
「私の体重にはどのマットレスが合ってるんだろう?」
「100kgあるけど、どの硬さのマットレスが正解?」
「体重40kgもないけど、どのマットレスが良いの?」
ベッドマットレスは体重によって選ぶべきマットレスが変わってきます。体重に合わないと腰痛に悪い影響があったり、疲れやすくなるので要注意です。
ここでは、体重別の選ぶべきマットレスについて詳しく解説していきます。
- 体重別のマットレスの選び方
- 体重が重い人が厚みを選ぶ時の注意点
目次
マットレスの体重別の選び方!硬さ(ニュートン)が重要
ベッドマットレスの体重別の選び方を解説します。
体重とマットレスの硬さ(反発力)が合わないと、次のように沈み込みすぎたり、硬すぎて正しい姿勢で寝ることができません。
正しい姿勢を保つことができないと、腰痛に悪影響を与えてしまったり、疲れやすくなって睡眠の質も下がる可能性が高くなります。
この点を踏まえ、体重を次の区分に分けて選ぶべきマットレス紹介していきます。
自分に当てはまる項目を参考にしてみてください。
※事前知識として、高反発ウレタンマットレスの硬さ(反発力)を表すN(ニュートン)という単位があります。詳しくは、次の記事を参考にしてみてください。
体重が軽い人(40kg未満)の選び方(テンピュールおすすめ)
体重が軽い人(40kg未満)は次のマットレスが合います。
体重40kg未満の方が選ぶべきマットレス
- 低反発マットレス
低反発マットレスは柔らかすぎて寝返りが打ちにくく、腰に負担がかかるため基本的にはおすすめしていません。
しかし、体重40kg未満の方にとっては沈み込みがちょうど良いので、低反発マットレスがおすすめです。
体重が軽めな人(40kg以上50kg未満)の選び方
体重が軽めな人(40kg以上50kg未満)には次のマットレスが合います。
体重40kg以上50kg未満の方が選ぶべきマットレス
- 高反発ウレタン(100〜150N(ニュートン))
- ポケットコイル(やわらかめ)
40kg以上50kg未満の体重の方は、高反発ウレタンマットレスの中でも、100N〜150Nといった比較的反発力が低めのものが合うと言えます。
それ以上の反発力になると、硬すぎると感じてしまい寝心地が悪くなったり、正しい姿勢が保てなくなる可能性が高いです。
標準的な体重の人(50kg以上80kg未満)の選び方
標準的な体重の人(50kg以上80kg未満)の方は以下の、やや硬めのマットレスが合うと言えます。
体重50kg以上80kg未満の方が選ぶべきマットレス
- 高反発ウレタン(150N(ニュートン)前後)
- ポケットコイル(ふつう)
- ラテックス
- ファイバー
高反発ウレタンマットレスの中でも、150N前後であれば寝返りもしやすく、正しい姿勢も保ちやすいです。
また、ポケットコイル、ラテックスの硬さ(反発力)も50kg以上80kg未満の体重の方には合う可能性が高いです。
ファイバーマットレスは、やや硬めの寝心地ではありますが標準体重の方でも十分に満足できる寝心地です。
体重が重めな人(80kg以上100kg未満)の選び方
体重が重めな人(80kg以上100kg未満)は硬めのマットレスが合う可能性が高いです。
体重80kg以上100kg未満の方が選ぶべきマットレス
- 高反発ウレタン(180N(ニュートン)前後)
- ポケットコイル(かため)
- ボンネルコイル
- ファイバー
高反発ウレタンであれば、180N前後の硬めのもの、ポケットコイル マットレスであれば、「かため」と表記のあるものがおすすめです。
ボンネルコイルは、マットレスの中でも硬い寝心地で、80kg以上100kg未満の体重の方でも沈み込みすぎず寝返りもしやすく正しい姿勢も維持できます。
ファイバーマットレスもボンネルコイルほどではありませんが、硬めの寝心地なので、体重80kg以上100kg未満の方でも睡眠の質を上げられる可能性が高いです。
体重が重い人(100kg以上)の選び方(体重を分散してくれるマットレスがおすすめ)
体重が重い人(100kg以上)は次のマットレスを選ぶのが良いでしょう。
体重100kg以上の方が選ぶべきマットレス
- 高反発ウレタン(200N(ニュートン)以上)
- ボンネルコイル
高反発マットレスの中でも、最上位の硬さである200N以上であれば、体重100kg以上の方でもしっかりと体を支えてくれます。
また、ボンネルコイルスプリングの硬さであれば体重100kg以上の方が寝ても沈み込みにくく、寝返りも打ちやすいので腰に負担がかかりにくいと言えます。
体重別の選ぶべきマットレス!軽い人から重い人まで総まとめ
体重別に選ぶべきマットレスを軽い人から重い人まで表にまとめました。
体重 | 選ぶべきマットレス |
---|---|
体重が軽い人 (40kg未満) |
・低反発マットレス |
体重が軽めな人 (40kg以上50kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(100〜150N) ・ポケットコイル(やわらかめ) |
標準的な体重の人 (50kg以上80kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(150N前後) ・ポケットコイル(ふつう) ・ラテックスマットレス ・ファイバーマットレス |
体重が重めな人 (80kg以上100kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(180N前後) ・ポケットコイルマットレス(かため) ・ボンネルコイルマットレス ・ファイバーマットレス |
体重が重い人 (100kg以上) |
・高反発ウレタンマットレス(200N以上) ・ボンネルコイルマットレス |
上記の表は目安です。
一番良いのは、実際に店舗で寝てみたり、店舗スタッフに相談してみたり、ネット通販の返品保証などでトライアル的に試してみて、自分に合う硬さを見つけることです。
体重が重い人は高反発マットレスの厚みは10cm以上がおすすめ
高反発マットレス(ウレタンやファイバーなど)を選ぶ場合の体重別の最適な厚みについて解説します。
通常(体重80kg未満)であれば、マットレスの厚みは最低8cm以上あれば底つき感は感じにくいのですが、80kg以上の体重の方だと厚み10cm以上は欲しいところです。
底つき感を感じてしまうと、当然寝心地も悪いですし、腰痛に悪影響を与える可能性もあります。
具体的に、選ぶべきベッドマットレスの厚みは次の表のとおりになります。
体重 | 高反発マットレスの厚み |
---|---|
80kg未満 | 8cm以上 |
80kg以上 | 10cm以上 |
100kg以上 | 13cm以上 |
上記の表を目安として厚みを選ぶことができれば、基本的に底つき感を感じることはないでしょう。
重い人におすすめ!硬さが選べるマットレス モットン
価格 | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
---|---|
素材 | 中材:ウレタンフォーム 外カバー:ポリエステル100% |
厚み | 10cm |
硬さ | 140N:45kg以下 170N:46kg〜80kg 280N:81kg以上 |
保証 | ・90日間返品保証 ・硬さも変更可能 |
硬さが三種類選べる、高反発マットレス「モットン」であれば、80kg以上の重めの方でも、しっかり対応しています。
体重に合わない硬さだと、正しい仰向け姿勢が取れないので、腰痛の原因にもなります。自分に合った硬さを選ぶようにしましょう。
【身体に合ったマットレス使っていますか?】マットレスの好みの硬さを700名にアンケート調査!
