
「引っ越し先にマットレスを運び出したい場合のやり方は?」
「模様替えの時にマットレスを運び出す方法を知りたい…」
中材や商品によって異なりますが、マットレスは重い場合があるので、引っ越しや模様替えで運び出す場合は注意が必要です。
そこで今回は、マットレスの運び方についてわかりやすく解説します。
- 引っ越しでのマットレスの運び方
- 模様替え時のマットレスの運び方
- マットレスを運ぶときの注意点
- 移動しやすい分割式ベッドマットレスのおすすめ4選
引っ越しでのマットレスの運び方
引っ越しでマットレスを運ぶ方法は以下のとおりです。
- 業者に依頼する
- 自分で運ぶ
- 買い替えや購入で販売店から送ってもらう
上記を順番に解説します。
業者に依頼する
引っ越し先にマットレスを運ぶ一般的な方法は、引っ越し業者に依頼することです。
家具や食器などの荷物の運搬を引っ越し業者に任せる予定なら、マットレスの運び出しも依頼しましょう。
引っ越し業者にもよりますが、専用の梱包材に包まれて運ばれるので、運搬中に汚れたり傷ついたりするリスクが抑えられます。
ただし、コイル系マットレスは圧縮ができないので、ある程度の費用を請求される可能性があります。
次の記事でマットレスの運び出しを引っ越し業者に依頼する場合について詳しく解説しているので、参考にしてください。
自分で運ぶ
引っ越しの際にマットレスをご自身で運ぶ方法もあります。
引っ越し先に持っていきたいマットレスのサイズがシングルサイズやセミダブルサイズ、ダブルサイズならミニバンのような大きめの車に積み込むことができるので、ご自身で運ぶことは可能です。
マットレスによっては圧縮袋で圧縮したり、折りたたむことでコンパクトになったりするので、一般的なサイズの車で運べる可能性もあります。
しかし、クイーンサイズやキングサイズなどのマットレスは一般的な車両で運び出すのは難しく、軽トラに積み込む、あるいはトラックで運搬するしかありません。
また、運び出すことは可能でも、引っ越し先の住居まで運搬できるかは不明です。引っ越し先が戸建住宅や低階層の集合住宅なら問題ありませんが、高層階の集合住宅の場合、エレベーターに入るか、階段で運べるかなどの懸念事項があります。
ご自身で運べれば引っ越し時の費用を抑えられますが、手間や人手が必要になると覚えておきましょう。
買い替えや購入で販売店から送ってもらう
引っ越しの際にマットレスを買い替えたり、新規購入したりして販売店から送ってもらうという方法もあります。
最近のマットレスは非コイル系だけでなく、コイル系マットレスも専用の圧縮機によって圧縮梱包されており、コンパクトな状態で配送されます。
次の表は、コイル系マットレスのNELLマットレスの梱包サイズと開梱サイズをまとめたものになります。
梱包サイズ | 開梱サイズ | |
---|---|---|
シングルサイズ | 32cm×32cm×105cm | 95cm×195cm×21cm |
セミダブルサイズ | 32cm×32cm×130cm | 120cm×195cm×21cm |
ダブルサイズ | 32cm×32cm×150cm | 140cm×195cm×21cm |
クイーンサイズ | 32cm×32cm×160cm | 160cm×195cm×21cm |
キングサイズ | 32cm×32cm×200cm | 190cm×195cm×21cm |
NELLマットレスは細長い長方形のサイズに圧縮されて配送されるので、引っ越しの際に邪魔になりにくいです。
例えば、引っ越し元の住居に送ってもらって、他の荷物と一緒に運び出すことが可能です。また、引っ越し先の住居に直接送ってもらうことで、引っ越し時の手間と荷物を減らすこともできます。
なお、圧縮梱包されているマットレスはメリットが多いですが、デメリットもあるので注意しましょう。
次の記事で、圧縮梱包マットレスについて詳しく解説しているので、参考にしてください。
模様替え時のマットレスの運び方
模様替え時のマットレスの運び方で重要なポイントは以下のとおりです。
- 仮置きの場所の確保
- 2人以上で移動させる
- 重いマットレスは毛布の上に乗せて移動
上記を順番に解説します。
仮置きの場所の確保
模様替え時のマットレスの運び方で重要なポイントは、仮置きの場所を確保することです。
マットレスはサイズによって面積は異なりますが、シングルサイズでも1.8㎡程度はあります。折りたたみや分割式マットレスなら端に寄せておくことができますが、コイル系マットレスの場合はある程度のスペースを占めるため、邪魔になる可能性があります。
そのため、模様替え時にはマットレスを寝室から運び出してから、家具の移動や交換などを行いましょう。
2人以上で移動させる
模様替え時にマットレスを運び出す際は、なるべく2人以上で移動させましょう。
マットレスは中材やサイズ、厚みによって重さが異なります。例えば、シングルサイズのウレタンマットレスは7kg~10kg程度ですが、コイル系マットレスは15kg~20kg以上あります。
