
「ポケットコイルマットレスの寿命ってどのくらいなんだろう?」
ポケットコイルマットレスをお探しの人や検討している人の中には、実際のリアルな寿命が気になっている人も多いと思います。
結論を言うと、ポケットコイルマットレスの寿命は、およそ7〜9年程度が相場ですが、品質によっても変わってきます。
ここでは、ポケットコイルマットレスの実際の寿命や長持ちさせるコツ、寿命を早めるNG行為などを詳しく解説していきます。
- ポケットコイルマットレスの寿命
- ポケットコイルマットレスの寿命を伸ばす方法
- ポケットコイルマットレスの寿命を減らすNG行為
ポケットコイルマットレスの寿命は長い?一生もの?
ポケットコイルマットレスの寿命は約7〜9年ほどです。
その他のマットレスが次のような寿命ですので、マットレスの中ではボンネルコイルマットレスに次いで寿命が長いと言えます。
種別 | 一般的な寿命 | |
---|---|---|
ノンコイル系 | 低反発ウレタン | 3〜5年 |
高反発ウレタン | 6〜8年 | |
ファイバー | 6〜8年 | |
ラテックス | 6〜8年 | |
コイル系 | ボンネルコイル | 8〜10年 |
ポケットコイル | 7〜9年 |
ただし、当然シモンズのような高級マットレスに比べると5万円以下の安価なポケットコイルマットレスは寿命は劣りますので、あくまで平均的な寿命と捉えるようにしてください。
10万円以上の高級ポケットコイルマットレス | 10年程度 |
5万円〜10万円のポケットコイルマットレス | 6〜8年 |
5万円以下のポケットコイルマットレス | 5年以下 |
※あくまで目安です
その他の種類のマットレスの寿命は次の記事で詳しく解説しています。
ポケットコイルマットレスの寿命・耐久性をのばすコツ
ポケットコイルマットレスは、使い方に気を使えば寿命を10年以上、場合によっては一生モノに伸ばすこともできます。
ポケットコイルマットレスの寿命をのばすコツは次の3つです。
ポケットコイルマットレスの寿命をのばすコツ
- 定期的に乾かす
- 定期的にひっくり返す(ローテーション)
- マットレスを保護する
それぞれ詳しく解説します。
寿命を延ばすコツその①ポケットコイルマットレスは定期的に乾かす
ポケットコイルマットレスの寿命を延ばすには、定期的に乾かすのが有効です。
寝ている間に寝汗や皮脂がポケットコイルマットレスに浸透していってしまい、劣化に繋がります。
また、ベッドとマットレスの間に湿気が溜まり、カビが生える可能性もあります。
これらのトラブルを避けるために、一週間に1回程度はベッドの上に立て、乾かすようにすると良いです。
扇風機を当てたりすると、より効果的になります。
寿命を延ばすコツその②ポケットコイルマットレスを定期的にひっくり返す(ローテーション)
ポケットコイルマットレスの寿命を延ばすには、定期的にローテーションするのも有効です。
ポケットコイルマットレスには、両面が使えるものが多いです。
しかし、片方だけで使い続けてしまうと、一方向だけに力が集中してしまい、へたりの原因になってしまい寝心地が悪くなってしまうのです。
そこで、定期的に裏と表、上下を入れ替えることによって、負荷を分散すると良いです。
これを、ローテーションと言います。
できれば、3ヶ月に一回は裏表上下を変えてみると、より寿命が伸びることにも繋がります。
ローテーションの方法については、次の記事を参考にしてみてください。
寿命を延ばすコツその③マットレスを保護する
ポケットコイルの寿命を延ばすには、マットレスを保護するアイテムを使うのも有効です。
低コストで何年も長持ちさせられるのでおすすめなのですが、マットレスを保護するアイテムを使うのも有効です。
特に、防水マットレスプロテクターを利用するとマットレスの内部に寝汗や皮脂が入り込まないため、スプリングが錆びず、大きく劣化を遅らせることができます。
マットレスプロテクターを使わないと、以下のように寝汗や皮脂がマットレスを通り、スプリングも錆びてどんどん劣化してしまうのです。
10,000円以下の出費で大きく長持ちさせられるので、コスパが良い方法です。
マットレスプロテクターは次の記事をご覧ください。
ポケットコイルマットレスの寿命を早めるNG行為3選
逆にポケットコイルマットレスの寿命を早めることに繋がるNG行為もあります。
特に注意すべき3つの行為を挙げてみました。
ポケットコイルマットレスの寿命を早める行為
- 天日干ししてしまう
- 水に濡らしてしまう
- マットレスでトランポリンしてしまう
一つずつ詳しくみてみましょう。
ポケットコイルマットレスの寿命を早める行為①天日干ししてしまう
ポケットコイルマットレスを天日干ししてしまうと、表面の(ウレタン)生地部分を傷めてしまい寿命を早める可能性があります。
特に、生地部分にウレタンフォームを使っている場合、ウレタンは直射日光に弱いため大きく劣化してしまうので注意です。
ポケットコイルマットレスは中材がスプリングなので天日干しOKと思っている人が多いのですが、上記の理由からなるべく避けた方が良いでしょう。
ポケットコイルマットレスの寿命を早める行為②水に濡らしてしまう
ポケットコイルマットレスを水に濡らすのは寿命を早めるNGです。
これも、表面の生地が水によって劣化したり、水が原因でカビたり、スプリングが錆びる可能性があるからです。
汚れてしまって、どうしても水拭きしなければいけないというときは、終わった後に必ず立てかけてよく乾かすようにしましょう。
ポケットコイルマットレスの寿命を早める行為③マットレスでトランポリンしてしまう
ポケットコイルマットレスでトランポリンしてしまうのも寿命を早める行為です。
特に、お子さんがいると、スプリングマットレスでトランポリンをしてしまうことが多いかと思います。
しかし、ご想像のとおりスプリングマットレスでのトランポリンはへたりや劣化をかなり早めます。
本来10年持つものが数年しかもたなくなるということも良くあります。ですので、特にお子さんがいる家庭は気をつけるようにしたいです。
ただ、子どもというのは、どうしてもそういった遊びに興味が向いてしまうので、そもそも小さい子どもがいてポケットコイルマットレスを買うのであれば寿命が短くなるのを覚悟をしておく、というのも必要なのかもしれません。
次の記事で、ポケットコイルマットレスのおすすめ11選を徹底比較しています。
ポケットコイルで悩まれているなら、参考にしてみてください。
●ポケットコイルマットレスの口コミも参考にしてください