
「敷布団の選び方ってどうすればいいの?」
数ある敷布団の中から、自分に合った敷布団を見つけるはすごく難しいと思っている方も多いと思います。
しかし、敷布団は「選び方の視点」を持って選ぶと意外と自分にあったものが見つかるものです。
このページでは、敷布団はどうやって選べば良いのか?敷布団の選び方の視点をいくつかご紹介していきます。
自分に合う敷布団はどんな種類なのか、よく分かるようになるはずです。
目次
敷布団の選び方!どの種類が合う?
最初に言っておくと、敷布団は次の5つの視点で選ぶと良いです。
- 素材の種類
- 予算
- 寝室の環境
- 腰痛対策
- 好みの寝心地
それぞれの選び方の視点について、詳しく見ていきましょう。
選び方の視点①9種類の素材の特徴から選ぶ
敷布団に敷き詰められている素材で選ぶという選び方があります。
敷布団の素材には主に次の9種類があります。
- 羊毛(ウール)
- 木綿(コットン)
- ポリエステル
- キャメル(らくだ)
- トルマリン
- ウレタン
- 綿混紡(綿+ポリエステル)
- 真綿(シルク)
- ポリエチレン
それぞれの素材についてメリット・デメリットを解説していきますので、気になる素材の敷布団を探してみてください。
種類①羊毛(ウール)

メリット | ・吸湿性高い ・放湿性高い ・寝心地が良い |
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デメリット | ・へたりやすい |
羊毛(ウール)は弾力性があり、吸湿性、さらに放湿性にも優れており、寝心地が良いことが特徴です。
あまり手入れもかからないので使い勝手が良いですが、へたりやすいのがデメリットです。
種類②木綿(コットン)

メリット | ・丈夫 ・打ち直せば長期間使える |
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デメリット | ・体圧分散性が低い ・重くて扱いにくい ・寝心地が硬い |
昔から日本人に長年愛用されている素材の木綿(コットン)。丈夫で暖かいのですが、寝心地が硬めで重く、やや扱いにくいのがデメリットです。
種類③ポリエステル

メリット | ・洗える ・安い |
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デメリット | ・吸湿性低い |
人工素材のポリエステルは洗濯できるというメリットがある反面、繊維自体が全く水を吸わないため、吸湿性が悪いというデメリットもあります。
種類④綿混紡(綿+ポリエステル)

メリット | ・手入れしやすい ・安い |
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デメリット | ・吸湿性低い |
綿とポリエステルが混ざった敷布団です。混合の割合にもよりますが、吸湿性が低いというポリエステルのデメリットを補えている反面、綿100%よりも安い価格で入手することができます。
種類⑤キャメル(らくだ)

メリット | ・寝心地が良い ・軽くて扱いやすい ・吸湿性高い ・放湿性高い |
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デメリット | ・価格が高い |
キャメルはらくだの毛で、吸湿性がよく水分もよく発散してくれます。軽くて使い勝手がよく非常に優秀な素材ではあるものの、高額というデメリットもあります。
種類⑥トルマリン

メリット | ・冬でも夏でも快適に寝られる |
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デメリット | ・練りこんだ素材に依存する |
トルマリンという硬い鉱物を素材に練りこんだ敷布団です。トルマリンには遠赤外線効果があり、冬は暖かく夏は涼しいという特徴がありますが、高額で取り扱っている店舗が少ないというのがデメリットです。
種類⑦ウレタン

メリット | ・寝心地が良い ・体圧分散性が高い ・好みの硬さを選べる |
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デメリット | ・通気性が悪い |
ウレタンは製法によって硬さを変えられるので、自分の好みに合った硬さを選べますし、体圧分散性が高いので理想的な寝姿勢をキープできるというメリットがあります。
その反面、蒸れやすく手入れを工夫しないとカビてしまうというデメリットもあります。
種類⑧真綿(シルク)

メリット | ・保温性が高い |
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デメリット | ・価格が高い ・へたりやすい |
真綿(シルク)は保温力が高いというメリットがありますが、かなり高額です。また、へたりやすいというデメリットもあり、敷布団には向かないと言われています。掛け布団としては、優秀な素材です。
種類⑨ポリエチレン

