「マットレスのクリーニングを業者に頼むとどれぐらいかかるんだろう?」
「自分でマットレスをキレイにする方法はあるのかな?」
マットレスのクリーニングについて、上のような悩みや疑問はありませんか?
マットレスクリーニングを業者に頼むとなると、心配事が多いもの。料
このページでは、マットレスクリーニングを頼む上で重要な作業内容や料金相場をご紹介します。加えて、自分でクリーニングする方法も詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
- マットレスクリーニングの作業内容
- マットレスクリーニング業者の料金相場
- マットレスクリーニング業者の選び方やおすすめ業者
- 自分でマットレスクリーニングする方法
目次
マットレスクリーニングを業者に頼むとどんなことをしてもらえる?
マットレスのクリーニングでは、業者が専用の機器や洗剤で洗浄してくれます。
業者によって異なりますが、基本的に下の手順で行います。
- スチームでマットレスの中まで高温洗浄
- バキュームでマットレスに入った水を吸い取る
- マットレス用乾燥機でしっかり乾燥させる
スチームを使ってしっかりと汚れを取れ、アレルギーの原因となるダニや、嫌なにおいまでしっかり落とせます。
ただし高温の水を使用するので、マットレスは多少劣化する可能性があることは理解しておきましょう。
マットレスクリーニング業者の料金相場
マットレスクリーニングは、業者に家に来てもらう出張とお店に持って行く持ち込みがあり、それぞれ料金相場が異なります。
また、大きさによっても料金が大きく異なるのでチェックしておきましょう。
出張の場合の料金相場
クリーニング業者が自宅に来る場合の料金相場は以下の通りです。
ベビー・キッズ | 6,000円〜10,000円 |
---|---|
シングル | 8,000円〜1,2000円 |
セミダブル・ダブル | 11,000円〜15,000円 |
クイーン・キング | 14,000円〜20,000円 |
作業内容によりますが、基本的にマットのサイズが大きくなればなるほど料金は上がっていきます。
また、上の表は片面の料金になるため、両面クリーニングは1.5倍前後になるので覚えておきましょう。
持ち込みの場合の料金相場
近所のクリーニング店にマットレスを持ち込む場合は、出張よりも1,000円〜2,000円程度安くなるケースもあります。
ただ、宅配業者を使って持ち込む場合は送料が追加でかかり、自分で持ち込む場合も手間がかかるので出張の方がおすすめです。
安いマットレスなら買い替えもあり
マットレスのクリーニングを業者に頼んだ場合、施工料金は1万円以上かかる場合がほとんど。状態によっては、追加料金が発生する場合もあります。
高級マットレスならクリーニングを検討してもいいですが、安いマットレスを使っている場合は、買い替えを検討した方が良いでしょう。
【重要】クリーニング業者に頼めないマットレスもある!
マットレスのタイプによっては業者に頼めないタイプもあります。業者に頼めないマットレスの種類は次の通り。
・高反発ウレタン
・低反発ウレタン
・ラテックス
スプリングマットレスではない、ノンコイル系のマットレス(床に直置きできるタイプ)は、クリーニング業者で受け付けてもらえないことがほとんど。
ウレタン系やラテックスは熱に弱い性質があり、クリーニングの熱処理作業で、劣化する可能性があるためです。
ただしマットクリーニング業者の中には、対応可能なマットもあるので確認してみましょう。
※クリーニング業者「ダスキン」では高反発ウレタン(シングルサイズのみ)はOKですが、低反発ウレタンはNGです。
これらのタイプのマットレスを持っている場合は、基本的には自分でやる方法を検討することになります。
記事後半で詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
マットレスクリーニング業者の選び方
マットレスのクリーニングする業者はさまざま。
料金が安いからというだけで決めてしまうと、サービスが不十分だったり追加料金を請求されたりなど、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。
しっかりチェックしておきましょう。
作業内容・料金などが適切か
業者にマットレスクリーニングを頼むときには、具体的な作業内容や料金が明記されているかチェックしましょう。
表示価格が安いからといって契約してしまうと、クリーニング当日に追加料金や駐車場代が必要になる場合もあります。
他の業者と比較し、料金が高すぎないか、施工は適切かなどの確認を行いましょう。
事前にどのような洗浄を行うのかや、追加料金の有無を確認しておくと安心です。
