
「どうやって硬さを選んだらいいの?」
良さそうなマットレスを選んでも、自分自身に硬さ(反発力)が合わないと意味がありません。
それどころかマットレスの硬さが合わないだけで腰痛に悪影響を与える可能性もあります。
ここでは、腰痛に悪影響なマットレスの硬さと、硬さ選びで失敗しない方法を解説します。
- 腰痛に悪影響なマットレスの硬さ
- 失敗しないマットレスの硬さの選び方
目次
腰痛に悪影響を与えるマットレスの硬さとは?
- マットレスが硬すぎる場合
- マットレスが柔らかすぎる場合
ひとつずつ見ていきましょう。
マットレスの硬さが「硬すぎる」場合の影響
マットレスの硬さが硬すぎる場合は、体圧分散がされず、腰や背中などに圧力が集中し、身体の負担になります。
腰に圧力が集中することで、腰に大きく負担をかけてしまうのです。腰に大きな負担がかかってしまうので腰痛の原因になったり、腰痛が悪化してしまう可能性があります。
マットレスの硬さが「柔らかすぎる」場合の影響
マットレスの硬さが柔らかすぎる場合は、次のように腰が沈み込みすぎます。
腰が沈み込み過ぎてしまうと、正しい姿勢が取れません。長期間前かがみになるような姿勢を取ることになるので、腰に負担をかけてしまい、腰痛の原因になります。
また、柔らかすぎるマットレスは寝返りのたびにグッと体がさらに沈み込むことになり、大きな力を使うことになります。
人は寝ている時に20回程度寝返りをするとされています。寝返りがしにくいと大きく体力を使うことになり、腰にも思いがけない負担をかけてしまいます。これも腰痛の大きな原因になるのを覚えておきましょう。
硬さが合っていれば腰痛でも安心な理由
一方で、マットレスの硬さが合っている場合は体圧分散性も高くなるので腰に負荷が集中することもありません。
正しい姿勢で眠れるので、長時間腰に負担をかけることもありません。
また、ある程度の硬さ(反発力)があると、寝返りもサポートしてくれるので楽に寝返りを打てます。
腰痛に良いマットレスの硬さの選び方
- 寝返りがしにくく、寝返りの度に腰に負担がかかる
- 腰が沈み込み過ぎるので、くの字の姿勢で寝ることになり腰に負担がかかる
腰痛への影響を考えるなら、反発力の高い以下の素材を使ったマットレスを候補にしましょう
- 「ポケットコイルマットレス」
- 「ボンネルコイルマットレス」
- 「高反発ウレタンマットレス」
- 「高反発ファイバーマットレス」
高反発マットレスの硬さが基本!迷ったら硬めがおすすめ
高反発マットレスは、そのしっかりとしたサポート力から腰痛に悩む方におすすめです。硬めのマットレスは体圧を均等に分散し、正しい寝姿勢を保つのに役立ちます。特に腰や背中の負担を軽減する効果があり、寝返りもしやすくなります。初めてマットレスを選ぶ際は、高反発マットレスを検討してみてください。硬めのタイプは、広く好まれる選択肢であり、多くの人に適しています。
【体重別】腰痛に良いマットレスの硬さの選び方
体重別のマットレス硬さの目安
体重によって適したマットレスの硬さは異なります。体重50kg未満の方には柔らかめのマットレスが、50kg~70kgの方には中程度の硬さのマットレスが、70kg以上の方には硬めのマットレスが推奨されます。体重が軽いと、柔らかいマットレスでも十分なサポートが得られ、重いと硬いマットレスが体をしっかり支えてくれます。このように体重に応じた選び方をすることで、腰痛の予防や改善に効果的なマットレスを見つけることができます。
マットレスの種類別に見る腰痛に良い硬さの選び方
腰痛対策マットレスの種類 | 硬さ | 適正体重 |
---|---|---|
ポケットコイルマットレス![]() ![]() |
詰め物やコイルによって変わるが 硬すぎず柔らかすぎずが基本 |
・特になし ・多くの人に合う |
ボンネルマットレス![]() ![]() |
硬い | 80kg以上 |
高反発ウレタンマットレス![]() ![]() |
・硬さは種類によって幅がある ・ニュートン(N)という単位が大きいほど硬い |
ニュートン数によって変わる |
高反発ファイバーマットレス![]() ![]() |
やや硬め | 50kg〜80kg |
上記の適正体重に合わせて、マットレスを選ぶと自分にぴったりのものが見つかります。さらに深掘りし、それぞれのマットレスの硬さについて詳しい選び方を解説します。
ポケットコイルマットレスの硬さの選び方
ただし、以下の点には注意するようにしましょう。
- 詰め物によって硬さが変わる
- ポケットコイルによって硬さが変わる
商品によっては「かため」「ふつう」「やわらかめ」と記載されているものもありますが、ざっくりした記載なので、実際に店舗で一度寝てみることをおすすめします。
ボンネルコイルマットレスの硬さの選び方
具体的には体重が80kg以上ある方がボンネルコイルマットレスを使うと腰痛には良いでしょう。
高反発ウレタンマットレスの硬さの選び方
具体的には、次のように選ぶと良いです。
体重 | 硬さ |
---|---|
50kg以下の人 | 100〜150N |
50kg〜80kg未満の人 | 150N前後 |
80kg〜100kg未満の人 | 180N前後 |
100kg以上の人 | 200Nなどの高い反発力 |
あくまで目安にはなりますが、上記を参考にしてみてください。ただし、商品によってはおすすめの硬さ(ニュートン)は上記と異なる場合があります。その場合は、その商品を販売するメーカーの指示に従うようにしましょう。