メリット | ・吸湿性高い ・放湿性高い ・寝心地が良い |
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デメリット | ・へたりやすい |
ポリエチレン素材としては、エアウィーヴのエアファイバーや、アイリスオーヤマのエアロキューブなどが該当します。
ポリエチレンを繊維状にし、複雑に絡ませて独自の弾力を実現しています。シャワーで洗えるので、常に清潔に使えるのが特徴です。
選び方の視点②予算(価格)で選ぶ
敷布団の選び方の視点で欠かせないのが、予算(価格)です。
3万円未満の敷布団
3万以下で敷布団を探すのであれば、次の種類から探すのがおすすめです。
- 木綿(コットン)
- 羊毛(ウール)
- 綿混紡(綿+ポリエステル)
- ポリエステル綿
上記以外の種類で、3万円以下の敷布団は品質が悪いものが多いです。上記であれば比較的高品質のものでも安価で手に入れやすいです。
3万以上6万円未満の敷布団
3万以上の予算があるのなら、次の種類の敷布団から探すのがおすすめです。
- ウレタン
- キャメル
- ポリエチレン
3万円以上出せれば、体圧分散性、耐久性に優れた上記の高品質な素材の敷布団も視野に入ってきます。
6万以上の敷布団
6万円以上の敷布団なら、次の種類から選ぶのがおすすめです。
- ウレタン
- ポリエチレン
6万円以上の高品質ウレタンやポリエチレンは本当に寝心地が良いですし、耐久性が高く長く使えるものが多いです。
選び方の視点③寝室の環境で選ぶ(フローリングか畳か?)
寝室の環境(フローリングか畳か)によって、避けた方が良い種類の敷布団もありますので、その辺りを詳しくみていきましょう。
畳に合う敷布団
寝室が畳なのであれば、基本的にどの敷布団を選んでも良いです。
ただし、ポリエチレンは通気性が良すぎるため、こどもがおねしょをすると畳まですぐに浸透してしまいます。
畳部屋のお子さんにポリエチレン製の敷布団を購入する場合は、防水の敷きパッドや敷布団の下に除湿シートなどを敷くようにした方が良いでしょう。
フローリングに合う敷布団
寝室がフローリングであれば、木綿や羊毛(ウール)の敷布団は避けた方が無難です。
フローリングが硬いので底つき感が出てしまい、フローリングに直接寝ているような感触になってしまう可能性があります。
ですので、次の種類の敷布団を選ぶと良いでしょう。
- ウレタン(高反発)
- ポリエチレン
特に、厚みのあるウレタンやポリエチレンであればフローリングに直置きしても底つき感は感じにくいです。
選び方④腰痛対策で選ぶ
腰痛持ちであれば、木綿などの普通の敷布団を選ぶのはよくありません。
次の条件を満たす素材の敷布団を選ぶ必要があります。
腰痛対策なら次を満たす必要あり
- 体圧分散性が高い
- 適度に反発力がある
- 耐久性が高い
上記の条件を満たす敷布団は「ウレタン」か「ポリエチレン」です。
また、ある程度厚みがないと底つき感が出てしまい、腰にも負担がかかりやすいです。
つまり、ある程度厚みがある「ウレタン」か「ポリエチレン」を選ぶのが良いです。
選び方⑤好みの寝心地(硬さ)で選ぶ
敷布団を選ぶ人の中には「譲れない好みの硬さがある!」という人もいると思います。
そういった方は、硬さで選ぶのが良いでしょう。
硬めが好きな人
硬めの寝心地が好きな人は、次を選ぶのが良いです。
- 木綿(コットン)
- ポリエステル綿
- ウレタンの硬いもの
ウレタンについては、ニュートンという単位で硬さが決まっています。
160N以上ですと、硬めの敷布団と言えるので目安にしてみてください。
やわらかめが好きな人
やわらかめが好きな人は、次の種類を選ぶと良いです。
- 羊毛(ウール)
- ウレタンの柔らかいもの
ウレタンであれば、100N以下になると柔らかめと判断できるので目安にしてみてください。
当サイトが総力を挙げて人気15メーカー(16商品)を徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
「寝心地」「耐久性」「腰痛対策」「価格・保証」を総合してどれがおすすめなのか分かりますので、敷布団選びの参考にしてみてください。