クリーニング業者の中には、見積もり後や汚れ具合による追加料金がかからない業者もあるので選ぶときの参考にしてみてください。
業者元がはっきりしているか
マットレスクリーニング業者の中には、会社の所在地がわからなかったり、ホームページがなかったりする業者もあります。
どんな業者なのかはっきりしない場合は要注意。
「広告が入っていたから」などの安易な理由で契約してしまうと、後々トラブルになりかねません。
地域の信頼できる業者や、実績が証明されている業者を選びましょう。
また自宅近くにある業者なら、場合によっては即日対応してくれるケースもあるので、急いでいる方にもおすすめです。
保証はあるか
マットレスクリーニングの作業中や作業後に、何らかのトラブルが起こるケースもあります。
保証がないと、トラブルが起こったときに泣き寝入りしなくてはいけなくなってしまうことも。
損害賠償保険に加入していると、損害額を業者が負担してくれるので安心です。もしもの時のために、保険に加入しているかは問い合わせておきましょう。
また、業者によっては「作業後1週間以内は再クリーニングが可能」「即日対応可能」などのサービスを行なっているケースもあります。
納得できない場合でも対応してもらえるので、業者がどんなサービスを行なっているのかも確認しておくと良いでしょう。
マットレスのクリーニングにおすすめの業者
マットレスにおすすめのクリーニング業者は、大手のダスキンから個人でしている方などさまざま。
おすすめなのは地域に特化したクリーニング業者を探せる以下のサービスです。
くらしのマーケットは、自宅近くの優秀なクリーニング業者を探せるサービス。
料金や作業内容、オプションなどの詳細だけでなく、実際の口コミなども確認でき、比較しながら探せます。
相場よりも安い価格でマットレスクリーニングを依頼できることもあるので、非常におすすめのサービスです。
マットレスクリーニングは自分でもできる
マットレスクリーニングを業者に頼むと、マットレスに潜むダニや長年の汚れなどをきれいにしてくれます。
ただし、費用がそれなりにかかることや、そもそもマットレスの種類によっては対応していないものも。
実は、マットレスのクリーニングは自分でもすることが可能です。
自分でクリーニングする場合と業者に頼む場合の比較
業者に頼むのがいいのか、自分で掃除をする方がいいのかメリットとデメリットをまとめてみました。
自分でクリーニングする場合 | クリーニング業者に頼む場合 | |
---|---|---|
メリット | ・費用が圧倒的に安い ・自分のタイミングで行える |
・自分でやる手間が省ける ・安心 ・防臭・抗菌にも対応 |
デメリット | ・手間と労力がかかる ・掃除に限度がある ・失敗することもある |
・費用が高額 ・対応していないマットレスがある |
自分でクリーニングする場合、手間がかかるというデメリットはありますが、汚れたときにすぐに対応できることや掃除道具しか費用がかからないのが魅力。
一方、業者の場合はマットの中に隠れているダニや、長年の汚れも掃除できるというメリットがあります。
子供と一緒に寝ている方や、高級なマットレスを使用している方は業者に頼むのがおすすめです。
ただし業者には頼めないマットレスがあるほか費用が高くなるため、こまめに掃除する場合は自分でクリーニングするのが一般的です。
【汚れの種類別】自分でできるマットレスクリーニング方法
マットレスにつく汚れはさまざま。自分でマットレスを掃除する場合には、汚れに応じた掃除方法を知っておくと便利です。
汚れに応じて使うアイテムが異なるので、下の表でチェックしておいてください。
汚れ | マットレスクリーニングで使うアイテム |
---|---|
血 | セキス炭酸ソーダ |
シミ | 重曹もしくは酸素系漂白剤 |
嘔吐物 | 重曹 |
カビ | エタノール |
ダニ | 布団乾燥機やダニスプレー |
粗相(おねしょ) | セキス炭酸ソーダかクエン酸水 |
ほこり | 掃除機 |
においが気になる | 重曹やクエン酸 |
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
血の掃除方法
乾いていない血であれば、濡れたタオルでトントン叩くと比較的簡単に取れます。
時間が経ってしまった血は固まっているので「セスキ炭酸ソーダ」を使うのがおすすめです。
セスキ炭酸ソーダを使った血の汚れを掃除する手順は次の通り。
- セスキ炭酸ソーダ大さじ1杯と水250mlをスプレーボトルに移す
- 血にスプレーする
- 浮いてきた血を乾いたタオルで叩いて吸い取る
- 血がなくなるまで繰り返す
セスキ炭酸ソーダは、ドラッグストアでも300円程度で販売しています。
マットレスクリーニング以外でも、家の中のさまざまな掃除で活躍するので、一つ持っておくと便利です。
