
「脚付きマットレスが欲しいけど、思いがけないデメリットがあったら嫌だなあ・・」
脚付きマットレスは、マットレスの中でもとても人気モデルです。しかし、特殊な形なのでメリット・デメリットがあるのも事実。
ここでは、脚付きマットレスのメリット5つとデメリット5つを詳しく解説していきます。
脚付きマットレスのデメリット5つ
脚付きマットレスのデメリットは次の9点です。
脚付マットレスのデメリット
- 寿命が短め
- 物を置く場所がない
- 寝心地はやや劣る
- 高級感はない
- 落下しやすい
- 脚が壊れても代えられないことが多い
- 干したりのメンテナンスがしにくい
- 搬入時に自宅の入り口の入らない場合がある
- 壁に汚れや傷が付きやすい
上記5つのデメリットをそれぞれ詳しく解説します。
デメリット①寿命が短め
脚付きマットレスは寿命が他のマットレスと比べると短めなのがデメリットです。
脚が付いていないマットレスは、裏表、上下(頭と足)を定期的に変えて、一部分にかかる負荷を分散させることで寿命を長くすることができます。
一方で、脚付きマットレスは上下(頭と足)を入れ替えることしかできず、同じ箇所に負荷がどんどん溜まっていきます。
これにより、脚付きマットレスは他のマットレスと比べると相対的に寿命が短いと言えるのです。
5年、10年レベルで使っていきたいという人には合わないマットレスです。
デメリット②物を置く場所(ヘッドボード)がない
脚付きマットレスのデメリット2つ目は、直接マットレスに脚が付いている形になるので、頭の上にスマホなどの小物を置くスペース(ヘッドボード)がない点です。
ヘッドボードのあるベッドフレームを利用している場合は、ちょっとした小物を置くスペースがあるものが多く、このスペースは絶対欲しいという人も中にはいます。
しかし、脚付きマットレスは物を直接マットレスに置くか、床に置くしかないのでその辺りの使い勝手が悪いのがデメリットです。
デメリット③寝心地はやや劣る
脚付きマットレスで寝心地重視の高級モデルというのはほぼありません。一人暮らしや学生さん向けの低価格モデルが大半というのが脚付きマットレスの特徴です。
ですので、必然的に脚付きマットレスを選ぶと、品質が低めで寝心地は他のマットレスよりも劣ってしまうということになります。
寝心地を重視したいという人は、脚付きマットレスだと満足できないという可能性が高いのがデメリットです。
デメリット④高級感はない
脚付きマットレスは高級感はないというのがデメリットの4つ目です。
シンプルで部屋に馴染みやすいという良い側面もあるのですが、寝室に高級感を出したいという人には合わないと言えるでしょう。
寝室に高級感を出したいのであれば、脚付きマットレスではないベッドマットレスを選ぶと良いです。

デメリット⑤落下しやすい
脚付きマットレスのデメリットの最後は、上下左右にガードが何もないので、部屋の角に置かないと落下しやすい点です。
大人はそこまで心配する必要はないかもしれませんが、小さいお子さんの場合は落下しやすいというは少々心配な方も多いのではないでしょうか。
デメリット⑥脚が壊れても代えられないことが多い
脚付きマットレスの脚部分がもし壊れたら、通常は代えの脚だけ取り代えることができず、本体自体を代える必要があります。
また、もし無くしてしまっても同様に本体を買い換えることになるのも、少しですがデメリットと言えます。
デメリット⑦干したりのメンテナンスがしにくい
脚付きマットレスは、通常のマットレスとは違い、次のようなメンテナンスがしにくいです。
- 陰干し
- ローテーション
ローテーションとは・・・
上下裏表を定期的に交換し、マットレスの一部に負荷が集中するのを避けるメンテナンス方法


陰干しをするにしても風通しの良いところまで持っていくのも大変ですし、ローテーションするにしても、頭と足の位置を交換するしかできず、表面と裏面の交換はできません。
脚付きマットレスの移動が難しい場合は、扇風機の風を当てて湿気を取り除くようにしましょう。
デメリット⑧搬入時に自宅の入り口に入らない場合がある
脚付きマットレスを自宅に搬入する際に、部屋の入り口の大きさによっては、入らない可能性があります。
ベランダからの搬入になってしまい、別料金がかかったり、そもそも入れられずキャンセルしなくてはいけないという可能性もあります。
必ず部屋の入り口のサイズは確認するようにしましょう。
デメリット⑨壁に汚れや傷がつきやすい
脚付きマットレスはヘッドボードがないので、肌が普通のヘッドボード付きのベッドよりも接触しやすいです。
寝返りなどで壁に傷をつけたり、汚れやすいのがデメリットと言えます。
脚付きマットレスのメリット5つ
脚付マットレスのメリット
- 安価なものが多い
- 手入れの手間があまりない
- 下のスペースをうまく使える
- シンプルデザインでスペースを無駄に取らない
- 高さ調節が可能な場合もある
- 移動しやすいので模様替えも楽
上記のメリット5つを詳しく解説していきます。
