
「マットレスのクリーニング方法って自分ではどうやるの?」
「自分でやるより、クリーニング業者に頼んだ方が良いのかな・・?」
マットレスのクリーニングについて、こんな悩みや疑問があると思います。
このページでは、マットレスのクリーニングを自分でやる方法や、クリーニング業者に頼む場合のメリット・デメリットやかかる料金ご紹介していきます。
- マットレスクリーニングを業者に頼むメリット・デメリット
- マットレスを自分でクリーニングする方法
- マットレスクリーニングを業者に頼む時の料金相場
- おすすめのマットレスクリーニング業者
目次
マットレスクリーニングを【自分でやる場合】と【業者に頼む場合】のメリット・デメリット
マットレスのクリーニングを自分でやる場合、クリーニング業者に依頼する場合それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
マットレスをクリーニング業者(ダスキンなど)に頼む場合のメリット・デメリット
マットレスのクリーニングをダスキン等の業者に頼む場合のメリット・デメリットは次の通りです。
クリーニング業者に頼むメリット
マットレスのクリーニングを業者に頼む一番のメリットは、自分でやる手間が省けるということです。
- 自分でやる手間が省ける
- 失敗がないので安心
- 綺麗にできる
汚れを落としたり、ダニを駆除したりと自分でやるのはなかなか時間と労力が必要です。
そんな手間を一気に省けるというメリットがクリーニング業者にはあります。
また、自分でやるよりもマットレスの劣化などを気にせずに安心してしっかり綺麗に、洗浄してくれるのも、クリーニング業者のメリットです。
クリーニング業者に頼むデメリット
マットレスのクリーニング業者に頼むデメリットは、高額な費用がかかるという点です。
- 高額な費用がかかる
- クリーニングに対応していないマットレスもある
マットレスのクリーニングを業者に頼んだ場合、1万円以上かかる場合がほとんどですし、状態によっては、追加料金が発生する場合もあると思います。
安いマットレスを使っている場合はクリーニングを行うメリットはほぼありませんので買い替えも検討した方が良いと思います。
10万円以上の高級ベッドを使っていて、さらに長持ちさせたいという場合には、クリーニング業者を使うのを検討しても良いでしょう。
また、そもそもクリーニング業者が対応できないマットレスもあるので、その場合は自分でやるしかありません。
どのマットレスがクリーニング業者に依頼できるかはこちらで解説しています。
マットレスのクリーニングを自分でやる場合のメリット・デメリット
マットレスのクリーニングを自分でやる場合のメリット・デメリットは次の通りです。
自分でクリーニングするメリット
マットレスのクリーニングを自分でやるメリットは費用が安く済むという点です。
- 費用が安く済む
自分でクリーニングする場合、費用が業者に依頼するよりも、圧倒的に安く済むというメリットがあります。
重曹などを使うこともありますが、1,000円程度あればクリーニングに必要なアイテムを揃えることができます。
自分でクリーニングするデメリット
マットレスのクリーニングを自分でやるデメリットは手間がかかるという点です。
- 手間と労力がかかる
- 十分に綺麗にできない可能性がある
- 失敗する可能性がある
業者に頼めば自分では何もする必要がありませんが、自分でクリーニングするとなるとやはり大きな手間と労力がかかります。
特にダニの駆除をする場合には3日続けて行わないと効果が発揮できないこともあるため、かなり面倒に感じる人も多いでしょう。
また、やはりクリーニング業者の技術には敵わないので、十分にマットレスを綺麗にできなかったり、失敗して劣化させてしまう可能性がある点は注意です。
クリーニングを自分でやる場合と業者に頼む場合の比較
マットレスのクリーニングを自分でやる場合と、業者に頼む場合の比較は次の通りです。
自分でクリーニングする場合 | クリーニング業者に頼む場合 | |
