「マットレスの染み抜きってどうやればいいんだろう?」
「黄ばみが全然取れない・・・」
マットレスにできたシミと言っても、寝汗やよだれの黄ばみや血からおねしょによるシミまで様々な種類があり、それぞれ落とし方が違ってきます。
ここでは、マットレスのシミの原因と、シミ別の取り方について詳しく解説していきます。
- マットレスのシミの原因
- マットレスのシミ抜き方法
- マットレスのシミ予防の方法
目次
マットレスのシミ汚れの原因は主に4つ(黄ばみや茶色いシミの元は?)
マットレスのシミ汚れの原因は主に4つあります。
マットレスのシミの原因
- 寝汗・よだれ
- おねしょ(尿)
- 血液
- 嘔吐
- カビ
シミの原因についてそれぞれ詳しく解説し、適切な取り方を紹介します。
茶色いシミの原因1 寝汗・よだれ
マットレスのシミの原因でもっとも多いのは、寝汗・よだれです。これは茶色いシミの原因になります。
人間は睡眠中にコップ1杯を超える量の汗をかくと言われています。つまり、コップ一杯の汗が毎晩マットレスに注がれている状態です。
また、うつ伏せに寝てよだれが出てしまい、マットレスに染み込むこともあります。
その睡眠中の汗やよだれが乾燥して空気と交わって反応し、変色することでシミになってしまうというわけです。
寝汗やよだれが原因のシミは、茶色い黄ばんだような色になってしまいます。このような茶色いシミの取り方はこちらを参照してください。
シミの原因2 おねしょ(尿)
マットレスのシミの原因のひとつにおねしょ(尿)もあります。
特に小さなお子さんがいるご家庭ですと、おねしょをされてしまって一時的に対処はしたもののシミが残ってしまった、という方もいると思います。
おねしょのシミの落とし方はこちらをご覧ください。
シミの原因3 血液
マットレスのシミになるものに、血液もあります。
鼻血であったり様々なきっかけでマットレスに血がついてしまい、取りきれずにシミになってしまったという場合です。
こういった血のシミの取り方はこちらをご覧ください。
シミの原因4 嘔吐
マットレスのシミの原因として、嘔吐もあります。
寝ながら嘔吐してしまい、それが取りきれずにシミになってしまったという場合です。
この場合は、嘔吐のシミの取り方を参照してください。
シミの原因5 カビ
マットレスのシミ汚れの原因にはマットレスにカビが発生しておこる事もあります。
マットレスに有効なカビ取り方法
- エタノールを使用する
- カビ取りスプレーを使う
- オキシクリーンを使う
上記を使ったベッドマットレスのカビ取り方法などがあります。
詳しくは下記記事を御覧ください
マットレスの染み抜き方法【シミ別】
ここからは、シミ別の正しいマットレスの染み抜き方法をご紹介します。
黄ばみ(寝汗やよだれが原因の茶色いシミ)の取り方|ハイターや重曹使用
それぞれの使用手順を解説します。
重曹でシミを落とす場合の手順
マットレスのシミに重曹を使う場合は、まず以下を用意します。
用意するもの
- 重曹大さじ一杯を300mlの水に溶かしたもの
- タオル1枚
用意したアイテムを使って、以下の手順で作業しましょう。
シミ取り手順
- タオルに重曹を溶かした水をマットレスのシミ汚れに染み込ませて絞る
- シミが気になる箇所に押し当てて叩くように拭く
- シミが消えるまで繰り返す
- 水で固く絞ったタオルで重曹を拭き取る
- マットレスをしっかり乾燥させる
しっかり乾燥させないと、生乾きの臭いが出てしまう可能性があるので注意しましょう。
酸素系漂白剤でシミを落とす場合の手順
マットレスのシミに酸素系漂白剤を使う場合は、次のアイテムを用意します。
用意するもの
- ぬるま湯
- 酸素系漂白剤(ハイターなど)
- タオル2枚
用意したら、次の手順で作業を行いましょう。
シミ取り手順
- ぬるま湯で少し湿らせたタオルに酸素系漂白剤を少々付けて絞る
- シミのある箇所を叩くように拭く
- シミが取れるまで繰り返す
- 使ったタオルを新しい水ですすぎ、絞って再度叩くように拭く
- 新しいタオルで乾拭きする
- マットレスを乾燥させる
酸素系漂白剤が肌が弱かったりで心配な場合は、重曹から試してみることをおすすめします。
おねしょ(尿)のシミの落とし方|オキシクリーン使用
シミを落とす手順は次のとおりで、まず以下を用意しましょう。
用意するもの
- オキシクリーン
- ぬるま湯
- タオル2枚
オキシクリーンがない場合は、中性洗剤や酸素系漂白剤で応急処置をしても良いです。
アイテムが揃ったら、以下の手順でシミとりを行います。
※おねしょ直後の場合は、まず多めのタオルで水分を吸ってください。
シミ取り手順