マットレス大学では、マットレスの好みの硬さに関するアンケートを700名の男女に調査を行いました。
- 性別
- 年齢
- 体重
- マットレスの硬さの好み
- 現在のマットレスの硬さ
- ご使用のマットレスの満足度
- 起床時に腰や首の痛みはありますか
- 体重を元にマットレスを選ぶ事を知っていますか
- 腰痛マットレスで知っているメーカー
性別
アンケートに答えて頂いた方の性別は、以下のような割合になりました
女性が55.9%と少し多くお答え頂いています。
年齢
年齢は以下の割合となりました。
40代の方に多くお答え頂いています。
体重
回答された方の体重の割合は以下のようになりました。50kg~80kg未満の方が69.6%と一番多い結果となりました。
マットレスの好みの硬さ
好みのマットレスの硬さを10段階(1:柔らかい ~10:硬い)で回答頂きました7のやや硬いが23.4%と一番多い結果となりました。
ご使用のマットレスの満足度
使用中のマットレスの満足度は以下のようになりました。約半数の方が現在のマットレスに満足されています。
起床時に腰や首の痛みはありますか
起きた時に首や腰に痛みがある方は以下の通りですある44.7% ない52.1%となりました
体重を元にマットレスを選ぶ事を知っていますか
マットレスを体重で選ぶ事を知っている方は以下の通りですまだまだ知らない方が多く全体の83.3%でした。
腰痛マットレスで知っているメーカー
腰痛に良い影響を与えるマットレスを販売するメーカーを答えて頂きましたエアウィーヴが多く次にフランスベッド、高級マットレスのシモンズの順となりました。
内訳は以下の通りです
モットン 2.64%
雲のやすらぎ 3.53%
イウォーヌ(iwonu) 0.42%
NELLマットレス 1.16%
コアラマットレス 6.64%
シモンズ 13.44%
サータ 1.00%
シーリー 1.53%
マニフレックス 3.11%
エムリリー 0.21%
エマ・スリープ 1.16%
西川エアー 11.86%
エアウィーヴ 21.82%
ブレインスリープ 1.11%
ライズTOKYO 0.11%
西川ムアツ 5.80%
日本ベッド 5.22%
エイプマンパッド 0.11%
リムネ 0.32%
リテリー 0.16%
くじらマットレス 1.27%
フランスベッド 17.40%
総括
今回、マットレスの硬さについて男女700名への調査により、次の事がわかりました。
- 好みのマットレスの硬さは10段階中の7(やや硬い)が好みの方が全体の23.4%
- 使用中のマットレスの硬さは10段階中の5(普通)が全体の22.4%
- 現在のマットレスの硬さの満足度は全体の50.4%が満足
- 起床時に方・首に痛みがある方は全体の44.7%
- 体重に合ったマットレスの硬さがある事を知っている方は全体の16.7%
- 腰痛マットレスで一番知名度が高いのは「エアウィーヴ」の21.8%
今回のマットレスの硬さのアンケートで、普通の硬さのマットレスを使い腰痛や首の痛みを抱えている方も少なくない事と、自分に合ったマットレスを選べる事があまり知られていない事がわかりました。
理想のマットレスは固めの方が良いと思っている方が多く、数年前の「低反発ブーム」の影響はなくなり
硬めのマットレスを選ばれる事が多いようですが、ご自分の体重を基準にマットレスを選ぶ事は、認知されておらず、買ってみて好みでは無かった場合も有るのではないでしょうか。
マットレスメーカーの開発は進み、同じシリーズでも硬さが違う物や、硬さを自由に入れ替えられる物、更にダブルサイズ以上で、左右でも硬さの入れ替えができ2人で寝る場合も、それぞれの硬さに調整できるマットレスまで登場しています。
マットレスメーカーが、寝る事を真剣に考えてマットレスが作られる時代になりました。今後買い替える際は、メーカーの資料に目を通され、ご自分に合ったマットレスを是非探して頂きたいと思います。
→高反発マットレスのおすすめランキング
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。