ポケットコイルを採用しているNELLマットレスはクイーンサイズで34kg、キングサイズでは39.7kgとなり、1人で運び出すことは難しい重さです。
模様替え時に床や壁、家具などが汚れたり、傷ついたりしないように、マットレスを運び出す際は2人以上で移動させましょう。
重いマットレスは毛布の上に乗せて移動
模様替え時に重いマットレスを運び出す方法として、毛布の上に乗せて移動するやり方もあります。
広げた毛布やシーツの上にマットレスを降ろします。あとは、移動する際は下に敷いてある毛布やシーツを引っ張るだけです。重いマットレスを持ちあげて運ぶよりも軽い力で動かすことができます。
ただし、引っ張り方によっては毛布やシーツが破けたり、汚れたりするので、実行するときは処分する予定の物を利用しましょう。
マットレスを運ぶときの注意
引っ越し時にマットレスを運ぶときの注意点は以下のとおりです。
- マットレスの梱包
- マットレスのサイズ確認
- 搬入経路の確認
- 先にベッドの搬入と組み立て
上記を順番に解説します。
マットレスの梱包
引っ越し時にマットレスを運ぶ際は、梱包をしっかりと行いましょう。梱包が甘いと、運搬中にマットレスが汚れたり、傷ついたりして使用できなくなる可能性があります。
引っ越し業者によっては、梱包作業をご自身で行う場合があるので、次の方法を覚えておくと良いです。
- エアパッキンで梱包する
- 大型ラップで梱包する
- 使わない毛布やシーツで梱包する
おすすめはエアパッキンのような気泡緩衝材で包む方法です。梱包材でマットレス全体を巻きつけておけば、運搬中の事故から守ることができます。エアパッキンは大型のホームセンターなら販売しているので、引っ越し前に購入しておきましょう。
また、ホームセンターでは大型ラップ(ストレッチフィルム)も購入できます。ラップは緩衝材と違って衝撃に対する耐性は低いですが、厚めに巻くことで汚れや破損から守ることができます。ほかにも、使わない毛布やシーツでマットレスを包みこむ方法もあります。
なお、マットレスを梱包する際は角に注意しましょう。マットレスの運搬時にぶつけやすい箇所は四方の角のため、エアパッキンやラップ、毛布などで包み込むときはしっかりと覆います。
最後に、梱包がズレないようにガムテープで止めて、持ち運びが楽になるようにロープで結んで持ち手を作れば、梱包作業は完了です。
マットレスのサイズ確認
引っ越し時にマットレスを運び出す際は、忘れずにサイズを確認しておきましょう。エアパッキンやラップなどで梱包したことにより、マットレスのサイズは大きくなっているので、車に入らない、運び出せないなどのトラブルが起きる可能性はあります。
なお、マットレスをご自身で運び出す際に車を利用する予定なら、次のような車種を用意しましょう。
- ハイエースやタウンエースなどのワゴン車
- エルグランドやステップワゴンなどのミニバン車
マットレスを車に積み込んだら、ルームミラーの視界が塞がっていないか確認し、注意しながら運転しましょう。
搬入経路の確認
引っ越し時にマットレスを運び出したい方は、搬入経路を事前に確認しておきましょう。
搬入経路の確認で重要なポイントは以下のとおりです。
- 玄関やドアのサイズ
- エレベーターのサイズ
- 階段の踊り場のサイズ
日本のマットレスは基本的に縦幅が195cmで、ダブルサイズ以下なら横幅は140cm以下です。そのため、搬入経路のサイズを測る際は、搬入に必要なスペースとして、150cm以上あるか、あるいは200cm以上あるか確認してみましょう。
先にベッドの搬入と組み立て
引っ越し時にマットレスを運び出したい方は、引っ越し先でベッドフレームの搬入と組み立てを済ませておくと良いです。
メーカーによっては、ベッドフレームの組み立てをご自身で行います。サイズや商品によって異なりますが、30分~1時間以上かかる場合があります。
作業中はパーツや図面を広げるため、ある程度のスペースが必要になるので、マットレスがあると邪魔になる可能性は否定できません。
そのため、寝室にベッドフレームを設置してからマットレスを運び入れたほうが、スムーズに作業が進みます。
移動しやすい分割式ベッドマットレスのおすすめ4選
メーカーや商品によって異なりますが、分割できるベッドマットレスがあります。マットレスがブロックごとに分かれているので、搬入経路や車が狭くても簡単に運び出せます。
次項より、移動しやすい分割式ベッドマットレスのおすすめ4選を順番に解説します。
IWONU(イウォーヌ)マットレス!3分割で持ち運び楽々
販売価格(税込) | セミシングル:66,000円 シングル:77,000円 セミダブル:88,000円 ダブル:99,000円 クイーン:110,000円 |