メリット①安価なものが多い
脚付きマットレスは1万円程度の安価なものが多いです。
寝心地重視の人は満足できないというデメリットもありますが、その反面、価格重視の人にはぴったりのメリットと捉えることもできます。
一人暮らしでそこまで高いマットレスは必要ないという人や、あまりお金がかけられない学生さんなどにはこのメリットは大きいですね。
メリット②手入れの手間があまりない
脚付きマットレスは手入れの手間はあまりありません。
普通のベッドマットレスだと、数週間に一回はマットレスを立てかけて風を通してあげたり、ウレタンの場合は数日に一回陰干しをするという手間が発生します。
しかし、脚付きマットレスは下に空間があるのでカビが生える心配もほとんどなく、上下の変更や、カバーの交換などの手間しかかかりません。
ボックスシーツの取り付けも、下に面しているものがないので、普通のマットレスより簡単です。
メリット③下のスペースをうまく使える
脚付きマットレスは下に空間があります。
その空間にカラーボックスなどを入れて収納スペースを作れるのも脚付きマットレスならではのメリットです。
特に、脚が長いハイタイプは空間が大きいので収納スペースとして使いやすいです。
メリット④シンプルデザインで部屋に馴染みやすい
脚付きマットレスは非常にシンプルなデザインです。
シンプルすぎて、高級感がないというデメリットの側面もありますが、好きな人は好きなデザインです。
特に、ワンルームでマットレスの存在感を出したくないという場合には脚付きマットレスのようなシンプルデザインが活躍してくれます。
メリット⑤高さ調節が可能な場合もある
脚付きマットレスは、全てではありませんが脚の高さを調節できるモデルも中にはあります。
通常のマットレスでは、高さを調節する機能は普通ありませんし、無理やり高さを調節するのであればトッパーマットレスなどを上に乗せたり、フレームを変えるしかありません。
しかし、高さ変更機能がある脚付きマットレスであれば、好みに合わせて簡単に高さを高くしたり低くしたりすることが可能になるのがメリットです。
メリット⑥移動しやすいので模様替えが楽
脚付きマットレスは、ベッドフレームがないので、比較的移動がしやすいのが特徴です。
脚に柔らかいタオルなどをかまして移動させれば床に傷を付けずに模様替えをすることも可能です。
また、脚付きマットレスには「分割タイプ」もあるので、さらに女性でも簡単に扱うことができます。
メリット⑦コンパクト
脚付きマットレスは、ベッドフレーム部分がないので非常にコンパクトです。圧迫感もないので、特にワンルームなどでは部屋が広く見えるというメリットもあります。
マットレス下のスペースも有効活用できますし、スペースが限られた部屋では重宝するでしょう。
メリット⑧シーツの付け替えが簡単
脚付きマットレスにはボックスシーツを使いますが、その付け替えは非常に簡単です。
通常のマットレスであれば、四隅を浮かして シーツを装着する必要がありますが、脚付きマットレスなら既に浮いているような状態なのでボックスシーツの付け替えが圧倒的にラクです。
メリット⑨フレームの劣化がない
ベッドフレームを使っていると、使っているうちに劣化していき、キシキシと音が鳴ってきたりしますが、脚付きマットレスではそういったことはありません。
フレーム自体がない脚付きマットレスのメリットと言えます。
メリット⑩組み立てが簡単で誰でもできる
脚付きマットレスは、製品にもよりますが、基本的には脚部分を取り付けるだけで完成してしまいます。
ベッドフレームを買うと、組み立てに時間がかかったり、重い木材などを使用するため力が必要だったりします。
力のない女性でも苦もなく組み立てることができるのは、脚付きマットレスのメリットと言えるでしょう。
メリット11. 子どもがぶつかっても安心
脚付きマットレスはベッドフレームがないので、子どもが走っていて転んでぶつかったとしてもソフトな部分にしか当たりません。
ベッドフレームがあると、角に頭をぶつけると大怪我に繋がったりするので、その点では脚付きマットレスは安心と言えるでしょう。
脚付きマットレスのメリット・デメリトまとめ
脚付きマットレスのメリットとデメリットを改めてまとめると、次のようになります。
メリット・デメリットの内容 | |
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メリット |
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デメリット |
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メリット・デメリットを総じると、ファミリータイプとしては向かないマットレスですが、一人暮らしやあまりお金を使えない学生さんなどには合っているのが脚付きマットレスと言えるでしょう。
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