シミの掃除方法
シミの掃除には、重曹か酸素系漂白剤(ハイターなど)が効率よく掃除できます。
「マットレスのシミ取りに漂白剤を使うのは少し心配」という場合は、まずは重曹を使った掃除を試してみてください。
重曹を使う場合
重曹を使ったシミ抜き手順は次の通りです。
- 重曹大さじ1杯を水300mlに溶かす
- 重曹を溶かした水をタオルに染み込ませる
- タオルをしっかりと絞る
- シミが気になるカ所に押し当てる
- ①〜④を何度か繰り返す
- 乾燥させて完了
重曹を使うことによって、シミを落とす他ににおいを消す効果も期待できます。
酸素系漂白剤(ハイターなど)を使う場合
酸素系漂白剤を使う場合のシミ抜き手順は次のとおりです。
- 濡らしたタオルに漂白剤をつける(少量でOK)
- マットレスのシミ部分をトントン叩きながら拭く
- タオルをすすぎ、絞ってもう一度叩きながら拭く
- 乾燥したタオルでマットレスの水気を取る
- マットレスをしっかり乾燥させて完了
なかなかシミが取れない場合は、タオルの水分を多めに濡らしましょう。
嘔吐物の掃除方法
嘔吐物を掃除したい時は、まず表面の嘔吐物をしっかり拭き取り除去します。
においが気になる場合も多いので、シミと同様に重曹水を作り、上で説明した手順通り対応するようにしましょう。
カビの掃除方法
マットレスのカビ掃除には、消毒用エタノールが効果的です。内部で繁殖しないように、早めに対応しましょう。
次の手順でカビを掃除できます。
- エタノールをカビにスプレーする
- ぬるま湯に染み込ませたタオルを軽く絞る
- タオルでカビを拭き取る
- ①〜③数回繰り返す
掃除用の消毒用エタノールは、500ml1,000円程度で購入可能です。
ダニの掃除方法
マットレスに住むダニを自分でクリーニングする方法は、主に次の4つがあります。
- カバーを外して高温で洗う
- 布団乾燥機を使う
- ダニ退治スプレーを使う
- クリーニング業者を使う
熱に弱い素材などもあるので、素材ごとの詳しいやり方は次の記事で確認してみてください。
子供や猫の粗相・おねしょの掃除方法
マットレスに子供や猫が粗相(おねしょ)してしまった場合は、セスキ炭酸ソーダやクエン酸水でにおいも取れます。
掃除手順は次の通りです。
- カバーは外して洗濯機で洗う
- セスキ炭酸ソーダかクエン酸水をタオルに染み込ませて拭く
- 乾かす
ほこりの掃除方法
マットレスにほこりが溜まってしまったときには、掃除機を使えばOKです。
ベッドを使っている場合は、マットレスを移動させて掃除機をかけましょう。掃除機は吸引力の強いものがおすすめです。
においが気になる時の掃除方法
マットレスのにおいが気になる場合、自分でやる方法としては次のような方法があります。
- 重曹をまいて掃除機をかける
- クエン酸や重曹でにおいを消す
また、ウレタン臭が気になる場合は、家庭にある「布団乾燥機」や「消臭剤」を使うのもおすすめです。
マットレスのクリーニングを自分で絶対やってはいけない方法
失敗しないためにもしっかり覚えておきましょう。
【NG例1】高温を使う
ウレタンやラテックス素材のマットレスをクリーニングする場合は、高温は絶対に使わないようにしましょう。
自分でクリーニングする際に、ダニの駆除などにアイロンのスチームを使ったという口コミもありますが高温になるためNGです。
熱に弱いウレタンやラテックスは素材の質が変わってしまい、寝心地が悪くなってしまうことがあります。
また、ポケットコイルやボンネルコイルについても、生地を傷めて寿命を短くしてしまう可能性も。
基本的には、マットレスを高温でクリーニングするのはおすすめできません。
【NG例2】天日干し
また、ポケットコイルやボンネルコイルなども側生地を痛めてしまうので、天日干しは基本的にはおすすめできません。
天日干しにするのではなく、風通しの良いところで陰干しにするようにしましょう。
【NG例3】水洗い
ただし、エアー系素材のマットレス(エアウィーヴやリテリーなど)は、シーツと同様に自宅で洗うことが可能です。
シャワーなどで洗った後は、湿気が残らないようにしっかり乾燥させましょう。
まとめ
マットレスの自分でクリーニングする方法や業者に頼んだ場合の費用感などをご紹介してきました。
寝具は毎日使うものなので衛生的に保ちたいもの。マットレス業者に頼むと、汚れを落とす以外にも抗菌なども行えます。
費用の心配がある方は、頻繁な掃除は自分で行い数年に一回業者に頼むという方法もおすすめです。
また、業者が対応できないウレタン系やラテックスマットレスは、今回の記事を参考に自分でクリーニングしてみてください。
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