---|---|---|
メリット | ・費用が安い | ・自分でやる手間が省ける ・安心 ・綺麗にできる |
デメリット | ・手間と労力がかかる ・十分に綺麗にできない可能性 ・失敗する可能性 |
・費用が高額 ・そもそも対応していないマットレスあり |
マットレスのクリーニングを自分でやる場合とそうでない場合で、それぞれ当然ながら良い点と悪い点があります。
どうしても長く使いたい思い入れがあったり、高級マットレスの場合はクリーニング業者を検討してみるのも良いでしょう。
そうでない場合は、自分でクリーニングするのが一般的と言えます。
自分でクリーニングする方法は次の項で解説します。
マットレスのクリーニングを自分でやる方法
マットレスのクリーニングを自分でやる方法を汚れ別にご紹介します。
汚れ | マットレスクリーニングで使うアイテム |
---|---|
血 | セキス炭酸ソーダ |
シミ | 重曹もしくは酸素系漂白剤 |
嘔吐物(ゲロ) | 重曹 |
カビ | エタノール |
ダニ | 布団乾燥機やダニスプレー |
子供や猫のおねしょ | セキス炭酸ソーダかクエン酸水 |
ほこり | 掃除機 |
臭いが気になる | 重曹やクエン酸 |
ひとつずつ詳しく見ていきます。
血の掃除方法(セスキ炭酸ソーダを使用)
乾いていない血であれば、濡れたタオルでトントン叩くと綺麗に取れることがほとんどですが、数時間経ってしまって乾いた血はそうはいきません。
その場合は、「セスキ炭酸ソーダ」を使うのがおすすめです。セスキ炭酸ソーダを使って、血の汚れを掃除する手順は次の通りです。
- セスキ炭酸ソーダ大さじ1杯と水250mlをスプレーボトルに移す
- 血にスプレーする
- 浮いてきた血を乾いたタオルで叩いて吸い取る
- 血がなくなるまで繰り返す
セスキ炭酸ソーダはドラッグストアでも300円程度で販売しています。
シミの掃除方法(重曹もしくは酸素系漂白剤を使用)
シミの掃除には重曹か酸素系漂白剤(ハイターなど)を使用します。
※おねしょのシミ取りの場合はこちらをご覧ください。
マットレスのシミが気になる場合、酸素系漂白剤(ハイターなど)は少し心配な方もいるかもしれませんので、まずは重曹を使った掃除を試してみてください。
重曹を使う場合
重曹を使ったシミ抜き手順は次の通りです。
- 重曹大さじ1杯を水300mlに溶かす
- 重曹を溶かした水をタオルに染み込ませる
- タオルをしっかりと絞る
- シミが気になる箇所に押し当てる
- ①〜④を何度か繰り返す
- 乾燥させて完了
重曹を使うことによって、シミを落とす他に臭いを消す効果も期待できます。
酸素系漂白剤(ハイターなど)を使う場合
酸素系漂白剤(ハイターなど)を使う場合のシミ抜き手順は次のとおりです。
- 濡らしたタオルに漂白剤をつける(少量でOK)
- マットレスのシミ部分をトントン叩きながら拭く
- タオルをすすぎ、絞ってもう一度叩きながら拭く
- 乾燥したタオルでマットレスの水気を取る
- マットレスをしっかり乾燥させて完了
なかなかシミが取れない場合は、タオルの水分を多めに濡らしましょう。
もっと詳しいシミの掃除方法は次の記事をご覧ください。
嘔吐物(ゲロ)の掃除方法(重曹を使用)
嘔吐物(ゲロ)を掃除したい時は、まず表面の嘔吐物をしっかり拭き取ります。臭いが気になる場合も多いと思いますので、そんな時はシミと同様に重曹が効果的します。
重曹水を作り、シミ掃除と同じ手順で対応するようにしましょう。
詳しい手順は次の記事にまとめています。
当サイトで紹介したやり方で嘔吐物の臭いやシミが取れない場合は、クリーニング業者に依頼するか買い替えを検討する必要があります。
買い替えを検討する場合は以下を参考にしてみてください。
カビの掃除方法(エタノールを使用)
マットレスのカビ掃除には消毒用エタノールが効果的です。次の手順でカビを掃除できます。内部で繁殖しないように、早めに対応しましょう。
- エタノールをカビにスプレーする
- ぬるま湯に染み込ませたタオルを軽く絞る
