
「正しい枕の選び方のポイントは?」
「シーン別におすすめの枕ってあるの?」
枕は選び方を間違えると、頭や首に悪影響を与える可能性があります。
インターネットショッピングなどで枕を選ぶときは、正しい枕の選び方を知っておかないと自分にピッタリの枕は手に入りません。
ここでは正しい枕の選び方のポイントとケース別のおすすめ枕を紹介します。
- 枕の選び方の4つのポイント
- ケース別のおすすめ枕
目次
正しい枕の選び方


正しい枕の選び方は次の4つになります。
正しい枕の選び方
- サイズ(大きさ)は寝返りの妨げにならないものを選ぶ
- 高さが合った枕を選ぶ
- 素材は好みの感触のものを選ぶ
- 形を選ぶ
上記選び方について、それぞれ順番に解説します。
選び方①サイズ(大きさ)は寝返りの妨げにならないものを選ぶ
枕の選び方の一つ目は、寝返りの妨げにならないサイズを選ぶことです。
寝返りをして頭が枕からズレ落ちてしまうと、目が覚めてしまい、満足のいく睡眠が得られません。
次の表は国内で購入できる枕のサイズの目安になります。
縦幅×横幅 | ||
---|---|---|
標準サイズ | シングル | 35×50cm |
セミシングル | 43×63cm | |
セミダブル | 50×70cm | |
非標準サイズ (海外製に多い) |
正方形 | 60×63cm |
大きな正方形 | 80×80cm | |
ロングサイズ | 43×100cm |
標準サイズは日本標準、非標準サイズは海外製に多いです。
現在使用している枕で、朝起きた時に頭が枕から落ちている、枕がズレているといったことが起きていなければ、同じサイズの枕を購入しても問題ありません。
ですが、朝起きた時に頭が落ちているといったことがあるなら、枕のサイズが合っていない可能性があります。ワンサイズ大きい枕を購入してみましょう。
枕のサイズについて下記記事で詳しく解説しています。



選び方②高さが合った枕を選ぶ(高さ調節できる枕もOK)
高さが合った枕を選ぶのも選び方の重要なポイントです。
枕の役割は、立っている時の姿勢を維持したまま眠れるように、首と枕の間の隙間を埋めて頭や頚椎を支えることです。
理想の枕の高さは、立っているときの姿勢を維持できる状態を指します。


枕が高いと俯きに寝ることになり、上手に呼吸ができないまま寝ることになります。


反対に、枕が低いと頚椎に負担がかかってしまい、寝苦しくなります。
枕の高さが合うかどうかは、ショップに行って実際に試してみるのが最も効率的なやり方ですが、仕事や家事で忙しいと時間が取れません。
そんな方におすすめなのが、購入してから中材を出し入れすることで高さを調節できるタイプの枕です。購入してから自分で微調整ができるため、自分にとって理想的な枕の高さを追究できます。
理想的な枕の高さについて下記記事で詳しく解説しています。



選び方③素材は好みの感触のものを選ぶ
枕の選び方の3つ目は、好みの感触の素材を選ぶことです。
枕には様々な種類の素材があり、素材ごとに特徴やおすすめの人が異なります。
次の表は枕に使用される代表的な素材の特徴や感触、おすすめの人をまとめたものになります。
特徴 | 感触 | おすすめの人 | |
---|---|---|---|
ラテックス | 優れた体圧分散性と弾力性 | 沈み込みすぎない柔らかさ | 幅広く対応 |
羽毛 | 通気性に優れていて、復元力が高い | 柔らかい | 柔らかい枕が好みの人 |
羽根 | 値段が安い 耐久性に優れる |
柔らかい | コストパフォーマンスにこだわる人 |
高反発ウレタン | 反発力高い | 適度な硬さ | しっかりと頭と首を保持したい人 |
低反発ウレタン | 反発力が低い | 柔らかい | 柔らかい枕が好みの人 |
マイクロビーズ | 超極小粒のビーズの枕 | マシュマロのように柔らかい | 柔らかい枕が好みの人 |
ポリエステルわた | ポリエステルを綿状にした素材の枕 | 柔らかく、弾力性もある | ボリューム感のある枕が好みの人 |
高反発ファイバー | 反発力が高い 洗える |
硬め | 寝返りが大きい人 |
スマッシュフォーム | フィット感・サポート性能が高い | フワフワと柔らかい感触 | 柔らかい枕が好みの人 |
ポリエチレンパイプ | 通気性が優秀 | 硬い | 枕の高さを調節したい人 |
ウール | ソフト しっかりと支える |
柔らかい | 柔らかい枕が好みの人 |
ひのき | 通気性が高い ひのきの香りがする |
硬い | 睡眠中に汗をたくさんかく人 |
小豆 | 小豆のひんやりとした冷たさ | 硬い | 睡眠中に汗をたくさんかく人 |
表にあるように、枕は柔らかい素材と硬い素材の2種類があり、人によって好みが異なります。
柔らかい枕 | 硬い枕 | |
---|---|---|
メリット | 肌触りが良く包み込まれるような感触 | しっかりと安定したサポート力 |
デメリット | 頭部が深く沈みこんでしまい、厚みがある枕でも低いと感じる | 頭との接地面が小さく、首に負担がかかりやすい |
選び方④形を選ぶ
枕の選び方の4つ目は、様々な形から目的に合ったものを選ぶということです。
枕の形は大きく分けると、長方形の標準タイプと、それ以外の様々なバリエーションの形に分けられます。
次の表は枕の代表的な形の特徴とおすすめの人をまとめたものになります。
枕の形 | 特徴 | おすすめの人 |
---|---|---|
標準タイプ | 素材をそのまま詰め込んだタイプ 中心部にボリューム |
幅広い世代で利用可能 |
ドーナツタイプ | ・中央部分が窪んでいる ・中央くぼみタイプ、ドーナツ形とも言われる |
後頭部をしっかりと支えたい人向け |
ダブルサイズタイプ | 横長タイプ ダブルサイズベッド向き |
・パートナーと一緒に寝たい人向け ・寝返りが大きい人向け |
分割タイプ | ・中材をユニットで分割 ・高さ調節できる |
枕の高さを調節したい人向け |
波形タイプ | ・シルエットが流曲線になっている | ・首元までしっかりとサポートされたい人向け |
肩までサポートタイプ | ・特殊な形状 ・頭や首だけでなく、肩や上半身までサポート |
・複数箇所を同時にサポートされたい人向け |
基本的に枕を形で選ぶときは、自分好みの形の枕を選んでも問題ありません。
もし枕の形の選び方で悩むなら、首筋を支えられて、後頭部の丸みを受け止める工夫のある形の枕を選びましょう。
枕の役割は頭と首筋を支えることで、頭や首筋とフィットしない枕だと寝苦しくなってしまいます。
枕のおすすめケース別の3選


