
「トゥルースリーパーみたいな低反発マットレスは腰痛が悪化するって聞いたけど本当?」
「腰痛対策するなら低反発マットレスはやめたほうが良い?」
ひと昔前までは、トゥルースリーパーをはじめとした低反発マットレスが空前のブームで、多くの方が反発力の低いタイプの、柔らかいマットレスを使用していました。
確かに、低反発マットレスの柔らかい寝心地は気持ちよく、多くの人々の心を虜にしたことは間違いありません。
しかし、「低反発マットレスは腰痛に悪い」というのが世の中の常識になりつつあります。
ここでは、低反発マットレスで腰痛が悪化する理由などについて分かりやすく解説していきます。
- 低反発マットレスで腰痛が悪化する理由
- 低反発マットレスを使っても腰痛が悪化しない人
- 腰痛になりにくい低反発マットレス
目次
トゥルースリーパー等の低反発マットレスで腰痛が悪化する3つの理由
トゥルースリーパーのような低反発マットレスで腰痛が悪化するのは、次の3つの理由からです。
低反発マットレスで腰痛悪化する理由
- 寝返りが打ちにくい
- 沈み込みすぎて正しい姿勢で寝れない
- へたりやすい
上記について詳しく解説していきます。
低反発は腰痛が悪化する理由①寝返りが打ちにくい
低反発マットレスで腰痛が悪化するのは、反発が弱く寝返りが打ちにくいことが一つ目の理由です。
低反発マットレスは、反発力が非常に低いので、寝返りをする際に体が沈み込んでしまい、大きな筋力と体力を必要とします。
人間は寝ている間に平均的に20回ほどの寝返りをすると言われており、その20回の寝返りの度に大きく筋力と体力を使うことになり負担がかかるわけです。
その寝返りの際に、当然腰にも負担がかかり、じわじわと腰にダメージを与えることになります。
これらの理由から、低反発マットレスで寝返りが打ちにくいと身体も疲れやすいですし、腰痛悪化に繋がってしまうのです。
低反発は腰痛が悪化する理由②沈み込みすぎて正しい姿勢で寝れない
低反発マットレスは沈み込みすぎて正しい姿勢で眠れないのも腰痛悪化する理由のひとつです。
理想的な寝ている時の正しい姿勢は、立っている時の姿勢です。この姿勢が腰痛にも良いのです。
しかし、低反発マットレスは、体がググッと沈み込み過ぎてしまいます。
体が沈み込み過ぎると、次のように体重のかかる腰部分が一番下に来る格好になり、正しい姿勢を保てずに明らかに腰痛には悪影響を与えてしまい悪化してしまう可能性もあるのです。
横向きに寝る場合も、背骨が大きく歪んでしまうことになり、身体には良いとは言えない姿勢で眠ることになります。
腰痛持ちの方は、立っている時の姿勢で眠れるマットレスを購入することを意識しましょう。
トゥルースリーパー等の低反発は腰痛が悪化する理由③へたりやすい
低反発マットレスが腰痛が悪化する理由の3つ目は、へたりやすいことです。
マットレスは時間が経つにつれて体重が一番かかる腰部分から徐々にへたっていきますが、低反発マットレスはその速度が早いです。
最初はそれなりの体勢で眠れていても、徐々に寝具の腰部分が凹んでしまい腰痛が悪化しやすい姿勢になってしまうのです。
低反発マットレスは耐久性に優れないということも覚えておくようにしましょう。
腰痛対策に優れたマットレスは次のランキングを参考にしてみてください。
腰痛対策なら低反発マットレスよりも高反発マットレスがおすすめ
腰痛対策を行うのであれば低反発マットレスよりも高反発マットレスの方が圧倒的におすすめです。
低反発マットレスよりも高反発マットレスの方が腰痛対策できる理由は次の2つです。
- 正しい姿勢が維持しやすく腰に負担がかかりにくい
- 寝返りがしやすく腰に負担がかかりにくい