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サイズ(横幅×縦幅) | セミシングル:80cm×195cm シングル:97cm×195cm セミダブル:120cm×195cm ダブル:140cm×195cm クイーン:160cm×195cm |
厚み | 22cm |
重量 | セミシングル:15.4kg シングル:17.0kg セミダブル:22.4kg ダブル:25.8kg クイーン:27.8kg |
分割 | 3分割 (※ダブル以上は6分割) |
素材 | ウレタン |
IWONU(イウォーヌ)マットレスは3分割により、好みの寝心地を選べるマットレスです。上半身、腰、脚の3つでマットレスのパーツが分かれており、表面はハード、裏面はソフトになっているので、位置を変えたりひっくり返すことで寝心地を変えられます。
また、横幅が広いダブルとクイーンではパーツが左右にも分割します。左右で硬さの組み合わせを変えられるので、パートナーと好みの寝心地が違くても問題ありません。全サイズ120日間のお試し期間が付くので、じっくりと試すことができます。
シングルは3分割、ダブルサイズやクイーンサイズは、更に右側・左側も分かれている6分割式なので、運搬時も車にらくらく積み込みができます。※ダブルサイズ積み込み例
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エアウィーヴ ベッドマットレス S01!素材も軽く3分割!
販売価格(税込) | シングル:115,500円 セミダブル:132,000円 ダブル:148,500円 クイーン:165,000円 |
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サイズ(横幅×縦幅) | シングル:97cm×195cm セミダブル:120cm×195cm ダブル:140cm×195cm クイーン:160cm×195cm |
厚み | 15cm |
重量 | シングル:16.5kg セミダブル:20.5kg ダブル:24kg クイーン:27.5kg |
分割 | 3分割 |
素材 | ファイバー |
エアウィーヴ ベッドマットレス S01はファイバー素材を用いているマットレスです。エアウィーヴが独自に開発した「エアファイバー」は通気性がよく、適度な反発力で身体を支えつつ、体圧を均等に分散するので、睡眠の質の向上を期待できます。
夏は蒸れにくく、冬は暖かいので一年を通じて使用可能なマットレスです。また、カバーの中身は丸洗いできるので、清潔な状態が長持ちします。3分割されているパーツは硬さが全て同じのため、ヘタリ防止として定期的に入れ替えましょう。
※エアウィーヴ公式で夏の快眠フェア開催(6/14~8/23迄)!配送無料サービス有り
くじらマットレス14cm!6枚分割で引っ越し楽々
販売価格(税込) | 79,800円 |
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サイズ(横幅×縦幅) | 95cm×195cm |
厚み | 14cm |
重量 | 12kg |
分割 | 6分割 |
素材 | ウレタン ポリエチレン |
くじらマットレス14cmは6枚のパーツを組み合わせることで、最大60パータンの硬さに調整できるマットレスです。上半身、腰、脚の3つが上下で分かれており、高反発と低反発の6枚のパーツを入れ替えることで体格や寝姿勢にあったカスタマイズができます。
パーツが細かいので、分解すれば運び出しやすいサイズになります。ただし、くじらマットレス14cmは4層構造で、6枚のパーツに分かれているのは上2層までです。下2層は薄いですが1枚のマットレスとなっているので、運び出す際には注意しましょう。
リテリー ATHLETE-Pro
販売価格(税込) | シングル:89,800円 セミダブル:10,800円 ダブル:128,000円 クイーン:138,000円 |
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サイズ(横幅×縦幅) | シングル:99cm×196cm セミダブル:119cm×196cm ダブル:139cm×196cm クイーン:159cm×196cm |
厚み | 23cm |
重量 | 不明 |
分割 | 6分割 |
素材 | ファイバー |
リテリー ATHLETE-Proは国内唯一の特許技術で製造された「ライトウェーブ」を採用しています。体積の90%以上が空気の層で作られており、高い通気性と保温性により快適に眠ることができます。
上半身、腰、脚の3つのパーツが上下で分かれているので、6分割できるマットレスです。3種類の硬さがあるので、組み合わせによって寝心地が変わり、より睡眠の質を高めることができます。全サイズに60日間の返品保証が付くので、寝心地を試すことも可能です。
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