- タオルでカビを拭き取る
- ①〜③数回繰り返す
掃除用の消毒用エタノールは、ドラッグストアで500mlで1000円程度で購入可能です。
カビの掃除方法について詳しくは次の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
ダニの掃除方法
マットレスに住むダニを自分でクリーニングする方法は主に次の4つがあります。
- カバーを外してカバーを高温で洗う
- 布団乾燥機を使う
- ダニ退治スプレーを使う
- クリーニング業者を使う
熱に弱い素材などもあるので、素材ごとそれぞれの詳しいやり方については、次の記事にまとめていますので合わせてご覧ください。
子供や猫の粗相・おねしょの掃除方法
マットレスに子供や猫が粗相(おねしょ)してしまった場合は、セスキ炭酸ソーダやクエン酸水で対応しましょう。臭いも取ることができます。
ざっくり書くと次の掃除手順になります。
- カバーは外して洗濯機で洗う
- セスキ炭酸ソーダかクエン酸水をタオルに染み込ませて拭く
- 乾かす
詳しい粗相(おねしょ)の掃除方法については、次の記事で解説しています。
ほこりの掃除方法(掃除機を使用)
マットレスにほこりが溜まってしまったという場合には、掃除機を使えばOKです。ベッドを使っている場合は、マットレスを移動させて掃除機をかけましょう。
マットレスが重いという場合は、少しずらしながら掃除機をかけていきます。
臭いが気になる時の掃除方法(重曹が効果的)
マットレスの臭いが気になる時にクリーニングを自分でやる方法は次のようなものがあります。
- 重曹を撒いて掃除機をかける
- クエン酸や重曹で臭いを消す
また、ウレタン臭が気になる場合は「布団乾燥機」や「消臭剤」を使うやり方などもあります。
次の記事で、マットレスの臭いが気になる時の掃除方法は次の記事に詳しくまとめているので合わせてご覧ください。
エアー系のマットレスはクリーニング可能(エアウィーヴ・リテリーなど)
エアー系素材のマットレス(エアウィーヴやリテリーなど)は、自宅のシャワーで中材を洗うことが可能です。
マットレスのクリーニングを自分で絶対やってはいけない方法
マットレスのクリーニングを自分でやる際に失敗しないために、絶対にやってはいけないことは覚えておきましょう。
やってはいけないクリーニング方法①高温を使う
特に、ウレタンやラテックス素材のマットレスをクリーニングする場合は、高温は絶対に使わないようにしましょう。
一部のサイトでダニの駆除などにアイロンのスチームを使うような記述をしているものがありますが、熱に弱いウレタンやラテックス素材にそれをやってしまうと素材の質が変わってしまい、寝心地を大きく阻害してしまいます。
また、ポケットコイルやボンネルコイルについても、生地を痛めて寿命を短くしてしまう可能性があります。
基本的には高温でクリーニングするのはおすすめできません。
やってはいけないクリーニング方法②天日干し
天日干しにすると、ダニも死滅できそうですし、清潔感もありますが、この方法もNGです。
高温を使う時と同じで、天日干しにするとウレタンやラテックス素材を傷めてしまいます。
また、ポケットコイルやボンネルコイルなども側生地を痛めてしまうので天日干しは基本的にはおすすめできません。
天日干しにするのではなく、風通しの良いところで陰干しにするようにしましょう。
自分でやってはいけないクリーニング方法④水洗い
マットレスは、ウレタンなど水に弱い素材が使われていることが多いです。
水洗いしてしまうと、その水に弱い素材が著しく劣化してしまう可能性が高いので、自分でクリーニングする際に水洗いはやめましょう。
ポケットコイルやボンネルコイルは水洗いできるのでは?と思うかもしれません。
しかし、ポケットコイルやボンネルコイルでも、乾燥が十分に出来ずに臭いが出てしまったり、詰め物部分にウレタンが使われていたりと水洗いはリスクが高いので自分ではやらないようにしましょう。
クリーニング業者に頼めるタイプのマットレスは?ダスキンには頼める?
