 ニトリで見つかる!マットレスの下に敷くもの「すのこベッド」
- 7 マットレスの下に敷くすのこベッドの使い方
- 8 和室や畳で使うときの注意点!すのこベッドとマットレスの組み合わせ
- 9 すのこベッドに最適なマットレスの厚みと選び方
- 10 すのこベッドだけでは不十分!マットレスのカビ対策にぴったりな方法
- 11 マットレスの下に敷く物でおすすめしないアイテム
- 12 まとめ
マットレスの下に敷くべきものとは?おすすめの選び方
マットレスの下に何かを敷くべきかは、次の種類によって変わってきます。
- 分厚いベッドマットレス
- 厚み15cm以下の比較的薄型のマットレス
分厚いベッドマットレスは、頻繁に陰干しできないため直置きしてしまうと、カビのリスクが増えまいます。中のコイルも錆びる可能性があり、湿気には気を使う必要があります。
一方で、厚み15cm以下マットレスの下には必ずしも何かを敷く必要はありません。床に直置きでも頻繁に陰干しなどの手入れをすれば問題ありません。
マットレスをフローリングに直置きして良いか迷った時は、厚み15cmを基準に考えると良いでしょう。
マットレスを直置きするデメリットとその影響


必須ではありませんが、マットレスの下にすのこやベッドフレームを置かないと、以下のようなデメリットがあります。詳しくチェックして検討してみましょう。
湿気がこもってカビが発生する
マットレスを直置きすると、最も懸念されるのが湿気の問題です。人は寝ている間に200ml以上の汗をかくと言われており、湿気がマットレスに溜まってしまいます。通気性に優れたマットレスであっても、直置きすることで熱や湿気がこもりやすくなり、カビが発生しやすくなります。
マットと床に隙間をつくることで通気性をよくできるので、少しの隙間でも確保した方が安心でしょう。
冷気が伝わる
寒い時期は床からの冷えが心配です。直接マットレスをおいていることで、床の冷気がマットレスに伝わってしまい、底冷えして気持ちよく眠れない可能性があります。
床暖房などをしていない場合は、冷える可能性があるのも覚えておきましょう。
マットレスの状態が悪くなる
直置きしていると、上のようなデメリットがありマットが傷みやすくなります。例えば、ウレタンマットレスは湿気や結露によって弾力が失われることがあり、本来使える期間まで長く使えない可能性があります。また、スプリングマットレスは、中に使われているスプリングが錆びてしまい、寝心地が悪くなることも考えられます。
マットレスを長持ちさせるためには、すのこを使用して通気性を確保することが重要です。
マットレスの下にはすのこベッドが最適!その理由と選び方のポイント
マットレスの下に敷くものは、さまざまなものがありますが、通気性の良いすのこが良いでしょう。すのこをベッドの下に敷くことで空間が生まれ通気性が良くなります。
防湿シートやアルミ断熱シートなどもありますが、単体では効果が薄くなります。すのことあわせて使ってみるのがおすすめです。



すのこを選ぶときのおすすめポイント2選
すのこベッドを選ぶポイント
- マットレスの下の空間が大きなものを選ぶ
- カビにくい素材を選ぶ
絶対にこの選び方の通り選ばないといけないというわけではありませんが、ひとつの目安として詳しくみていきましょう。
マットレスの下の空間が大きなものを選ぶ



