「高反発マットレスの密度って何のこと?」
「密度が耐久性に関係してるってホント・・?」
高反発マットレスを調べていくと、『密度(D)』という単語を目にすることが多いと思います。実は、この密度は高反発マットレスの耐久性(寿命)と深い関わりがあるのです。
ここでは、高反発マットレスの密度とは何か、寿命を伸ばすコツなどを分かりやすく解説してきます。
- 高反発マットレスの「密度(D)」の意味
- 密度30D以上の高反発マットレス一覧
- 高反発マットレスを長持ちさせるコツ
目次
高反発マットレスの「密度」は寿命の目安になる単位
高反発マットレスの密度は、「D」という値で表されます。簡単に言うと「使われている素材であるウレタンフォームがどれくらいギュッと詰まっているか?」という指標です。
例えば、ウレタンマットレスの密度が低くスカスカの場合、すぐにへたってしまいます。結果長く使い続けられません。
一方密度が高く、スキマがないくらいギュッと詰まっていれば、簡単にはへたらず長く使い続けられます。
密度は、「D(Density)」という単位で表すことができます。「このマットレスの密度は30Dです」等という表記は見たことがあるかもしれませんね。
※ウレタン素材以外にも高反発マットレスは存在しますが、その場合は密度という数値はありません。
【密度別】高反発マットレスの寿命(耐久性)
高反発マットレスの密度は耐久性(寿命)を左右します。
高反発ウレタンマットレスの寿命は、平均的に5〜6年と言われていますが、密度の差で大きく変わります。
参考:マットレスの寿命は何年?【交換時期の決定的サイン4つ】
では、以下の密度によってどれくらい高反発ウレタンマットレスの寿命が変わるのかを見ていきましょう。
- 密度20D
- 密度30D
- 密度40D
- 密度50D
密度20Dマットレスの寿命は2〜3年
密度20Dの高反発ウレタンマットレスですと、寿命はおよそ2〜3年程度です。1万円程度の格安高反発マットレスだとこの程度の密度のものが多いです。
密度30Dマットレスの寿命は5〜8年
密度30Dの高反発ウレタンマットレスの耐久性はかなり高く、およそ5〜8年程度の寿命になります。
このくらいの高密度だと、すぐにへたるといった心配はありません。5万円以上の有名高反発マットレスに多い密度レベルです。
密度40Dマットレスの寿命は8〜10年
密度40Dの高反発ウレタンマットレスの耐久性は非常に高く、寿命はおよそ8年〜10年と言われています。
このくらいの密度があると、非常に長く使うことができる反面、価格が高くなる傾向にあります。40D以上だと、8万円以上が相場と思っておけば良いでしょう。
高密度50Dマットレスの寿命は10年以上
密度が50Dの高反発ウレタンマットレスだと、寿命は10年以上になります。高反発マットレスで、50Dというレベルは高級マットレスに多く、価格も10万円を超えるものが一般的です。
50Dの高反発マットレスだと、若干オーバースペック気味な気もするのですが、耐久性が高いというのは間違いありません。
高反発ウレタンマットレスの密度は30D以上あると安心
高反発マットレスの密度は、高いほど耐久性が高くなり、長く使えます。20Dでは数年で寿命が来てしまうため30D以上のものを選ぶのがポイントです。
特に耐久性が5〜8年ある30Dは、すぐにへたる心配がなく、価格もそれほど高くないため比較的手が出しやすいでしょう。長く使いたいけれどそれほど費用は出せないという方でも安心して選べる密度です。
また
※低反発ウレタンマットレスの場合はへたりやすいので、この数値は当てはまりません。
密度30D以上のおすすめ高反発マットレス
高反発マットレスは、密度30D以上になると非常にへたりにくく、寿命も5〜8年ほどになり、丁寧に使えば10年持つこともあります。
密度30D以上のへたりにくい高反発マットレスを挙げると、次のようになります。
30D以上のマットレス | 密度 | 価格 |
---|---|---|
雲のやすらぎ | 35D | シングルサイズ:39,800円 セミダブルサイズ:49,800円 ダブルサイズ:59,800円 厚み:17cm 送料無料 |
コアラマットレス | 35D | シングルサイズ:69,000円(税込) セミダブルサイズ:79,000円(税込) ダブルサイズ:89,000円(税込) 厚み:23cm 送料無料 |
モットン | 31D | シングルサイズ:39,800円(税込) セミダブルサイズ:49,800円(税込) ダブルサイズ:59,800円(税込) 厚み:10cm 送料無料 |
マニフレックス | 30D | シングルサイズ:45,650円(税込) セミダブルサイズ:54,780円(税込) ダブルサイズ:66,000円(税込) 厚み:11cm 送料無料 |
