
「柔らかいマットレスと硬いマットレスってどっちが良いの?」
「柔らかいベッドは腰痛対策に向いてない、疲れるって聞いたことがあるけど・・・」
柔らかいマットレスと硬いマットレス、どちらが良いか迷っている方も多いと思います。
結論を言うと、柔らかいマットレスはおすすめできません。しかし、硬すぎるのもNGで、自分に合った硬さを選ぶのが良いです。
ここでは、柔らかいマットレスはやめたほうが良い理由と、自分に合った硬さの選び方などについて徹底的に詳しく解説していきます。
- 柔らかいマットレスはやめた方が良い理由
- 自分に合った硬さの選び方
- マットレスが柔らかすぎる時に硬くする対処法
- 柔らかいマットレスがおすすめの人
目次
柔らかいベッドマットレスは腰痛に悪くやめるべき理由
当サイトでは、柔らかいベッドマットレス、つまり低反発のマットレスはおすすめしていません。
柔らかいマットレスを使うのをやめるべき理由は次の2点です。
- 腰痛・肩こりに悪い
- 疲れる・疲れが取れない
柔らかいベッドマットレスを使うと、上記のような致命的なデメリットを受けてしまうのです。
では、なぜ、上記のデメリットを受けてしまうのかという理由について詳しく解説します。
やめるべき理由①柔らかいベッドマットレスは腰痛・肩こりに悪い、体が痛い
柔らかいマットレスが腰痛・肩こりの対策にならず、むしろ悪影響ですし、体が痛くなる可能性が高いです。
腰痛・肩こりに悪いのは次が理由です。
- 寝返りが打ちにくい
- 正しい寝姿勢が保てない
柔らかいマットレスを使っていると、上のような弊害が起こり、腰や肩に大きな負担がかかってきてしまいます。つまり、腰痛・肩こりにとても悪いということです。
人は一晩に20回ほど寝返りをすると言われており、ベッドマットレスが柔らかいと、寝返りのたびに腰・肩に大きな力が必要になり負担をかけることになります。
また、柔らかいマットレスは次の図のように腰が沈み込んでしまい、正しい姿勢が保てずに腰痛の原因を作ってしまうのです。
このような理由から、ひどい場合には背中や体全体に痛みが出てしまいます。
やめるべき理由②柔らかいマットレスは疲れる・疲れが取れない・腰痛対策には不向き
柔らかいマットレスは前述したように、寝返りが非常にしにくいです。
つまり、寝返りの時に大きな体力・筋力を使うということになります。
1日20回前後の寝返りの時に大きな体力・筋力を使ってしまうので、睡眠中に疲れてしまうとか、疲れが取れないという現象が起こってしまうのです。
硬いマットレスを選べば良いというわけでもない(N値(ニュートン)を参考にする)
柔らかいマットレスがおすすめできないとはいえ、硬いマットレスを選べば良いというわけでもありません。
マットレスの硬さは、自分の身体に合ったものを選ぶべきです。
分厚いベッド用のベッドマットレスは、硬さの指標が特にないので素材で判断するか実際に寝てみて判断することになります。
一方で、ウレタンの高反発マットレスはニュートン(N)という単位で硬さを判断することができます。
ニュートン(N)とは・・・
ウレタンマットレスの硬さを表す単位。110N以上が高反発と言われている。
マットレスの硬さは次の表を目安に選ぶと失敗しにくいので参考にしてみてください。
体重 | 高反発ウレタンマットレスの硬さ |
---|---|
体重が軽い人 (40kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(90N以下) ・低反発マットレス |
体重が軽めな人 (40kg以上50kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(100〜150N) ・ポケットコイル(やわらかめ) |
標準的な体重の人 (50kg以上80kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(150N前後) ・ポケットコイル(ふつう) ・ラテックスマットレス ・ファイバーマットレス |
体重が重めな人 (80kg以上100kg未満) |
・高反発ウレタンマットレス(180N前後) ・ポケットコイルマットレス(かため) ・ボンネルコイルマットレス ・ファイバーマットレス |
体重が重い人 (100kg以上) |
・高反発ウレタンマットレス(200N以上) ・ボンネルコイルマットレス |
マットレスの柔らかさ(硬さ)については、次の記事に詳しくまとめています。
https://xn--zcktap0g6c0563a9jd.com/backache-hardness/
次の記事で紹介している腰痛マットレスには適正体重を記載していますので、参考にしてみてください。
→腰痛マットレスのおすすめ比較ランキング売れ筋20選【硬さの選び方は要注意】
へたって柔らかいベッドマットレスにも要注意!