高反発ファイバーマットレスの硬さの選び方
高反発ファイバーマットレスはやや硬めの寝心地なので、50〜80kgの腰痛持ちの方におすすめ。
ファイバー系マットレスで有名な「エアウィーヴ」では、スマートフォンを利用して硬さ診断を行う事ができます。
寝返りがしやすいマットレスの硬さとは?


寝返りしやすいマットレスの硬さの特徴と選び方
寝返りは、腰痛緩和には欠かせない要素です。寝返りを打つことで体の緊張を緩和させる効果があります。
「部屋が狭いから」「できるだけ安いマットレスがいいから」と自分の体型に合わない大きさを選んでしまうと、寝返りが打ちにくくなる可能性も。寝返りの回数が少なくなると、筋肉が緊張状態になり腰痛も悪化してしまいます。
ちょっと余裕のあるサイズを選ぶことで、マットレスから落ちる心配もなく安心して眠れるでしょう。
おすすめのマットレス:迷ったら「モットン」を選ぼう


価格(税込) | シングル:39,800円 セミダブル:49,800円 ダブル:59,800円 |
---|---|
素材 | ウレタンフォーム |
適正体重 | ソフト(140N) :45kg以下 レギュラー(170N) :46kg~80㎏以下 ハード(280N) :81㎏~ |
厚み | 10cm |
耐久性 | 高い |
保証 | 90日間返金保証あり(公式サイト限定) |
「モットン」マットレスの硬さと腰痛への効果
「モットン」は、3種類の硬さ(反発力)から選ぶことができるため、自分に合った硬さを探しやすい腰痛マットレスです。反発力が高いため寝返りがしやすく、体圧分散性に優れているので理想的な寝姿勢をキープできるので、腰痛持ちの方におすすめです。
耐久性が高いのもポイントで、8万回の耐久試験でもへたりにくいという結果が出ており、長期間使用できます。90日間の返金保証があるので、使っていて合わないと感じたら返品できるのも魅力的です。
まとめ:腰痛対策にベストなマットレスの選び方
マットレスの硬さ選びの方法を詳しく解説してきました。
硬さ選びに失敗すると、腰痛に悪影響を与える可能性があるのでここで紹介した素材別の硬さの目安をよく確認し、購入するようにしましょう。
また、マットレスに返金保証や交換保証などがあるものは失敗のリスクが低いので最初はそういったものから始めてみるのもおすすめです。
次のランキングで紹介している腰痛マットレスは、おすすめの体重も一緒に載せているので参考にしてみてください。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。