マットレスと床の間の空間が大きなすのこベッドは、その分空気の通りが良くなり通気性も上がります。逆に空間が狭いと十分な通気性を得られないため、高さのあるタイプを選びましょう。
また、大きな空間があるからといって荷物を入れ過ぎてしまうと本来の力を発揮できません。荷物置きにするのは良いですが、空間はしっかり空けておきましょう。
カビにくい素材を選ぶ
例えば、杉なら空気を多く含む性質があるので断熱性に優れ、吸湿性も高いので暑い時期にもおすすめ。また、桐は湿気に強く、外気の影響を受けづらいのでオールシーズン使えます。
すのこベッドに使われている材質も一緒にチェックしておくと快適に過ごせます。
おすすめのマットレス用すのこベッド4選【商品紹介】
マットレス用すのこベッドの選び方を踏まえ、当サイト「マットレス大学」でおすすめのすのこベッド4点です。早速紹介していきましょう。
リーズナブルで高機能「天然木すのこベッド」
価格 | シングル:12,800円 セミダブル:16,900円 ダブル:19,900円 |
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素材 | 天然木 |
特徴 | ・ヘッドボードあり ・高さ調節可能 |
マットレス下の空間が大きい、天然木素材のすのこベッドタイプです。通気性が高くカビが生えにくい上に、非常にシンプルなデザインで簡単に組み立てられるので、女性にもおすすめです。ヘッドボードにコンセントが付いている点も魅力です。
高さを調節できるので、足腰の弱った方に合わせて設置が可能です。
吸湿性抜群で経済的「すのこ型吸湿マット」
価格 | シングル:7,980円 ダブル:16,800円 |
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素材 | ベルオアシス |
特徴 | ・軽い ・直置きに最適 ・吸湿センサー付き ・選べる2色 |
マットレスと床の間に直接挟むタイプのすのこベッドです。吸水力、吸湿力に優れた素材である、ベルオアシスを使ったすのこです。すのこ状になっていることに加え、素材自体吸湿してくれるのでサラサラとした寝心地を維持してくれます。
※更にリニュアルされ「抗菌・消臭・防臭・防ダニ」効果が付加されました

コンパクト収納可能「二つ折りすのこマット」
価格 | シングル:5,999円 セミダブル:8,999円 ダブル:10,999円 |
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素材 | 天然木 |
特徴 | ・独自のリブ加工で通気性を更に向上 ・耐荷重180kgと丈夫な作り |
おしゃれで機能的「タンスのゲン すのこベッド」



価格 | シングル:11,999円(税込) セミダブル:15,999円(税込) ダブル:19,999円(税込) クイーン:29,999円(税込) |
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素材 | 天然木 |
特徴 | ・ヘッドボードあり(2口コンセント) ・スマートな脚付き・選べる2色 |
広いスペースを確保「天然木ロータイプベッド」
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:44,800円 ダブル:49,800円 |
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素材 | 天然木 |
特徴 | ・おしゃれ ・コンセント付きヘッドボード ・ロータイプ |
おしゃれなロータイプのすのこベッドです。すのこの隙間部分が少ないため、通気性という意味ではそこまで高くありませんが、デザイン性が非常に高いベッドになります。カビ対策よりもデザイン性重視の方におすすめです。除湿シートを一緒に使用すると、湿気対策にもなりますよ。
ニトリで見つかる!マットレスの下に敷くもの「すのこベッド」
高さ調節可能な「脚付きヘッドレスすのこベッドフレーム」
価格 | シングル:10,990円 |
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素材 | 天然木 |
特徴 | ・通気性の良い脚付き ・ロータイプ |
通気性の良い脚付きのすのこベッドです。脚の高さも2段階選んで組み立てられます。色もホワイト・ナチュラル・ウォールナットの3種類から選べるので部屋の雰囲気にも合わせられます。比較的安い価格なので、コスパのいいものを探している方にもおすすめです。
収納に便利な「4つ折りすのこマット」
価格 | シングル:7,490円 |
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素材 | 天然木 |
特徴 | ・収納簡単な4つ折り ・耐荷重100kgで安心 |
4つ折りすのこベッドは、桐素材で出来ており軽く扱いやすいのが特徴です。桐の持つ優れた湿度調整でむれも防ぎます。4つ折り仕様でコンパクトな為、押入れでも場所をとりません。お客様用にも良いでしょう。
マットレスの下に敷くすのこベッドの使い方
- 床置きすのこ
- すのこベッド
それぞれ解説します。
床置きすのこは除湿シートとの併用で効果倍増


出典:amazon
フローリングや床に直置きする場合の、床置きすのこも利用できます。すのことはいっても、マットレスと床の間に空間があまりないので、通気性は良いとは言えません。
油断すると、思いのほか早くマットレスにカビが生えてしまうので、こまめに壁に立てかけて陰干しするのがおすすめです。
また、マットレスとすのこの間に除湿シートを敷くのもかなり有効です。
すのこベッドの効果的な使い方