おすすめの枕を次のケース別に解説します。
- 肩・首こりにおすすめの枕
- ストレートネックにおすすめの枕
- 横向き寝におすすめの枕
- 快眠にこだわる人におすすめの枕
それぞれ、順番に解説します。
肩・首こりにおすすめの枕(キュアレTHE MAKURA)


名称 | THE MAKURA |
---|---|
価格 | 33,000円 |
縦横サイズ | 32×58cm |
高さ | 5cm |
素材 | 独自設計のエラストゴムパイプ |
形 | 肩までサポートタイプ |
THE MAKURAは、スポーツ選手向けの枕などで使用していた、独自設計のエラストゴムパイプを使用した枕です。耐久性を向上させ、頚椎フリーを実現するための3段階構造となっています。
正面からだと標準タイプに見えますが、枕が3つのゾーンに分かれており、後頭部から首、そして肩までをしっかりとサポートすることで、首の付け根から肩までが枕によって安定しています。
肩・首こりと横寝におすすめの枕(抱かれまくら)


名称 | 抱かれ枕 MOIST |
---|---|
価格 | 9,460円 |
縦横サイズ | 80×66cm(レギュラーサイズ) |
素材 | ポリエステル ポリエチレン |
形 | 首・肩を乗せる完全サポート・抱きまくら兼用 |
抱かれ枕は、肩・首の痛みにお困りの方にぴったりな枕です。体の凹凸を埋めて体を支える為に、この独特の形状で作られています。横向き寝でも胸や肩・背中をサポートして負担を減らせるのが特徴です。本体は手洗い・カバーは洗濯機OKも嬉しいですね。
※抱かれ枕公式で10%OFFクーポンコード発行中(クーポンコード:sale10)
ストレートネックにおすすめの枕(首・肩対策まくらモットン)


名称 | 高反発まくらモットン |
---|---|
価格 | 1個単品:17,800円 2個セット:30,600円 |
縦横サイズ | 40×55cm |
高さ | 3~11cm |
素材 | ウレタンフォーム |
形 | 分割タイプ |
ストレートネックの方には、高さを細かく調整できる高反発まくらモットンがおすすめです。
頚椎が理想的なカーブを保てるように設計された枕です。ストレートネック気味の方でも、自然なカーブが描けるため、リラックスした睡眠が可能です。
8万回の耐久試験に耐え、体圧を効率よく分散することで首への負担を可能な限り軽減しています。高い評価を獲得しており、別所温泉の老舗旅館やホテルの枕としても採用されている枕です。
横向き寝におすすめの枕(YOKONE)


名称 | YOKONE3 |
---|---|
価格 | 16,200円 |
縦横サイズ | 47×65cm |
高さ | 12cm |
素材 | リラックスウレタン |
形 | 肩までサポートタイプ |
YOKONE3は、楽に横向き寝が出来るように設計された枕です。頭と首以外に肩や腕の4カ所を支える構造で、頭の重みを効率よく分散するリラックスウレタン素材により、頭の大きさや首の形状に合わせてフィット感が変わります。
2枚のシートを出し入れすることで、高さを9cm~12cmまで調節可能で、首の後ろや後頭部を気持ちよく刺激する凸凹形状のマッサージ機能を搭載しています。
快眠にこだわる人におすすめの枕(ブレインスリープピロー)


名称 | ブレインスリープ ピロー(スタンダード) |
---|---|
価格 | 33,000円 |
縦横サイズ | 35×60cm |
高さ | LOW:6~8cm STANDARD:9~11cm |
素材 | 独自素材 |
形 | 波形 |
ブレインスリープ ピロー(スタンダード)は、睡眠の質を決める最初の90分で深く眠れることを目指した枕です。独自開発した素材により頭部の通気性は高く、それでいて使い続けていると利用者の頭の大きさや重さにフィットしていくという特徴があります。
お手入れがしやすいのも特徴で、中材を取り出してシャワーで洗い流し、10分ほど風通しのいいところに置いておくだけで、カビやニオイの予防ができます。
当サイトマットレス大学が総力を挙げて全23メーカー28商品の枕を徹底比較し、スペックを数値化してランキングにしました。
最高の安眠枕はどれなのかが分かりますので、枕選びで迷っている方は参考にしてみてください。