低反発マットレスのような、最初から柔らかいマットレスではなく、へたってしまって柔らかくなったマットレスも要注意です。
マットレスの形が変わってしまっているので、寝ている時に正しい体勢が維持できません。
腰やお尻などが沈んでしまうため、腰が痛くなるのはもちろん、体や背中が痛くなり、起きた時に「なんか疲れたな」という感じになってしまいます。
せっかく疲れを取るために睡眠しているのに、逆に疲れてしまうのは本末転倒ですね。
こういった状態になってしまったら、基本的にマットレスを買い換えることをおすすめします。
→【人気41メーカー比較】マットレスおすすめランキングをチェックする
どうしても買い替えはしたくないという場合は、次で紹介するマットレスが柔らかい時の対策を試してみてください。
ベッドマットレスが柔らかすぎる時に硬くする対処法
柔らかいのは好みじゃない時など「柔らすぎるベッドマットレスを硬くしたい!」という場合もあると思います。
そんな時に固くする対処法を2つご紹介します。
柔らすぎるベッドマットレスの対処法
- マットレスの上にトッパーで補強する
- マットレスの上に敷きパッドで補強する
詳しく解説していきます。
柔らかすぎる時の対処法①マットレスの上にトッパーで補強する
ベッドマットレスが柔らかすぎる場合、トッパーで補強するというのが一番硬くする現実的な対処法です。
トッパーというのは、マットレスの上に敷いて寝心地を改善するのに使われるアイテムで、薄いマットレスを指します。
このトッパーを利用すれば、柔らかすぎるマットレスをその上に敷くトッパーの硬さに変えることができるわけです。
次で紹介しているトッパーであれば、柔らかいマットレスもしっかり補強できます。
トッパーを使う時の注意点
へたりが大きく、トッパーとマットレスの間に溝(隙間)ができる場合は、その溝を埋めないと寝心地が安定しません。
タオルなどを入れて、溝を埋めるようにしましょう。
それでも柔らかすぎる寝心地が改善しなかったり、違和感がある場合は、残念ですが新しくマットレスを買い換えるしかありません。
柔らかすぎる時の対処法②マットレスの上に敷きパッドで補強する
マットレスが柔らすぎると感じる時の対処法として、ハードタイプの敷きパッドを使うと硬くすることができる場合があります。
敷きパッドは、寝心地改善とマットレスの保護を目的に使われるアイテムです。
ただ、マットレスにへたりがあるレベルになると敷きパッドでの改善が難しいので、マットレストッパーの利用を検討した方が現実的です。
へたっている時の対策は買い替えがおすすめ
マットレスがへたっていると、柔らかすぎると勘違いしてしまいがちです。しかし、マットレスが「へたっている」のは「柔らかい」のとは全くの別物です。
何もしていないのに、腰やお尻の辺りが凹んでいる場合は「へたっている」状態なので、確認してみてください。無理に使っていると、身体に負担がかかってしまいます。
もし、へたっている場合は買い替えをおすすめします。
もしどうしても買い替えが難しいという場合は、次の記事を参考に対策してみてください。
柔らかいマットレスは軽い人におすすめ
柔らかいマットレスは基本的にはおすすめできませんが、例外の方も中にはいます。具体的には次のような人です。
- 体重が40kg以下で骨ばっている人
- 柔らかいマットレスがどうしても好きな人
体重がかなり軽い人や骨ばっている人は、柔らかいマットレスでないと痛みを感じてしまう可能性があります。
また、柔らかいマットレスがどうしても好きな人や柔らかいマットレスでないと眠れないと言う人は無理に硬めを選ぶ必要はないでしょう。
次の低反発マットレスランキングを参考に選んでみてください。
柔らかいマットレスに合う枕を知っておこう
柔らかいマットレスを選ぶのであれば、それに合う枕も知っておきましょう。柔らかいマットレスは普通よりも体の沈み込みが深くなるので低めの枕を選ぶと良いです。
体が沈み込んだ分、枕が高くなることになるので、低めの枕を選ぶことにより高さが調整されます。
→枕のおすすめ人気ランキングを見る
本ページで解説した内容をまとめると、次のようになります。
- 柔らかいマットレスは腰痛・肩こりに悪い
- 柔らかいマットレスは疲れる・疲れが取れない
- へたって柔らかくなってきた場合は、買い替えか対策が必要
- 柔らかくなったマットレスの対策はトッパーか敷きパッド
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全41メーカーを徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
コスパ抜群のマットレスはどれなのかが分かりますので、マットレス選びの参考にしてみてください。