出典:amazon
すのこベッドでも、床置き用の使い方とほぼ変わりません。ただ、床とマットレスの間の空間が広いため、通気性は良いです。
ただし、すのこやマットレス部分はカビる可能性があるので、1週間に一回は陰干しをするようにしましょう。
すのこベッドはマットレスがズレやすいので、ずれる場合は滑り止めシートをマットレスの下に敷くようにしましょう。
和室や畳で使うときの注意点!すのこベッドとマットレスの組み合わせ
- 和室(畳)で使うのはNG
- 敷布団の下にすのこを敷くのはおすすめできない
- マットレス表面にできるカビには効かない
3つの注意点について詳しく解説します。
和室(畳)での使用はNG?その理由とは


マットレスにすのこベッドを使用する際には、和室(畳)で使うのはNGです。
すのこを和室(畳)で使った場合、すのこが寝返りのタイミング等でずれてしまうと、すのこと畳がこすれて畳に傷が付いてしまうからです。
どうしても使いたい場合は、すのこの下にシートなどを敷くか、又は「除湿シート」を使うようにしましょう。



敷布団の下に敷く場合の注意点


すのこにマットレスではなく、敷布団を使おうと考えている人もいるかもしれませんが、おすすめできません。
なぜかと言うと、敷布団は厚みがないため、すのこの感覚を背中で感じやすくなってしまうからです。寝心地が非常に悪くなるため、布団ですのこはおすすめできません。


敷布団を使う場合は、すのこ以外のカビ対策をしましょう。



マットレスのカビ対策の限界と補助手段
すのこベッドを使用する際には、マットレス表面にできるカビには効かないことを理解しておきましょう。
マットレスは、湿気が多い部屋で寝ていると表面にカビが生えることがあります。この表面のカビはすのこベッドでは防止できません。
表面のカビ防止には、すのこではなく敷パッドやベッドパッドを使うようにしましょう。


すのこベッドに最適なマットレスの厚みと選び方
しかし、すのこベッドに敷くマットレスタイプや厚みは特に決まりもなく、何を敷いても問題ありません。
強いて言うのであれば、以下のようなタイプのマットレスはカビが生えやすいため、すのこを利用する意味は大きいと言えます。
すのこベッドの利用価値が高いマットレス
- 高反発ウレタンマットレス
- 低反発ウレタンマットレス
上記のようなマットレスを使う場合、カビ対策としてすのこベッドは積極的に使うと良いでしょう。
すのこベッドだけでは不十分!マットレスのカビ対策にぴったりな方法
そこで、すのこベッド以外のカビ対策方法をご紹介します。
マットレスをこまめに陰干しをする
すのこや除湿シートや敷きパッドなどの対策をしていていも、そのまま放置していればカビが生える可能性は当然あります。
週一回程度は、数時間は窓際で壁に立てかけて陰干しするのがおすすめです。もし、難しい場合は、本などをマットレス下に挟み、間に扇風機などで風を送り込むようにすると良いです。
除湿シートをマットレスの下に敷く
もちろん、すのこ+除湿シートならさらに強力なカビ対策になります。



敷きパッドやマットレスプロテクターで汗を遮断
すのこ以外のカビ対策として、敷きパッドやマットレスプロテクターを使うことも挙げられます。
敷きパッドやマットレスプロテクターを装着すれば、寝汗がマットレスを通って床に到達するのを防げます。
また、マットレスに汗が浸透しないことにより、マットレスそのものの老朽化も防ぐことができるのでおすすめです。






カビ対策について、さらに詳しくは次の記事をご覧ください。
すのこベッドの下に敷くもの使用例
当サイト「マットレス大学」スタッフのカビ対策例を動画にしてみました、参考に御覧ください。



マットレスの下に敷く物でおすすめしないアイテム
マットレスの下に敷く物でおすすめしない物もあります。
マットレスの下にコルクマットを敷いても除湿効果は薄い
コルクは優れた除湿効果がありますが、そもそも強度や耐久性のために貼り付けている場合がほとんどです。除湿効果はそれほどなく、期待しない方が良いでしょう。
マットレスの下にジョイントマットもおすすめしない
子どもの転倒防止や防音対策に使われる事が多いジョイントマットの多くは、防水加工がされています。マットレスを乗せてしまうと、マットレスとの間に湿気を溜め込むことになってしまうのでおすすめしません。
まとめ
マットレスの下にすのこは必須ではありませんが、カビ対策の上で有効なアイテムです。すのこと合わせて、除湿シートや陰干しを行うと、毎日気持ちの良い睡眠がとりやすいでしょう。今回の記事を参考にしてみてください。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。