そもそもマットレスは、クリーニング業者に頼めないタイプのものもあります。どのタイプのマットレスがクリーニングを頼めて、どのタイプが頼めないか、確認しておきましょう。
クリーニングを頼めるタイプのマットレス
クリーニングを頼めるタイプのマットレスは次の通りです。
・ボンネルコイル
・ポケットコイル
このようないわゆる「スプリングベッドマットレス」と言われるタイプはクリーニング可能な場合がほとんどです。
クリーニングを頼めないタイプのマットレス
基本的にクリーニングを頼めないタイプのマットレスは次の通りです。
・高反発ウレタン
・低反発ウレタン
・ラテックス
スプリングマットレスではない、ノンコイル系のマットレス(床に直置きできるタイプ)はクリーニング業者で受け付けてもらえないことがほとんどです。
ただし、クリーニングを受け付けている業者も中にはありますので要確認です。
クリーニング業者では熱処理を行いますが、ウレタン系やラテックスは熱に弱いためマットレスがクリーニングをすることで劣化してしまう可能性があるからです。
※ちなみに、ダスキンでは高反発ウレタン(シングルサイズのみ)はOKで低反発ウレタンはNGです。
ダスキンのような大手でも低反発ウレタンをクリーニングするのは難しいということですね。
これらのタイプのマットレスを持っている場合は、基本的には自分でやる方法を検討することになります。
マットレスクリーニングを業者に頼むとどんなことをしてもらえる?
マットレスのクリーニングでは、業者が専用の機器で洗浄してくれます。
具体的には、次の手順で行ってくれることが多いです。(業者による)
- スチームでマットレスの中まで高温洗浄(ダニまで除去)
- バキュームでマットレスに入った水を吸い取る
- マットレス用乾燥機でしっかり乾燥させる
スチームでしっかりと汚れを取ってくれるので、かなり綺麗に生まれ変わるはずです。
ただし、高温の水を使用するので、当然ですがマットレスは多少なりとも劣化する可能性はあることは理解しておきましょう。
マットレスクリーニングを業者(ダスキンなど)に頼む場合の料金相場
マットレスクリーニングを業者に頼む場合の料金の相場をご紹介します。
出張の場合のマットレスクリーニング料金相場
クリーニング業者に自宅に来てもらう出張の場合は、次の料金が相場です。
ベビー・キッズ | 7,000円〜10,000円 |
---|---|
シングル | 9,000円〜1,2000円 |
セミダブル・ダブル | 12,000円〜15,000円 |
クイーン・キング | 15,000円〜20,000円 |
サイズが大きくなればなるほど料金は上がっていきます。
持ち込みの場合のマットレスクリーニングの料金相場
近所のクリーニング店にマットレス持ち込みの場合は、出張よりも1,000円〜2,000円程度安く済む場合もあります。
ただ、宅配業者を使って持ち込む場合は送料が追加でかかりますし、自分で持ち込む場合も持ち込む手間を考えると出張の方がおすすめです。
高級マットレスならクリーニングを検討するのもあり
高級マットレスならクリーニングを検討するもの良いでしょう。
というのも、前述の通りマットレスのクリーニング料金は10,000円〜20,000円ほどなので、安いものだと、買い換えた方が良いということになるからです。
高額な料金を支払っても良いと思える高級マットレスのみ、クリーニングを検討することをおすすめします。
マットレスのクリーニングにおすすめの業者
マットレスにおすすめのクリーニング業者はダスキンなど、様々ありますが、おすすめなのは地域に特化したクリーニング業者を探せる以下のサービスです。
くらしのマーケットは、テレビCMをやるほど有名ですが、自宅の近くの優秀なクリーニング業者を実際の口コミを比較しながら探せるサービスになります。
相場よりも安い価格でマットレスクリーニングを依頼できたりするので、非常におすすめのサービスです。
マットレスの自分でクリーニングする方法や業者に頼んだ場合の費用感などをご紹介してきました。
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