イウォーヌ | 31D~35D | 硬さ(N)/ウレタン密度(D) メモリーフォーム :60~75N/35D ソフト面(グレー) :120 N/29 D サポート面(ピンク):170 N/31 D ハード面(水色) :180 N/31 Dシングルサイズ:77,000円(税込) セミダブルサイズ:88,000円(税込) ダブルサイズ:99,000円(税込) 厚み:22cm 送料無料 |
エムリリー | 50D | シングルサイズ:33,980円〜 セミダブルサイズ:40,980円〜 ダブルサイズ:48,980円〜 厚み:11cm 送料無料 |
西川AIR01 | 30D | シングルサイズ:46,200円 セミダブルサイズ:62,700円 ダブルサイズ:79,200円 厚み:8cm 送料無料 |
エイプマンパッド | 30D | シングルサイズ:17,050円(税抜)〜 セミダブルサイズ:20,790円(税抜)〜 ダブルサイズ:24,607円(税抜)〜 厚み:10cm 送料無料 |
スリープマジック |
30D | シングルサイズ:60,000円 セミダブルサイズ:82,500円 ダブルサイズ:104,500円 厚み:14cm 送料無料 |
セルプール |
50D | シングルサイズ:38,000円 セミダブルサイズ:47,500円 ダブルサイズ:57,000円 厚み:8cm |
国内海外での有名高反発マットレスが多め。耐久性に優れた高密度の高反発マットレスを選ぶなら、上記の密度30D以上のものから選ぶのもおすすめです。
30D以上で、価格もリーズナブルなものをピックアップしています。
当サイトでは、全21メーカーの高反発マットレスをランキング化していますので、気になる方はご覧ください。
高反発マットレスの密度と寝心地の関係性
密度が高いと、反発力も高そう(硬そう)なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、密度が高いからといって、反発力は変わりません。
また、密度が低くても、高くても寝心地には直接影響はしません。
ただし、密度が低いとへたるスピードも当然早くなるので、寝心地が悪化するスピードが早くなります。
高反発マットレスの密度は硬さに影響しない
高反発マットレスの密度はニュートン(硬さ)に影響しません。密度が高いと、硬くなると誤解している方もいますが、実際は違います。
単位 | 意味 | |
---|---|---|
密度 | D(Density) | 耐久性に影響する数値 ※どれだけ素材の密度が高いかで変わる |
ニュートン | N(ニュートン) | 硬さに影響する数値 ※加工方法で変わる |
あくまで密度は高反発マットレスの耐久性しか左右せず、ニュートン(硬さ)は加工方法で変わってきます。
間違えて覚えないようにしましょう。
高反発マットレスのニュートン数(硬さ)については次の記事にまとめています。
高密度でも寿命が短くなる可能性も
なぜなら、ウレタンフォームの弱点とも言える寝汗や湿気がへたりを進行させてしまうから。
密度30Dで5〜8年の寿命、40Dで8〜10年の寿命というのは、あくまでメンテスナンスしている状態で出された年数です。「寝汗」や「湿気」に気を付けておかないと、寿命の前に買い替えなければいけなくなってしまいます。
寿命まで使うために、寝汗や湿気の対策はしっかり行いましょう。
高反発マットレスを長持ちさせるコツ2つ!お手入れ方法
なるべく密度本来の寿命まで長持ちさせるコツを具体的に2つ解説します。
陰干しをこまめに行う
ウレタンフォーム素材は、汗を吸い取りやすい性質があります。陰干しをせずに放置すると汗や皮脂の汚れによって劣化し、へたっていきます。また、カビも生えやすくなるので注意です。
できれば毎日風通しの良いところでこまめに陰干しをして、ウレタンフォームの湿気を取るのが高反発マットレスの寿命を伸ばすことに繋がります。
マットレスを保護するアイテムを使う
高反発マットレスをこまめに手入れをするのが面倒な人も多いと思います。そんなときは、次のようなマットレスを保護するアイテムを使うのがおすすめです。
- マットレスプロテクター
- 敷きパッド
- ベッドパッド
特に、防水のマットレスプロテクターは、ウレタンフォーム素材まで寝汗を通さないため、マットレスが水分によって劣化するのを防げます。
次の記事を参考にしてみてください。
次の高反発マットレスのランキングは、「硬さ」「厚み」「密度」全てを考慮して21商品を比較しています。
高反発マットレス選びで迷っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。
高反発マットレスの密度をチェックして長く使おう
高反発マットレスを長く使いたい場合は密度(D)をチェックしましょう。30Dほどのものを選ぶと耐久性が高く、長く使い続けられるでしょう。ただし、対策しないと寿命まで使えないこともあるので要注意です。今回の記事を参考に、長く使える高反発マットレスを選んでみてください。
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