上記のとおり、高反発マットレスは、反発力が高いので姿勢の維持と寝返りをサポートしてくれるため、腰に負担がかかりにくいというのが人気の理由です。
また、高反発マットレスに使われるウレタン素材は、低反発同様に体圧分散性に優れて寝心地も良いです。
詳しくは、次の記事にもまとめているので、気になる方はご覧ください。
低反発マットレスがおすすめな人【例外】
低反発マットレスは、一般的には腰に負担がかかるので腰痛が悪化する場合が多いです。しかし、中には低反発マットレスが合っているという方もいます。
具体的には次のような方が当てはまります。
低反発マットレスがおすすめの方
- 体重が40kg以下の方で体が骨ばっている方
- どうしても柔らかいマットレスが好きな方
そもそも、マットレスは体重に合った硬さを選ばなくては理想の睡眠は得られません。全ての人に合ったマットレスというのはなく、体重によっては、低反発が良かったり、高反発が良かったりする可能性もあるのです。
この辺りについては、次の記事を参考にしてください。
体重が軽く(40kg以下)、骨ばっている方は、やわらかい低反発マットレスでないと骨ばっている部分が痛くなり快適に眠れない可能性があります。
また、体重が軽い人は高反発マットレスを使ってしまうと、次の画像の「硬すぎる」という状態になってしまい、正しい姿勢が保つことができない可能性があります。
あとは、柔らかいマットレスの寝心地でないとどうしても寝れないというような方は(本来であれば寝返りがしやすく、正しい姿勢が保てるマットレスを選んでいただきたいですが)低反発マットレスを選ぶのがベターです。
腰痛になりにくい低反発マットレス2つの条件
低反発マットレスは基本的に腰に悪いというのが昨今の常識ですが、その中で「まだマシ」なレベルのものもあります。
「低反発マットレスの寝心地じゃないと眠れないけど、腰痛が怖い・・・」という方は次の2つの条件に当てはまる低反発マットレスを選ぶと良いです。
腰痛になりにくいマットレスの条件
- 寝返りが打ちやすい
- 体が沈み込み過ぎない
寝返りが打ちやすく、体が沈み込みすぎない低反発マットレスであれば、腰痛への悪影響を最小限にできるでしょう。
具体的には、テンピュールのフトンデラックスというものがおすすめです。
価格 | シングル:70,000円 |
---|---|
寝姿勢 | ◎ |
寝返りのしやすさ | ◎ |
通気性 | 高(オープンセル構造) |
耐久性 | 高 |
厚み | 7cm |
保証 | 5年 |
低反発マットレスなのに、寝返りが打ちやすく、沈み込み過ぎないので正しい姿勢を維持しやすく作られています。
低反発マットレスの中では高額な部類ですが、腰痛が気になる方で柔らかい寝心地が好きという方にはとてもおすすめできるマットレスです。
実際に店舗で寝てみて腰痛が悪化しない条件に合うか確かめよう
腰痛悪化しにくい低反発マットレスの条件を紹介しましたが、その2つの条件に合うかは実際に寝てみないと実感できません。
ですので、どうしても低反発マットレスの寝心地が良いという人は、一度店舗に行って条件に合うか寝転がって確かめてみることをおすすめします。
次のクエスチョンを投げかけながら実際に寝てみると良いでしょう。
- 寝返りがしやすいか?
- 体が沈み込み過ぎていないか?
- 立っている姿勢に近い状態を維持できているか?
- 高反発マットレスと比べて自分に合っているかどうか?
マットレス選びの参考にしてみてください。
低反発マットレスのおすすめは、次の記事で詳しく比較して紹介しています。
腰痛対策ができるマットレスは、次のランキングも参考にしてみてください。
体重が軽い人でトゥルースリーパーが気になる場合は、次を参考にしてみてください。
→トゥルースリーパーの口コミ・評判を詳しく見る