- タオルを濡らして適度に絞る
- 絞ったタオルにオキシクリーンを少量付ける
- シミ部分をオキシクリーンを付けたタオルで拭く
- 乾いたタオルで拭く
- しっかりとマットレスを乾燥させる
血のシミ抜き方法|セスキソーダ使用
血のシミ抜きの手順を解説します。まずは以下を用意しましょう。
用意するもの
- セスキ炭酸ソーダ
- スプレーボトル
- 水250ml
- タオル1枚
用意したアイテムを使用し、次の手順でシミ抜きを行います。
シミ取り手順
- セスキ炭酸ソーダ大さじ一杯と水をスプレーボトルに入れて混ぜる
- シミ部分にスプレーする
- シミが浮いてきたらタオルで叩きながら吸い取る
- シミが無くなるまで繰り返す
- マットレスをしっかりと乾かす
頑固な場合は、何度も繰り返すようにしましょう。
嘔吐のシミの取り方
嘔吐でできたシミ抜きの手順は茶色いシミと同じです。
詳しくは茶色いシミの取り方を参考にしてください。
マットレスの染み抜き後は陰干し推奨
マットレスの素材の多くは、熱や直射日光に弱い素材が多く使われています。マットレスを乾かす場合は、陰干しで風通しの良い所に立てかけて乾燥させてください。
また、かなり水分を吸った場合や早く乾かしたい場合は、陰干し後に扇風機の風を送ると乾燥が早くなります。
ニトリにマットレスの黄ばみ・シミを落とすグッズはある?
ニトリにマットレスの黄ばみを落とす専用グッズはありません。
マットレスの黄ばみを落としたい場合は、こちらをご覧ください。
黄ばみを予防する場合のベッドパッドや敷きパッドなどはニトリで購入することも可能です。
マットレスのシミを予防する対策方法
シミを除去したら、次に紹介する対策方法をおこない、マットレスをシミから保護することが望ましいです。
シミの予防対策1 敷きパッドやベッドパッドを付ける
マットレスのシミを予防するには、敷きパッドやベッドパッドが有効です。
敷きパッドやベッドパッドを敷くことによって、シミの原因となる寝汗やよだれなどの汚れがマットレスまで届くのをある程度ガードしてくれるからです。
完全にガードすることは難しいですが、シーツだけ敷いているよりシミが付着する可能性が大きく減少します。
シミの予防対策2 マットレスプロテクター
マットレスのシミを予防するには防水マットレスプロテクターも有効です。
マットレスプロテクターは、寝汗やよだれはもちろん、ダニなどの侵入も防いでくれるのでマットレスを保護するという意味ではとても心強いアイテムです。
シーツすら使わなくても良くなるものもあるので、一度次の記事を参考にしてみてください。
マットレスのシミ抜きで黄ばみが取れない場合はクリーニングも有効
クリーニングで落ちるシミ
- 寝汗によるシミ
- 手垢によるシミ
- シミになってまだ期間の浅いもの
シミになってから長期間放置したシミや色の濃いシミは完全に落ちないこともありますが、色が残っているだけなので、特に問題ありません。
クリーニングできるマットレス・できないマットレス
マットレスには、クリーニング業者に頼めるものと頼めないものがあります。
サイズ | 種類 |
---|---|
クリーニングできないマットレス | 低反発ウレタンマットレス ラテックスマットレス |
業者によっては対応可能なマットレス | 高反発ウレタンマットレス |
クリーニングできるマットレス | ポケットコイルマットレス ボンネルコイルマットレス |
ポケットコイルやボンネルコイルのようなベッドマットレスはほとんどの業者でクリーニングすることが可能です。
しかし、それ以外のクリーニングできないマットレスのシミは自分で落とすしかありません。
クリーニング料金によっては買い替えの方が良い場合もある
マットレスのクリーニング料金は次のように10,000円以上は覚悟しなくてはいけません。
サイズ | 種類 |
---|---|
シングルサイズ | 10,000円〜13,000円程度 |
セミダブルサイズ | 13,000円〜16,000円程度 |
ダブルサイズ | 14,000円〜17,000円程度 |
クイーン・キングサイズ | 17,000円〜21,000円程度 |
高級ベッドを使っている場合は、クリーニングをする価値もあると思いますが、安価なマットレスを使っている場合は、買い換えてしまった方が良いでしょう。
マットレスのクリーニングを頼む場合は、次のくらしのマーケットで口コミを見ながら業者を探すのがおすすめです。
クリーニングについては、次の記事も参考にしてみてください。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。