
「低反発マットレスが欲しいけど、できるだけ安いのがいい・・」
「安過ぎる低反発マットレスはやめた方がいいのかな・・・?」
低反発マットレスは、当サイトでは基本的におすすめしていませんが、以下のような方は検討する価値はあると思います。
低反発マットレスが合う方
- どうしても低反発の寝心地が好きな方
- 体重40kg以下の方
しかし、特に価格の安い低反発マットレスは上記のような方にもあまりおすすめできません。
- 安い低反発マットレスを推奨しない理由
- 低反発マットレスを買うなら最低限おすすめの商品2選
目次
安い低反発マットレスを推奨しない理由
安い低反発マットレスを推奨しない理由は次の4点です。
安い低反発マットレスを推奨しないワケ
- そもそも低反発マットレスは腰痛に悪影響
- 安いと著しく耐久性が低い可能性がある
- 安いと体圧分散性が低い可能性がある
- 安いと通気性が低い可能性が高い
上記、それぞれの理由について詳しく解説します。
安い低反発を推奨しない理由①低反発マットレスは腰痛の原因になる
低反発マットレスは、体圧分散性に優れていると言われていますが、体に沿うように沈み込む性質から、やはり腰部分は他の部分よりも深く沈み込んでしまいます。

正しい寝姿勢を維持できないので腰に負担がかかり、腰痛が悪化する原因になる場合があるのです。また、低反発で体が沈み込むことで、寝返りが打ちにくいです。
そして、安い低反発マットレスは、それにさらに拍車をかけて寝返りが打ちにくいです。

沈み込んだ体を反転させようと無意識に力を入れて寝返りを打つために、腰や身体全体に負担がかかってしまいます。
安い低反発マットレスは、腰痛を悪化させる可能性が高いと言えます。
安い低反発を推奨しない理由②安いと著しく耐久性が低い可能性がある
安い低反発マットレスは、著しく耐久性が低いものが多いです。
そもそも、低反発マットレスは全般的に寿命は短い傾向にあります。元に戻ろうとする反発力が最初から低い上に、時間が経つにつれて元の状態に戻す復元力が落ちてくるからです。
それに加えて、安い低反発マットレスは、通常よりもさらにウレタンの密度が低い場合があります。この密度は高ければ高いほど寿命が長くなるのですが、密度が低い安い低反発マットレスは寿命が短いと言えます。
(※密度は反発力に比例するものではなく、材料や製造の工程などによって決まるので、低反発だから密度が低い訳ではありません。)
せっかく安い値段で低反発マットレスを手に入れても、早くヘタってしまえば買い替え時期が早まって結局高コストになってしまうので、注意が必要です。
安い低反発を推奨しない理由③体圧分散性が低い可能性がある
安い低反発マットレスだと、ウレタンの体圧分散性が低く、ただの柔らかいだけのマットレスになっている場合もあります。
低反発マットレスは本来、体の重みで沈み込んで、肩から首へのカーブや腰のカーブにもフィットすることで圧力を分散させることができます。
しかし、体圧分散性が低いと、圧力を分散できずににむしろ沈み込みの深い部分に圧力が集中することになってしまいます。
やわらか過ぎるマットレスベッドでは、体圧を逃がすために重要な寝返りを妨げることにもなり、体に力が入ってしまって、快眠を得られなくなってしまいます。
安い低反発マットレスだと、低反発マットレスの特徴である寝心地の良さすら感じられない場合があるので注意が必要です。
安い低反発を推奨しない理由④安いと通気性が低い可能性が高い
低反発マットレスは、もともと体にフィットする分、暑く蒸れやすい傾向があります。
そして復元がゆっくりだということは、空気が入りにくい=通気性が悪いという、低反発の特性からくる通気性の悪さもあります。
通気性を改善するために、オープンセル構造という多孔質タイプのウレタン素材を使用したマットレスを開発したり、通気性を向上する努力をしているメーカーも多くあります。
しかし、安い低反発マットレスでは素材にこだわって通気性を持たせる工夫をしていないものが多く存在します。
通気性が著しく低いと、カビやダニ、臭いが発生する可能性が高くなるので、よりこまめなお手入れが必要になります。
低反発マットレス以外の安いおすすめマットレスは次の記事を参考にしてみてください。高反発マットレスやコイルマットレスを中心に紹介しています。

安い低反発マットレスを買うなら最低限この2選がおすすめ
低反発マットレスは価格が安いというだけで決めず、機能性とのバランス、いわゆるコストパフォーマンスに優れている商品を選ぶようにしましょう。
当サイトでは、最低限必要な機能性を持ちつつ、価格も抑えてある次の2つをおすすめします。
- トゥルースリーパープレミアケア
- テンピュールトッパー デラックス
それぞれの特徴について詳しく見てみましょう。
トゥルースリーパー プレミアケア
価格 | シングルサイズ:27,280円 セミダブルサイズ:29,480円 ダブルサイズ:31,680円 クイーンサイズ:33,880円 |
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素材 | 本体:ウレタンフォーム インナーカバー:ポリエステル100% |
通気性 | 低 |
耐久性 | 低 |
体圧分散性 | 高 |
厚み | 5cm |
保証 | 60日間返品保証、1年間交換保証 |
トゥルースリーパー プレミアケアは低反発マットレスの中でも、機能性が平均以上でリーズナブルなのでコストパフォーマンスに優れていると言えます。
抗菌、防カビ、防ダニの機能も備えているので、低反発マットレスの通気性の悪さから生じる問題を防いでくれ、清潔に使用できます。
ただし、1枚で使用するのに5cmでは底付き感を感じてしまう場合がありますので、今使っている寝具に追加する形で使うことをおすすめします。
テンピュールトッパー デラックス
価格 | シングルサイズ:49,500円 セミダブルサイズ:66,000円 ダブルサイズ:77,000円 |
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素材 | 本体:テンピュール素材 カバー生地:綿75%・ポリエステル25% |
通気性 | 低 |
耐久性 | 中 |
体圧分散性 | 高 |
厚み | 3.5cm |
保証 | 3年保証 |
テンピュールは低反発マットレスの中でもナンバー1と言ってもいいメーカーです。
テンピュールトッパー デラックスは、トッパーとしては安いとは言えませんが品質が非常に良いです。3年という保証期間を見ても、マーカー側の商品への自信が感じられます。
しかし、すでに使用している布団やマットレスの上に敷いて使用する商品なので、3.5cmと厚みはかなり薄いです。
1枚で床に敷くと、底付き感がかなりあるので、単体で使用するのは避けましょう。
低反発マットレスベッドのおすすめは、次の記事を参考にしてみてください。
以上を踏まえて、低反発マットレス以外を検討したい場合は次の記事を参考にしてみてください。