
「マットレスの臭いが気になって眠れない・・」
「ウレタン臭ってどうやって消せばいいの?」
という方のために、マットレスの臭いの消し方をご紹介していきます。
具体的には、新品のウレタンマットレスの臭いの消し方から、使用中に蓄積していったマットレスの悪臭の取り方、やってしまうとNGな臭いの取り方まで、詳しく解説していきます。
- 新品のウレタン臭の取り方
- 使用中についたマットレスの臭いの取り方
- マットレスの臭い取りでやってはいけないこと
新品のウレタンマットレスの臭いの取り方
新品ウレタンマットレスを開封してすぐは、ウレタン特有の臭いがするものが多いのですが、次の方法で臭いを取ることが可能です。
ウレタン臭の取り方
- 陰干しする
- 布団乾燥機を使う
- 掃除機をかける
- ベッドの下に消臭剤を設置する
※ウレタンマットレスについては「ウレタンマットレスの特徴とは?」をご覧ください。
臭いの取り方はおすすめ順に記載していますので、上からできるものを試していくようにしましょう。
ウレタン臭の取り方①陰干しする
ウレタン臭に一番有効な方法は陰干しすることです。
窓の近くなどの風通しの良いところにカバーを外してマットレスを立てかけ、半日ほど陰干しをしましょう。
臭いの原因は、ウレタンを膨らませる時に発生するアミンという物質がウレタンの気泡の間に残っていることですが、陰干しすることで取り除くことができます。
半日ほど風に当ててあげるとだいぶ臭いが取れているはずです。
ウレタン臭の取り方②布団乾燥機を使う
雨の日だったり、ジメジメしていて風通しの良い場所で干せない時は布団乾燥機を使って臭いを取るのも有効です。
布団乾燥機をお持ちの場合はぜひ試してみましょう。
ただし、ウレタンは高温が苦手なため、60度以上になるようなモード(ダニモードなど)で布団乾燥機を使うのは避けましょう。
ウレタン臭の取り方③掃除機をかける
ウレタンマットレスの臭いを取るには掃除機をかけるのも有効です。
掃除機をかけることで、マットレスに残ったウレタン臭の原因である「アミン」を吸い込むことができるからです。
マットレスの表面にまんべんなく掃除機をかけることで、臭いが抑えられてきます。
ウレタン臭の取り方④ベッドの下に消臭剤を設置する
マットレスの臭いを消すには、ベッドの下に消臭剤を置くのも有効です。
ただし、すのこベッドのような、隙間が空いているベッドでないと消臭効果を発揮しないので、注意してください。
通常のベッドを使っている場合は、①〜③を試してみましょう。
使用中に付いたマットレスの臭いの取り方
使用中のマットレスの臭いは「寝汗や皮脂」「おねしょ」などが蓄積していったものが主な原因ですが、その臭いの消し方は次の3つを試してみてください。
臭いの消し方①重曹を撒いて放置後、掃除機で吸う
重曹をマットレスに満遍なく撒いて、1日放置します。そのあとに掃除機で吸うだけで、マットレスの臭いが取れます。
これは、重曹に脱臭効果や汚れを付着させる性質があることから有効な方法です。嘔吐などのかなり強い臭いでも、この方法で取れる可能性があります。
臭いの消し方②タオルにクエン酸や重曹を染み込ませてマットレスを拭く
次の手順で、マットレスの臭いを取り除くことも可能です。
- タオルを「クエン酸水か重曹水」で濡らして硬く絞る
- マットレスを叩くように濡らしたタオルで拭く
- 臭いがなくなるまで繰り返す
臭いの原因別に水を使い分けましょう。
臭いの原因 | 使用する水 | 作り方 |
---|---|---|
おねしょ | クエン酸水 | 水200ml+クエン酸小さじ1杯 |
その他(寝汗など) | 重曹水 | 水300ml+重曹大さじ1杯 |
おねしょのアンモニア臭にはクエン酸(セスキソーダもおすすめ)が有効ですが、その他の臭いには重曹がおすすめです。
臭いの消し方③クリーニング業者を使う
マットレスの臭いを取るにはクリーニング業者を使用するのも有効です。
ただし、クリーニング業者は1万円程度はかかります。
お使いのマットレスが高額なものでもっと長く使いたいという場合は利用しても良いですが、それ以外の場合は買い替えも検討した方が良いかもしれません。
また、ウレタンマットレスの場合は受け入れてもらえない可能性がある点は注意しましょう。

いずれにせよ、まずは自分で出来る臭い取りの方法を試して、ダメな場合は買い替えかクリーニングを検討するようにしましょう。
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マットレスの臭いを取る時にやってはいけないNG行為
臭い取りのNG行為①水洗いしてしまう
例外として、エアウィーヴなどのファイバーマットレスは丸洗いできるのですが、それ以外のマットレスは水洗いは基本できません。
間違えてマットレスを水で丸洗いしないようにしましょう。
臭い取りのNG行為②天日干しにしてしまう
なぜかというと、マットレスは熱や太陽の光に弱いものが多いからです。特にウレタンマットレスは天日干しで著しく劣化してしまいます。
何らかの理由で天日干しにする場合は、30分以内に留めて干すことをおすすめしますが、基本的にNG行為だということを頭に入れておきましょう。
臭い取りのNG行為①スチームクリーナーを使ってしまう
マットレスの臭い取りにスチームクリーナーを推奨しているサイトもありますが、個人での使用はおすすめできません。
確かに、臭いや汚れは取れるのですがマットレスを大量の水で濡らしてしまいます。
前述したとおり、マットレスは水に弱い素材を使っていることが多いですし、しっかり乾かすための専用乾燥機も必要です。(特に、ウレタンマットレスは非常に水に弱いので絶対NG)
乾燥漏れがあると、そこから雑菌が繁殖して逆に臭いがきつくなってしまうという場合もあるので、スチームクリーナーの利用には慎重になった方が良いでしょう。
基本的に大量の水を使って臭いを取る方法は業者に依頼するべきです。業者を使ったマットレスクリーニングについては次の記事を参考にしてみてください。



マットレスに臭いが付くのを防止する方法
臭いの原因は寝汗や様々な汚れです。
マットレスプロテクターという製品を使うと、マットレスを寝汗やあらゆる汚れから守ることができます。
次のプロテクト・ア・ベッドというメーカーのマットレスプロテクターであれば、肌触りも良く、臭いの元になる寝汗や皮脂汚れ、カビやダニの侵入を防いでくれます。
マットレスプロテクターについては、次の記事に詳しくとめていますので、合わせて参考にしてみてください。



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